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【2020年】アメリカの小売市場を中国が抜いて世界一に!

世界の小売市場で最も規模が大きいのは、人口・国土も広いアメリカですが、2020年、世界の小売市場でNo1になるのが「中国」です。

アメリカは100年以上世界の小売市場を牽引し、製品・テクノロジーともに世界一の国でありましたが、コロナウイルスの影響もあり、2020年ついに小売市場で中国に抜かれることになります。

この記事では、2018年から2024年にかけての小売大国である2カ国、アメリカと中国の小売市場の推移をご紹介しつつ、今後の市場推移についてご紹介していきます。

2020年 世界の小売市場No1は「中国」

このサイトでもよく紹介しているアメリカと中国の小売市場ですが、世界の小売市場のNo1を牽引してきたアメリカを抜き、ついに中国が1位になります。

すでにEC市場ではダントツの1位を誇っていた中国ですが、人口増加やデジタル・テクノロジーの進化などを加味すると、世界一の先進国であることは間違いありません。

ちなみに世界のEC市場に関しては「海外EC市場&国別売上ランキングと、3年後伸びる商品ジャンルTOP10」でご紹介しています。

小売市場の逆転におけるポイントは、間違いなくコロナウイルスの影響です。

中国から発生したというコロナウイルスですが、中国での感染者数は2020年6月末時点で約8.3万人に対し、アメリカは259万人と約31倍もの差があります。

アメリカはコロナウイルスの影響を最も受けてしまい、アメリカ経済は非常に落ち込んでいます。

それに伴い小売市場も大きなダメージを受け、2020年に中国が1位になるということです。

練馬聡一
練馬聡一
アメリカはコロナウイルスの影響を最も受けている国なので、アメリカ経済も非常に大きなダメージを受けています。

アメリカと中国の小売市場の推移

アメリカと中国の小売市場の推移出典:emarketer.com

では実際どれくらいの推移で小売市場に開きがでてくるのでしょうか?

まず2018年には、アメリカの小売市場は5,315兆ドル、中国の小売市場は4,896兆ドルと、約419兆ドルの差がありました。

ですが2019年には、アメリカの小売市場は5,465兆ドル(約150兆ドル増)と伸びてはいるのですが、中国が5,283兆ドル(約378兆ドル増)とかなりの推移で市場が拡大しています。

そこで2020年にコロナウイルスの影響があり、アメリカの小売市場が大きく落ちることによって、微減の中国が1位になるという予測となっています。

アメリカの小売市場は4,894兆ドル

2020年のアメリカ小売市場は、2019年5,465兆ドルだったものが、4,894兆ドルとマイナス571億円(前年比-11%)となる見込みです。

やはりこの小売市場の減少の理由は、259万人もの人々が感染しているコロナウイルスの影響で、消費者自体の消費行動がなくなっていることや、それに伴う小売店舗閉鎖などが原因です。

関連記事:コロナウイルスの影響で店舗休業したブランド一覧 ルイ・ヴィトンやナイキなど

練馬聡一
練馬聡一
食品系のECは伸びたようなのですが、物販系の小売は全滅です。

中国の小売市場は5072兆ドル

そして2020年の中国の小売市場は、2019年5,283兆ドルだったものが、5,072兆ドルとマイナス211兆ドル(前年比-4%)となる見込みです。

市場自体は減少しているのですが、コロナウイルスの影響も最小限に抑えられていることもあり、微減で落着する見込みです。

中国で伸びているのは実店舗ではなく圧倒的にEコマースです。

中国のECを牽引しているのが、Tmall(天猫)JD(京東)で、その2つのプラットフォームで中国ECの8割を占めます。

関連記事:中国ネット通販、EC売上ランキングTOP10位を発表!

さらに他のEコマースプラットフォームも躍進を続けており、中国は世界一のEC大国になっています。

練馬聡一
練馬聡一
中国は独自のEC市場が形成されていますからね。

2023年以降は中国が市場を引き離す

とはいえ2021年〜2022年に関しては、アメリカの小売市場は回復し、世界の小売市場の1位に返り咲くという予測です。

関連記事:【2020年最新】アメリカ小売業のEC売上シェアランキングTOP10、1位アマゾン、2位ウォルマート

ですが2023年にはまた中国が1位となり、その後小売市場の差は開いていき、圧倒的に中国に差をつけられると思われます。

練馬聡一
練馬聡一
つまり2023年以降は世界の小売市場は中国が牽引していくということですね。

人口増加とEC化が小売市場拡大のポイント

さきほど述べましたが、中国が世界で最も人口の多い国ということはご存知だと思いますが、実はデジタル化が最も進んでいる国が中国で、特にモバイル端末(スマートフォン)のテクノロジーも進んでいます。

中国の人々はスマートフォンで商品を買い、進化している物流網を上手く活用しながら、Eコマースで商品を購入しています。

世界の高級ブランド市場の今後は?コロナ影響で24兆5250億円となる見込み」でご紹介している記事でも、今後の高級ブランド市場の中心も中国となっていくこともほぼ間違いないでしょう。

練馬聡一
練馬聡一
独自のテクノロジーも進化しているし、アメリカとの差はどんどん広がっていくでしょう。

世界の小売市場の中心は中国に

ここまでご覧いただきありがとうございます。

世界の小売市場で最も規模が大きいのは、人口・国土も広いアメリカですが、2020年、世界の小売市場でNo1になるのが「中国」です。

アメリカは100年以上世界の小売市場を牽引し、製品・テクノロジーともに世界一の国でありましたが、コロナウイルスの影響もあり、2020年ついに小売市場で中国に抜かれることになります。

2018年には、アメリカの小売市場は5,315兆ドル、中国の小売市場は4,896兆ドルと、約419兆ドルの差がありました。

ですが2019年には、アメリカの小売市場は5,465兆ドル(約150兆ドル増)と伸びてはいるのですが、中国が5,283兆ドル(約378兆ドル増)とかなりの推移で市場が拡大しています。

そこで2020年にコロナウイルスの影響があり、一時的に中国が世界一になりますが、2023年以降は中国が圧倒的な小売市場の拡大により差が開いていく予測です。

今後世界の小売市場は中国が牽引していくことになりますので、ぜひ中国の市場はチェックしていきましょう。