日本企業のブランド価値ランキングTOP40位を発表

【2020年最新】日本企業のブランド価値ランキングTOP40位を発表!

2019年2月に日本企業のブランド価値をランキングする、「Best Japan Brands 2019」が、インターブランドジャパン社から発表されました。

国内企業はブランディングやマーケティングのために様々な活動を行っているわけですが、この調査では、ブランドの影響力から、財務力、収益がでているか?という観点からブランドが評価されています。

この記事では、同調査で発表された日本企業の、グローバルブランド(海外売上比30%以上)と、国内ブランド(海外売上比30%以下)のベスト40位をご紹介します。

インターブランドとは?

インターブランド社とは、1974年にイギリス(ロンドン)で設立した、ブランディングの専門会社です。世界17カ国で21つのオフィスを展開しており、企業のブランディングとビジネス展開を推進しています。

インターブランド・ジャパン社については、1983年に発足し、現在は広尾にオフィスを構えています。

ブランドランキング 評価対象の基準

この国内企業「ブランド価値ランキング」ですが、どのような評価でランキングされているかというと、まず日本発の企業・ブランドであることが前提、上場企業が対象、世界一般的に知られていることが基準になっています。

練馬聡一
練馬聡一
たしかに上場していないと売上や利益の業績を分析できないですからね!

・日本発のブランドであること:日本の企業によって生み出されたコーポレートおよび事業ブランドであること

・各種財務情報が公表されていること:2018年10月31日時点で上場しており,アナリストによる業績予測が入手可能な企業であること

・「Japan’s Best Global Brands」では,2017年度実績で,ブランドを冠する事業の海外売上高比率が30%以上であること(「Japan’s Best Domestic Brands」では30%未満,「Best Global Brands 2018」ランクインブランドは 2018 年度のブランド価値を適用))

・グローバルで一般に認知されていること
引用:https://www.interbrandjapan.com/ja/brandranking/method.html

ブランドランキング 評価方法

このブランド価値ランキングを図る評価方法については、おおきく3つの指標で決められています。

  1. 財務分析(現在企業として利益が出ているか?)
  2. ブランドの役割(現在ブランドとして利益を出しているか?)
  3. ブランド強度(そのブランドが将来利益を出し続けられるか?)

この3つの指標をもとに、「将来的に収益が伸びていくか」という視点で、ブランドの価値を評価しています。

練馬聡一
練馬聡一
なので直近で急成長しているだけの企業・ブランドは、ランクインの対象に入らないわけですね。

その指標をもとに発表された、日本企業のブランド価値ランキングを「グローバルブランド編(海外売上比30%以上)」と「国内ブランド編(海外売上比30%以下)」の各ベスト40位をご紹介します。

日本企業のグローバルブランド TOP1位〜20位(海外売上比30%以上)

順位 企業/ブランド名 ブランド価値(USドル) ブランド価値(円) 前年比 前年順位
1 トヨタ $53,404,000,000.00 5兆8744億4000万円 106% 1
2 ホンダ $23,682,000,000.00 2兆6050億2000万円 104% 2
3 日産 $12,213,000,000.00 1兆3434億3000万円 106% 3
4 キャノン $10,380,000,000.00 1兆1418億円 106% 4
5 ソニー $9,316,000,000.00 1兆247億6000万円 110% 5
6 三菱UFJ $6,807,000,000.00 7487億7000万円 101% 6
7 パナソニック $6,293,000,000.00 6922億3000万円 105% 7
8 ユニクロ $6,235,000,000.00 6858億5000万円 119% 8
9 任天堂 $4,696,000,000.00 5165億6000万円 119% 10
10 スバル $4,214,000,000.00 4635億4000万円 105% 9
11 三井住友 $3,335,000,000.00 3668億5000万円 98% 12
12 ブリヂストン $3,324,000,000.00 3656億4000万円 110% 13
13 ミズノ $2,410,000,000.00 2651億円 90% 14
14 花王 $2,340,000,000.00 2574億円 NEW NEW
15 資生堂 $2,324,000,000.00 2556億4000万円 130% 18
16 スズキ $2,270,000,000.00 2497億円 123% 17
17 東京海上 $1,999,000,000.00 2198億9000万円 104% 15
18 コマツ $1,798,000,000.00 1977億8000万円 116% 19
19 マツダ $1,728,000,000.00 1900億8000万円 92% 16
20 無印良品 $1,599,000,000.00 1758億9000万円 115% 20

日本企業のグローバルブランドベスト3は、前年から引き続き、「1位:トヨタ 2位:ホンダ 3位:日産」と、すべて日本が誇る自動車ブランドが独占しています。

練馬聡一
練馬聡一
10位のスバル、16位のスズキ、19位のマツダをはじめ、日本が世界に誇る、自動車メーカー・ブランドが日本のグローバル化の中心になっているんですね!

今回NEWと記載している「花王」ですが、こちらは海外売上比が今年30%を超えたため、一気に14位にランクインしています。というのも花王の売上高は、連結で1兆5080億円におよび、営業利益も2077億円という超優良企業で、現在は100を超える国や地域で販売をしています。

8位のユニクロもブランド価値額が前年比119%となっており、海外・国内問わず高い評価を得ていますし、国内はECに特に力を入れています。こちらで紹介している「ファッション・アパレルECサイト売上高ランキングTOP50」でも、断トツの1位です。

ちなみに海外の高級ファッションブランドの価値ランキングは「高級ブランドの価値ランキングTOP10が発表!2019年1位はルイ・ヴィトン」で紹介しています。

練馬聡一
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任天堂も同じくブランド価値額を119%となってますが、これはNintendo Switchの好調もありますね!

日本企業のグローバルブランド TOP21位〜40位(海外売上比30%以上)

順位 企業/ブランド名 ブランド価値(USドル) ブランド価値(円) 前年比 前年順位
21 ダイキン $1,518,000,000.00 1669億8000万円 111% 21
22 ユニ・チャーム $1,387,000,000.00 1525億7000万円 112% 23
23 シマノ $1,294,000,000.00 1423億4000万円 103% 22
24 日立 $1,201,000,000.00 1321億1000万円 106% 24
25 ヤマハ $1,195,000,000.00 1314億5000万円 120% 27
26 デンソー $1,133,000,000.00 1246億3000万円 114% 28
27 三菱電機 $1,053,000,000.00 1158億3000万円 100% 26
28 ヤクルト $918,000,000.00 1009億8000万円 106% 31
29 リコー $906,000,000.00 996億6000万円 103% 30
30 オムロン $872,000,000.00 959億2000万円 115% 39
31 アシックス $857,000,000.00 942億7000万円 76% 25
32 味の素 $852,000,000.00 937億2000万円 90% 34
33 野村ホールディングス $845,000,000.00 929億5000万円 105% 32
34 キッコーマン $844,000,000.00 928億4000万円 109% 35
35 ニコン $843,000,000.00 927億3000万円 94% 29
36 イスズ $819,000,000.00 900億9000万円 108% 37
37 クボタ $802,000,000.00 882億2000万円 106% 38
38 富士通 $800,000,000.00 880億円 102% 33
39 テルモ $795,000,000.00 874億5000万円 NEW NEW
40 マキタ $790,000,000.00 869億円 NEW NEW

前年から大きく順位を上げているのは30位の「オムロン」ですね。2018年決算で連結売上高が8600億円と過去5年間で最高額、営業利益も859億円と好調ということもあり、2020年に向けた「世界中の人々の健康で健やかな生活への貢献」ということも評価されていますね。

39位の「テルモ」も、海外売上比が今年30%を超えたため、2019年に新しくランクインしています。40位の電動工具でおなじみの「マキタ」は3年ぶりのランクインです。

練馬聡一
練馬聡一
日本を代表し、海外でも知名度が高いブランドのベスト40位でした。続いては国内ブランドトップ40位を紹介します!

日本企業の国内ブランド TOP1位〜20位(海外売上比30%以下)

順位 企業/ブランド名 ブランド価値(USドル) ブランド価値(円) 前年比 前年順位
1 NTTドコモ $9,732,000,000.00 1兆705億2000万円 99% 1
2 ソフトバンク $5,523,005,523.00 6075億3060万7530円 94% 2
3 au $4,685,009,370.00 5153億5103万700円 102% 3
4 リクルート $3,947,011,841.00 4341億7130万2510円 116% 4
5 楽天 $2,626,010,504.00 2888億6115万5440円 92% 5
6 サントリー $2,342,011,710.00 2576億2128万8100円 106% 6
7 アサヒ $2,091,012,546.00 2300億1138万60円 125% 9
8 キリン $2,007,014,049.00 2207億7154万5390円 116% 8
9 日清 $1,184,009,472.00 1302億4104万1920円 101% 11
10 JAL $1,081,009,729.00 1189億1107万190円 98% 12
11 セコム $980,009,800.00 1078億107万8000円 95% 13
12 コーセー $895,009,845.00 984億5108万2950円 127% 16
13 ローソン $884,010,608.00 972億4116万6880円 75% 10
14 三菱地所 $869,011,297.00 955億9124万2670円 101% 14
15 LINE $729,010,206.00 801億9112万2660円 101% 15
16 ダイワハウス $668,010,020.00 734億8110万2200円 112% 22
17 三井不動産 $652,010,432.00 717億2114万7520円 102% 20
18 カルビー $611,010,387.00 672億1114万2570円 88% 18
19 かんぽ生命 $605,010,890.00 665億5119万7900円 94% 19
20 第一生命保険 $605,011,495.00 665億5126万4450円 102% 23

日本企業の国内ブランドベスト3は、前年から引き続き、「1位:NTTドコモ 2位:ソフトバンク 3位:au」と、すべて携帯キャリアが独占しています。

練馬聡一
練馬聡一
総務省の発表によると、情報通信機器の保有状況は、「モバイル端末全体1」及び「パソコン」の世帯保有率は、それぞれ94.8%、72.5%なので、あたりまえですかね!

4位の「リクルート」、5位の「楽天」はサービス提供(メディアやEC)を展開している企業ですが、それ以降は大手食品メーカー・ブランドが軒を連ねています。

ブランド価値額が前年を大きく上回っているのが12位の「コーセー」で、昨年16位から4ランクアップしています。コーセーは2017年に過去最高益を達成したことが、ランクアップしている要因です。

13位の「ローソン」は、コンビニエンスストアではトップで、22位の「ファミリーマート」よりもブランド価値ランキングとしては大きく上回っています。

練馬聡一
練馬聡一
勝手にファミリーマートのほうが上だと思っていた・・・。

日本企業の国内ブランド TOP21位〜40位(海外売上比30%以下)

順位 企業/ブランド名 ブランド価値(USドル) ブランド価値(円) 前年比 前年順位
21 明治 $595,011,900.00 654億5130万9000円 96% 21
22 ファミリーマート $594,012,474.00 653億4137万2140円 85% 17
23 NEC $545,011,990.00 599億5131万8900円 98% 24
24 バンダイナムコ $539,012,397.00 592億9136万3670円 115% 25
25 ZOZO $490,011,760.00 539億129万3600円 138% 32
26 オリックス $478,011,950.00 525億8131万4500円 108% 26
27 損保ホールディングス $474,012,324.00 521億4135万5640円 116% 27
28 TOTO $423,011,421.00 465億3125万6310円 104% 29
29 マツモトキヨシ $388,010,864.00 426億8119万5040円 121% 34
30 佐川急便 $387,011,223.00 425億7123万4530円 NEW NEW
31 積水ハウス $382,011,460.00 420億2126万600円 100% 30
32 りそな銀行 $379,011,749.00 416億9129万2390円 93% 28
33 ニトリ $367,011,744.00 403億7129万1840円 121% 37
34 三井住友信託銀行 $354,011,682.00 389億4128万5020円 111% 35
35 ABCマート $334,011,356.00 367億4124万9160円 101% 33
36 ヤマト運輸 $308,010,780.00 338億8118万5800円 85% 31
37 ライオン $286,010,296.00 314億6113万2560円 NEW NEW
38 ガスト $285,010,545.00 313億5115万9950円 104% 38
39 ポーラ $283,010,754.00 311億3118万2940円 NEW NEW
40 メルカリ $282,010,998.00 310億2120万9780円 NEW NEW

25位の「ZOZO」ですが、現在提携ブランドによるZOZO離れが懸念されていたり、プライベートブランドやZOZOスーツの不振が目立っていますが、32位から25位にランクアップしています。

練馬聡一
練馬聡一
ぜひ前澤社長には月に行って夢を見させてほしい!

新しくランクインした企業ブランドとしては、30位の「佐川急便」、37位の「ライオン」、訪問販売やECが好調な39位の「ポーラ」、昨年上場した40位の「メルカリ」です。

企業ブランディングを行って競合他社と差をつけよう!

ここまで読んでいただいてありがとうございます。

国内企業は様々な活動を行っているわけですが、この調査ではブランドの影響力から、財務力、収益がでているか?という観点で、「将来的に収益が伸びていくか」という視点で、ブランドの価値を評価しています。

国内外問わず認知されていくことは、消費者に対して「共通のイメージ」をもたせることができ、そのブランディングに成功すると、

  • 価格競争・比較対象になりづらい
  • 長期的な売上を期待できる
  • 仕入れ原価が下がる

このような大きなメリットがあります。詳しくは「企業ブランディングの意味って何?成功すると得られる3つの効果」で解説しています。

ぜひここまでのブランドでなくても、企業ブランディングを行って国内外で評価されるブランドを目指していきましょう。

記事をご覧いただきありがとうございます。ブランドという観点ではないですが、日本の小売業の売上・営業利益のランキングを「国内小売企業の売上高&営業利益ランキングTOP50を発表!」でご紹介しています。ご興味があればご覧ください。