【2024年最新】サービス業界 売上高ランキングTOP50 1位電通、2位リクルート

「サービス業界」といわれている会社は、どんな企業でどれくらいの売上高があるのでしょうか?

国内でサービス業とカテゴライズされている企業の売上は、2019年までは増加傾向にありましたが、2022年以降は減少傾向にあります。

この記事では国内のサービス業と言われている業態を紹介しつつ、サービス業界に属する企業の売上ランキングTOP50を紹介します。

25兆円規模 サービス業界の分類

国内において「サービス業」といわれる企業の分類は多岐にわたり、多くの企業がサービス業界にカテゴライズされています。

主な分野としては、

  • 広告
  • インターネットサービス
  • コンサルティング
  • ビジネス系アウトソーシング
  • 警備
  • 人材派遣
  • コールセンター
  • 旅行代理店
  • 観光・レジャー
  • ブライダル
  • 葬儀
  • 教育
  • 保育
  • 介護

と様々な業態に分類されています。

上記の青字で記載した企業は2020年~2021年で業績を伸ばしており、インターネットやコンサルティング、コールセンターやアウトソーシング、介護などは昨対比を上回っています。

練馬聡一
練馬聡一
コロナにおいてEコマース系の広告やコンサル、コールセンターなどは増加傾向です。

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落ち込んでいる企業は、上記赤字の葬儀やブライダル、旅行代理店や観光など、コロナの影響を多大に受けてしまった企業です。

全体的には売上高が前年比8%の減少となり、売上が半分以下になってしまった企業も少なくありません。

広告代理店業もインターネットを中心とした企業は昨年よりも増加傾向にありますが、テレビや新聞などを中心とした総合広告代理は、電通グループで-12%、博報堂DYが-11%と、厳しい状況が続いています。

関連記事:テレビの広告費は、2022年以降は広告市場の1/4を下回る見込み

そんな厳しい状況が続いていますが、国内ではやっとコロナ明けの兆しが見えてきたので、これから業績を上げていく企業は多数あります。

では本題のサービス業界の売上ランキングTOP50を紹介します。

サービス業界の売上ランキングTOP1~10位

順位 会社名 売上高
1 電通グループ 4兆4,982億円
2 リクルートホールディングス 2兆2,693億円
3 楽天 1兆4,555億円
4 博報堂DY ホールディングス 1兆2,979億円
5 セコム 1兆358億円
6 パーソルホールディングス 9507億円
7 サイバーエージェント 4785億円
8 綜合警備保障 4699億円
9 エイチ・アイ・エス 4302億円
10 ベネッセHD 4275億円

売上ランキング1位にランクインしているのは、日本が誇る総合広告代理店の「電通グループ」で、売上高は4兆4,982億円、前年比は-12.6%となっています。

続いて2位にランクインしているのは、売上高2兆2,693億円の人材からメディア、様々なサービスを展開している「リクルートホールディングス」です。

上記のランキングでも前年比を伸ばしているのは、

  • 楽天
  • サイバーエージェント

上記の2社だけです。

楽天はコロナにおいてEC需要が高まっていること、サイバーエージェントはEコマースなどのインターネット広告で需要が高まっています。

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練馬聡一
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広告代理店トップ3は長年、①電通 ②博報堂 ③ADKだったのですが、ついにサイバーエージェントとADKが入れ替わるという大ニュースが起きました。

サービス業界の売上ランキングTOP11~20位

順位 会社名 売上高
11 アウトソーシング 3667億円
12 トランス・コスモス 3364億円
13 パソナグループ 3345億円
14 リログループ 3336億円
15 イオンディライト 3000億円
16 ニチイ学館 2606億円
17 H.U.グループホールディングス 2230億円
18 カナモト 1790億円
19 オリエンタルランド 1705億円
20 エムスリー 1691億円

続いて11位以降のランキングです。

こちらは人材の「アウトソーシング」や、DX推進やBPO・コールセンターを展開する「トランス・コスモス」をはじめ、ディズニーランドを展開する「オリエンタルランド」など、サービス業の売上レンジは、3600億円~1600億円ほどになります。

想像どおりオリエンタルランド以外は前年比を上回っていますが、注目はやはり20位にランクインしている「エムスリー」です。

エムスリーは、医療従事者を対象とした医療ポータルサイトの「m3.com」を展開しているソニーの関連記事です。

世界で600万人以上の医療従事者が利用しており、Forbesの世界で最も革新的な成長企業ランキングで日本で1位、世界でも5位にランクインしている企業です。

練馬聡一
練馬聡一
時価総額も4兆円を超え、国内でも34位です。

サービス業界の売上ランキングTOP21~30位

順位 会社名 売上高
21 リゾートトラスト 1675億円
22 テクノプロ・ホールディングス 1613億円
23 ダスキン 1537億円
24 西尾レントオール 1512億円
25 ワールドホールディングス 1435億円
26 ビー・エム・エル 1385億円
27 ディー・エヌ・エー 1369億円
28 ベルシステム24ホールディングス 1357億円
29 りらいあコミュニケーションズ 1276億円
30 共立メンテナンス 1212億円

続いては21位~30位のランキングです。

こちらも共立メンテナンスが昨年比を割っていますが、それ以外のほぼ全社が前年比増を達成しています。

21位のリゾートトラストは総合観光企業ですが、直近の決算では会員権販売が過去最高の契約高となり、売上増を達成しています。

上記で特に前年比を上回っているのが、臨床検査業の26位「ビー・エム・エル」、IT・デジタルをはじめゲームやメディア事業を行う、27位の「ディー・エヌ・エー」です。

練馬聡一
練馬聡一
コロナで打撃をくらってしまった企業でも、回復の兆しが見えてきていますので、今後のサービス業界も期待ができますね。

サービス業界の売上ランキングTOP31~40位

順位 会社名 売上高
31 ミクシィ 1193億円
32 ウィルグループ 1182億円
33 トーカイ 1180億円
34 日本工営 1178億円
35 UTグループ 1151億円
36 日本ハウズイング 1149億円
37 イチネンホールディングス 1126億円
38 シダックス 1101億円
39 乃村工藝社 1077億円
40 ソラスト 1061億円

続いてはサービス業界における31位~40位のランキングです。

上記のランキングで昨年比を割っているのが、38位の「シダックス」、39位の「乃村工藝社」です。

シダックスは外食産業や給食事業を展開していますが、コロナの影響を受けやすい企業です。

乃村工藝社は、展示会やイベントのデザインや施工を行っている企業で、ディスプレイにおいては、丹青社とならび2大企業とされています。

練馬聡一
練馬聡一
シダックスはカラオケ事業を2018年に譲渡していますが、大打撃になるところでしたねね・・。

関連記事:【最新】飲食業界・外食チェーン企業 売上ランキングTOP50

なかでも大きく前年比が増加している企業は、

  • UTグループ(アウトソーシング事業など)
  • イチネンホールディングス(自動車リース・受託事業など)
  • ソラスト(医療・教育・福祉など)

上記の3社で、コロナの影響を受けづらい業種の企業が大きく業績を伸ばしています。

サービス業界の売上ランキングTOP41~50位

順位 会社名 売上高
41 日本管財 1041億円
42 メイテック 966億円
43 夢真ビーネックスグループ 951億円
44 ツクイ 932億円
45 デジタルホールディングス 887億円
46 KNT-CTホールディングス 878億円
47 ヒューマンホールディングス 858億円
48 シミックホールディングス 760億円
49 ユー・エス・エス 748億円
50 丹青社 692億円

最後に41位~50位のランキングです。

上記にランクインしている企業の売上高は同等~減少している企業が多いですが、

  • 夢真ビーネックスグループ

のみ、前年比を大幅に増加させています。

同社は1997年創業で、2007年に上場。製造業向けの人材派遣、開発系の技術者派遣の2本柱で、2021年に夢真と合併することで、建設技術者派遣も加わっています。

練馬聡一
練馬聡一
振り返るとコロナが業績を加速させている企業が多いですね。

コロナを乗り越え市場拡大が進むのか?

ここまでご覧いただきありがとうございます。

「サービス業界」といわれている会社はどのような企業でどれくらいの売上高があるのでしょうか?

国内でサービス業とカテゴライズされている企業の売上は、2019年までは増加傾向にありましたが、2021年にかけ売上が減少傾向にあります。

「サービス業」といわれる企業の分類は多岐にわたり、多くの企業がサービス業界にカテゴライズされています。

インターネットやコンサルティング、コールセンターやアウトソーシング、介護などは昨対比を上回っており、落ち込んでいる企業は、葬儀やブライダル、旅行代理店や観光など、コロナの影響を多大に受けてしまった企業です。

広告代理店業もインターネットを中心とした企業は昨年よりも増加傾向にありますが、テレビや新聞などを中心とした総合広告代理は、電通グループで-12%、博報堂DYが-11%と、厳しい状況が続いています。

そんな厳しい状況が続いていますが、国内ではやっとコロナ明けの兆しが見えてきたので、これから業績を上げていく企業は多数あると思いますので、動向をチェックしていきましょう。