【2024年最新】アジアで最も評価の高い企業ランキングTOP10 1位サムスン、2位トヨタ

世界の企業でトップにランクインしているのは、GAFAMと言われるグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン、マイクロソフトのテクノロジー企業です。

これは売上・財務・時価総額をはじめ世界でもトップ企業といわれていますが、アジアではどのような企業がトップ企業といわれているのでしょうか?

この記事ではアジア品質管理学会から品質信頼指数をベースに、アジアにおけるトップ企業ランキングを発表しつつ、ランクインしている企業の特徴について解説します。

練馬 聡一
日本では聞き慣れない企業も多いので、ぜひチェックしてみてください。

アジア品質信頼指数ランキングとは?

出典:アジア品質管理シンポジウム(ANQ)

アジア品質管理指数評価とは、アジア品質管理学会「ANQ」が毎年行っている、ANQ Congress(アジア品質管理シンポジウム会議)で発表している指数評価です。

この指数はアジア13カ国における78社を、3年間の売上や利益を中心とした経営実績や、製品の品質、サービスの品質、プラットフォームの品質、価値をはじめ、アジア19カ国の専門家が12項目で評価しています。

その「品質管理指数評価」でランキングされたTOP10企業を、以下で解説します。

アジアのトップ企業ランキングTOP10

ランキング 会社名 本社所在地 主要製品
1 サムスン電子(Samsung Electronics) 韓国 電子機器、半導体
2 トヨタ自動車(TOYOTA) 日本 自動車
3 ファーウェイ(Huawei) 中国 通信機器、スマートフォン、半導体
4 ソニー(Sony) 日本 電子機器、半導体、総合機器
5 ロスネフチ(Rosneft) ロシア 石油、天然ガス、石油製品
6 上海汽車集団(SAIC) 中国 自動車
7 ルクオイル(Lukoil) ロシア 石油、天然ガス、石油製品
8 三菱(MITSUBISHI) 日本 電子機器、金融、機械
9 タイ石油公社(PTT) タイ 石油、ガス、石油化学、発電
10 プルタミナ(Pertamina) インドネシア 石油、ガス、石油化学

1位 サムスン電子(Samsung Electronics)

サムスン

1位はサムスン電子が2年連続のランクイン。

日本ではスマートフォンのGalaxyが有名ですが、1969年の創業当時は白物家電を扱う家電メーカーです。

今ではスマートフォンやフラッシュメモリ、テレビやディスプレイなどの世界シェアは1位となり、時価総額は韓国株式市場の25%を占める、韓国最大の企業です。

練馬 聡一
世界企業ランキングでも11位になっているので、明らかにアジアNo.1の企業ですね。

2位 トヨタ自動車(TOYOTA)

 

トヨタ

2位にランクインしたのは日本でも時価総額1位のトヨタ自動車です。

20年3月期での連結売上は2兆4428億6900万円で、単独でも12兆7297億3100万円という売上です。

トヨタは説明の必要がないと思いますが、「日本企業のブランド価値ランキングTOP40位を発表!」でも1位にランクインしており、間違いなく日本でも最高の企業です。

練馬 聡一
ちなみにダイハツや日野もトヨタが親会社です。あとスバルも筆頭株主です。

3位 ファーウェイ(Huawei)

ファーウェイ

3位にランクインしているのは1987年に創業された中国の通信機器・ネットワーク・スマートフォンなどを展開しているファーウェイです。

日本ではSIMフリーのスマートフォンなどが有名ですが、世界のトップ通信企業の50社のうち45社にプロダクトやソリューションを展開する世界最大の通信機器ベンダーとなりました。

日本ではiPhoneのシェアが高いですが、世界では一時的にアップルを抜いて世界2位になったこともあるという超有名企業です。

練馬 聡一
大手町にジャパン社があり、華為技術日本株式会社という名前で展開しています。

4位 ソニー(Sony)

 

ソニー

4位にランクインしているのが、我らが日本企業であるソニーです。

1945年の創業以降、資本金19万円で真空管電圧計の製造販売を行っていたのですが、今や電化製品からスマートフォン、ネットワーク構築などを含めた世界的企業に成長しています。

資本金8,802億円、売上高は8兆9993億円にのぼる企業です。

練馬 聡一
メインのプロダクト以外でも、不動産から銀行、芸能などすべてにおいて事業展開していますね。

5位 ロスネフチ(Rosneft)

ロスネフチ

5位にランクインしているのがロシアのエネルギー企業である、ロスネフチです。

1993年に設立された国営の石油会社ではありますが、国内外の石油・ガス関連企業を買収し傘下に収め、企業規模を拡大しています。

国営の企業でありながら上場している企業であり、ロシアのエネルギー大臣も役員となっているような、資源外交を担っている企業です。

練馬 聡一
日本ではほぼ聞いたことがない企業ですが、ENEOSに近い感じですかね。

6位 上海汽車集団(SAIC)

SAIC

6位にランクインしているのが、中国の自動車メーカーである上海汽車集団です。

1958年に設立された企業で、第一汽車、東風汽車とならび中国の3代自動車メーカーのひとつです。

こちらも日本では聞き慣れない企業ですが、フォルクスワーゲンやアメリカのゼネラルモーターズとの合弁会社を設立したり、キャデラックやシボレーモデルも生産しています。

練馬 聡一
中国は世界で最もEVが活発になっているので、テスラを超える企業がどんどん生まれてきそうですね。

7位 ルクオイル(Lukoil)

 

ルクオイル

7位にランクインしているのが5位のロスネフチとも同業である、石油・ガスを展開しているロシアのルクオイルです。

2000年以降はアメリカのゲティ・オイルを買収し、アメリカでもガソリンスタンドを展開しています。

練馬 聡一
エネオスと出光しか聞いたことないのですが「ルクオイル」…覚えておいてください。

8位 三菱(MITSUBISHI)

三菱

8位にランクインしているのが、日本企業の三菱です。

今回のランクインは全体としてなので、三菱自動車やUFJ銀行などのファイナンス、三菱電気、三菱重工などの各ブランドとしてランクインしています。

練馬 聡一
とはいえブランドとしては「自動車」と「電気」が評価されています。

9位 タイ石油公社(PTT)

 

PTT

9位にはタイの企業であるタイ石油公社がランクインしています。

1978年に設立された企業で、2001年には上場し、一部が民営化されています。

とはいえ現在はタイ総務省が株式の52%を保有し、全体の68%をタイ政府が出資している国有企業です。

その名のとおり、石油や天然ガスの発掘から製造、販売を行っている企業です。

練馬 聡一
やはりエネルギーは国がからむ超重要資源ですからね。

10位 プルタミナ(Pertamina)

プルタミナ

10位にランクインしているのは、インドネシアのプルタミナです。

こちらも石油・天然ガスの採掘から販売をしている企業なのですが、上記で同様企業を紹介したとおり、インドネシア共和国が株式保有をしています。

国内5407箇所のガソリンスタンドを展開し、27の子会社、13の関連会社とジョイントベンチャーを展開しています。

練馬 聡一
やはりエネルギー・資源は国が抑えにきますね。

電子機器、エネルギー企業がTOP10を占める

アジアで評価されているTOP企業の10社は、

  • 日本
  • 中国
  • 韓国

が約半分を占める形になり、電子機器系統の企業がこぞってランクインしています。

上記以外の国々ではすべて石油・天然ガスを中心としたエネルギー企業であり、ほぼほぼ国営の企業となっています。

世界ではGAFAMをはじめテクノロジー企業の評価が高いなか、アジアでは電子機器やエネルギー企業が評価されています。

ぜひ世界評価されている企業、アジアで評価されている企業をチェックしてみてください。

練馬 聡一
ちなみに韓国のヒュンダイは12位、LG電子は15位にランクインしています。

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練馬聡一
練馬聡一
ちなみに私は外資のITベンダーなら転職可能だが、外資系コンサルは向いていなさそうだと言われました笑