ECサイトの作り方、個人の場合、企業の場合の作り方を徹底解説!

ECサイトの作り方、個人の場合、企業の場合の作り方を徹底解説!

消費者向けのEC市場は17兆円を超え、年々市場が拡大しているため、ECサイトを作っていく個人や企業が増えてきています。

ですが楽天市場やアマゾンに出店をする以外の方法で、自分たちのECサイトを作りたいと思ったときは、どのようにすればいいのでしょうか?

といっても近年はECシステム会社が便利なプラットフォームを提供していて、HTMLやPHPなどのプログラミングの知識がなくてもECサイトを作ることができます。

この記事では、個人でECサイトを作る方法から、企業が本格的にECサイトを作る方法まで、詳しく解説します。

個人・企業問わずECシステムを選ぶことから始める

ECサイトの作り方ですが、個人のECサイトでも企業が運営するECサイトでも、まずはECサイトを作るシステムを選ぶ必要があります。

ECシステムとは、ECサイトに必要な機能を標準で備えているプラットフォームのことで、

  • 商品系機能
  • 注文系機能
  • 会員(顧客データ)機能
  • デザイン系機能
  • 販促・分析機能

このような機能を備えたECシステムが多数存在しています。

この機能が連携することによって、Webサイト上で商品を販売できるECサイトとして機能します。詳しくは「ECサイトの機能一覧!必ず理解すべき5つの基本機能とは?」で解説しています。

そんなECプラットフォームでも6つ種類があり、画面に表示される指示どおりに作成するだけで作れるような簡易的なものから、作りたい機能をカスタマイズで作っていけるようなプラットフォームもあります。

それではECサイトを作る6つのプラットフォームについて説明をします。

練馬聡一
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予算感や作りたいECサイトによってもだいぶ変わってくるので、しっかり目的にあったプラットフォームを選択しましょう。

ECサイトが作れる6つのプラットフォーム(システム)

ECサイトを作るには、この6つのプラットフォームのどれにECサイトを作っていくかを選びます。

  1. ASPカート(無料)
  2. ASPカート(有料)
  3. オープンソース
  4. クラウドEC
  5. ECパッケージ
  6. フルスクラッチ

①⇢⑥につれて構築費用も大きくなっていき、特に⑥のフルスクラッチについては、構築費用も億を超えるものもあります。

ちなみにECサイトを作る費用としては、このプラットフォームの費用にデザインがのったものが初期費用になりますので、詳しくは「ECサイトの構築費用は?費用の相場・目安・内訳を解説します」をご覧ください。

といっても⑥のフルスクラッチでECサイトを作る企業というのは、ユニクロのECサイトやZOZOのような大規模ECサイトを作りたいときに選択するもので、近年フルスクラッチでECサイトを作る企業は減っています。

なのでASPカート、オープンソース、クラウドEC、ECパッケージの4種類から選んでいくのということで全く問題ありません。詳しくは「自社ドメインのECサイト構築するには4つの方法がある」で解説しています。

それではECサイトの作り方を、「個人の場合」「企業の場合」で解説します。

練馬聡一
練馬聡一
まずは個人向けから解説します!

個人でECサイトを作る場合はASPカート一択

  • ASPカート(無料)
  • ASPカート(有料)

まず、個人でECサイトを作る場合は、ASPカート一択です。

ASPカートというのは「アプリケーション・サービス・プロバイダ」の略で、インターネットを使ってASPカートを運営しているシステム会社のサーバーにアクセスし、そのシステム内でECサイトを作る方法です。

ASPカートでECサイトを作るメリットは7つあり、

  1. ECサイトがすぐオープンできる(最短5分)
  2. 初期費用が安い(数千円〜数万円)
  3. 月額費用も安い(数千円〜数万円)
  4. フロント機能が豊富(売るための機能が充実)
  5. サーバーを用意しなくていい(ASP会社のサーバーを使える)
  6. 自動で機能がアップデートされる(システムが常に最新)
  7. 不具合が少なくセキュリティ面でも安心(共通プラットフォームだから)

有料ASPカートにはこのようなメリットがあり、ASPカートを使えば誰でも簡単にECサイトを作ることができるというわけです。詳しくは「ASPカートシステムでECサイト構築、7つのメリットをご紹介」で解説しています。

しかもASPカートには無料のものから数千〜数万円で使える2種類あり、「無料ASPカート」、「有料ASPカート」と言われています。

初めてなら無料のASPカート

ECサイトの運営が全くの初めてということであれば、「STORES.jp」やCMでおなじみの「BASE」のような、無料ASPカートでECサイトを作ってみましょう。

商品が販売されたときに多少の手数料は発生しますが、基本的なサービス使用料は無料なので、この無料ASPカートを使ってECサイトを作ってみましょう。

練馬聡一
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どうしてもうまく行かない場合はECサイトを閉めることも選択肢としてはあるので、無料であればダメージも少ないです。

経験があれば、有料のASPカート

楽天やYahoo!ショッピングなどのECモールなどでのEC運営の経験があれば、月額数千円〜数万円で利用できる、有料のASPカートを使ってECサイトを作ってみましょう。

無料ASPカートに比べてかなり高機能になっており、無料のASPカートとは話にならないほど機能が充実しています。

有名なところでいうとGMOグループの「MakeShop」や「カラーミーショップ」をはじめ、株式会社Eストアの「ショップサーブ」などを選んでおけばOKです。

月額費用も数千円〜1万円ほどなので、お父さんのお小遣いでもECサイトを作って運営することができます。

練馬聡一
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有料ASPカートは非常に高機能ですよ!

ASPカートでのECサイトの作り方は4ステップ

ASPカートでのECサイトの作り方は4ステップで作ることができます。

  1. メールアドレスやパスワードで登録
  2. クレジットカード情報などの登録
  3. デザインテンプレートから選ぶ
  4. 商品を登録する

たったこれだけで誰でも簡単にECサイトを作ることができるので、個人でECサイトを作る場合はASPカート一択ですね。

企業がECサイトを作る4つの選択肢とは?

続いては企業が自社の商品を販売するためのECサイトの作り方を解説します。

個人と同じくECサイトのプラットフォームを選択しますが、以下の4つから選べばOKです。

  • ASPカート(有料)
  • オープンソース
  • クラウドEC
  • ECパッケージ

個人ではASPカートを選んでおけばOKなのですが、この4つのプラットフォームも特徴が違い、ECサイトの目的や目標によっても選ぶプラットフォームが異なります。

それでは各プラットフォームの特徴を解説します。

まずは1億円ならASPカート(有料)

個人の場合は無料もしくは有料のASPカートを選んでおけばOKなのですが、企業のECサイトの場合、まずはEC年商1億円を目指したいという規模感の場合は、有料のASPカートを選んでおけばOKです。

有料のASPカートであればカスタマイズをして独自のECサイトを構築することはできませんが、充実した基本機能を使ってある程度までは売上を伸ばしていくことも可能です。

なので企業の新事業としてECサイトを作りたいという場合は、有料のASPカートで始めていくことをオススメします。

練馬聡一
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無料ASPカートで年商1億円は、機能不足でまず難しいですね。

技術力があるならオープンソース

ECシステムでもオープンソースというものがあり、国内では「EC-CUBE」というECオープンソースが有名です。

オープンソースとは、ソースコードを開示しているソフトウェアのことです。ソースコードとはシステムを動かすプログラムのことで、ソースコードを商用でも個人用でも使っていいということで無料で提供されています。

エンジニアなどの技術開発者であればそのソースコードを書き換えることで独自の機能やカスタマイズができるようになるわけです。

ですがオープンソースのためなにか障害があったとしても誰も責任をとってくれないということと、セキュリティの脆弱性もあり、個人情報の漏洩事故が多発した実績もあります。

なので社内外に技術力があるエンジニアやパートナー企業がいない場合は、あまりオススメはできないECシステムです。詳しくは「EC-CUBE(オープンソース)でECサイト構築はアリなのか?」で解説しています。

練馬聡一
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個人情報の漏洩なんかしたら、企業は大変なことになりますからね!

独自のECサイトを作りたい場合はクラウドEC

小規模〜中規模、EC年商でいうと1億円〜20億円くらいのECサイトを作りたいという場合は、クラウドECをオススメします。

クラウドECの最大のメリットは自動バージョンアップです。

ECシステム自体は共通プラットフォームを利用しているので、ECシステムが自動的に最新バージョンにアップデートされていきます。さらに、独自の機能を追加するなどの、カスタマイズも可能というECシステムです。

初期費用は300万円以上〜1500万円といったところで、カスタマイズする箇所や難易度により費用が上がっていくようなイメージです。「EC構築 ASP・クラウド・パッケージの違いをかなり詳しく説明」で解説しています。

2018年度の企業が構築したECサイトでも、後ほど説明するECパッケージが約250社、クラウドECが580社と多くの企業がこのクラウドECを選んでECサイトを作っています。

練馬聡一
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5年後には、クラウドECを選ぶ企業が1年間で1220社になると予測されています。

オムニチャネルならECパッケージ

ECパッケージとは中規模~大規模向けのECサイトを作りたい場合は、ECパッケージがオススメです。

ECサイトだけでなく、店舗や他のECサイトとの会員統合や在庫統合を行うような、いわゆるオムニチャネルといわれている施策を行っていく場合は、このECパッケージでないと対応ができません。

ECパッケージにも7つのメリットがあり、

  • デザインの自由度が高い
  • ECに必要な標準機能が充実している
  • 標準機能にない機能は開発して付け足せる
  • バックエンド機能のカスタマイズも可能
  • 基幹システム(外部システム)とのデータ自動連携も可能
  • セキュリティが高い
  • システム会社(ベンダー)が保守をしてくれる

このようなメリットがあります。詳しくは「ECパッケージでECサイト構築、7つのメリットをご紹介」で解説しています。

最大のメリットは自由自在なカスタマイズなので、ECサイトの機能のカスタマイズだけでなく、基幹システムをはじめマーケティングオートメーション(MA)や顧客管理システム(CRM)との連携も自由自在です。

練馬聡一
練馬聡一
この下の記事でもご紹介している、国内の売れているECサイトはほぼこのECパッケージで作られています。

⇒大手ECサイト・ネット通販売上高ランキングTOP100を発表!

個人で作るならASP、企業が作るならクラウドかパッケージ

ここまでご覧いただきありがとうございました。

消費者向けのEC市場は17兆円を超え、年々市場が拡大しているため、ECサイトを作っていく個人や企業が増えてきています。

近年はECシステム会社が便利なプラットフォームを提供していて、HTMLやPHPなどのプログラミングの知識がなくてもECサイトを作ることができるようになっています。

個人でECサイトを作る場合は、

  • ASPカート(無料)
  • ASPカート(有料)

どちらかのASPカートでECサイトを作ることをオススメしています。

ですが企業でECサイトを作りたいという場合は、スモールスタートであれば有料ASPカートもアリですが、

  • クラウドEC
  • ECパッケージ

このどちらかを選ぶことをオススメしています。

⇒EC構築システムの選定、パッケージとクラウド(SaaS)どっちがいいの?

ぜひ、目的に合わせて最適なECプラットフォームを選び、より良いECサイトを作っていきましょう!