EC-CUBE(オープンソース)でECサイト構築はアリなのか?

EC-CUBE(オープンソース)でECサイト構築はアリなのか?

EC-CUBEを使ってECサイト構築はアリなのか?

この記事では、そう思っている方向けに、そもそもオープンソースって何?ということから、メリットやデメリット、結論的にEC-CUBEをはじめオープンソースでECサイト構築はアリなのか?をプロの目線で解説します。

EC-CUBE(オープンソース)でECサイト構築はアリなのか?

結論 企業のECサイト構築をするならナシ

結論からいうと、有名・大手企業がEC-CUBEを使ってECサイトを構築するのはオススメできません。

なぜなら社内に信頼できるシステム開発者が必要だったり、セキュリティ面の脆弱性、問題発生時の責任の所存など、企業としてクリアしなければいけないポイントが沢山あるからです。

これよりオープンソースについてや、EC-CUBEについてなど、「企業のECサイト構築をするならナシ」という理由を解説していきたいと思います。

そもそもオープンソースとは?

まずオープンソースとは?を簡単に説明すると、ソースコードを開示しているオープンソースソフトウェアのことです。

ソースコードとはプログラムのことで、システムの動きを記述しており、これをコピーすれば同じシステムを作ることができます。

とはいえオープンソースの概念としては、ソースコードを商用でも個人用でも使っていい。ということで、開発者であればそのソースコードを書き換えることで独自の機能やカスタマイズができるようになるわけです。

練馬聡一
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ちなみにこのブログもオープンソースであるWordPressというCMSを利用して構築しています。

オープンソースECシステムに置き換えると、デザインやコンテンツを作成するCMS(コンテンツマネジメントシステム)機能に、ECに必要な機能である「商品管理機能」「会員管理機能」「受注管理機能」などを追加したものが、オープンソースECシステムになります。

オープンソースのEC-CUBEとは?

EC-CUBEとは株式会社ロックオンという国内の企業が開発したオープンソースECシステムです。

ECサイト運営に必要な機能は標準機能として搭載しており、サーバーにインストールするだけでECサイトを運営することができます。

ECサイトに必要な機能は大きく分けて4つ

・商品管理機能
・注文管理機能
・会員管理機能
・コンテンツ管理機能(CMS機能)

上記のようなECサイト運営に最低限必要な機能は揃っています。

練馬聡一
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これに足りない機能はオーナーズストアというところでのオプションとして追加・購入できます。

さらに独自の機能をつけたい場合や、外部システムとの連携をしたい。というときは、開発者・開発会社に頼んでカスタマイズをすることができます。

練馬聡一
練馬聡一
オープンソースだから、独自のカスタマイズもできてしまうわけですね。

さらにEC-CUBEはオープンソースなので、システムを購入することがなく「無料」でダウンロードして使用することができます。

EC-CUBE(オープンソース)のデメリット

EC-CUBEはオープンソースで、ECサイト運営に必要な機能が揃っていて、さらに無料となると良いところばかりに目が行きがちですが、これからデメリットを紹介します。

練馬聡一
練馬聡一
これが企業がECサイトを構築するならナシ。という理由です。

セキュリティの脆弱性

2017年はECサイトのセキュリティ事故が多発し、個人情報の漏えい事故が多発しました。

特にその時はApache Struts2というオープンソースのミドルウェアの脆弱性をついた攻撃や、セッション固定の脆弱性(CVE-2018-0564)が発表されたりとセキュリティ面での不安は拭えません。

このような脆弱性が発見されると、世界中にその脆弱性が公開されて、その日のうちに悪意のあるハッカーに狙われてしまうということもあります。

練馬聡一
練馬聡一
オープンソースだから仕方がないんですけどね。

問題が発生しても自己責任

問題なのはセキュリティ面だけではありません。

無料のオープンソースECシステムなので、ECサイトの運営においてバグなどの問題が発生したとしても、誰も責任をとってくれません。

無料で提供しているオープンソースですから、当然EC-CUBEを開発したロックオン社も責任をとってくれるはずもありません。そのリスクを承知で使っているということになるからです。

そうなると企業でEC-CUBEを使ってECサイトを運営していると、機能のバグなどであれば修正できる可能性もありますが、個人情報漏えい事故などの企業の信用性に関わるインパクトの大きな事故が起こってしまった場合、責任の所存はそのEC-CUBEを採用した「担当者」ということになってしまいます。

練馬聡一
練馬聡一
そうなると、、そうなってしまいますよね。

実はEC-CUBEをベースに独自のECパッケージを提供しているシステムベンダーや制作会社なども多数あるのですが、このような問題は解決できません。契約書にはEC-CUBEでの障害は責任を問わないという契約になっているはずです。

システム自体の寿命が短い

EC-CUBEは3年を目安に頻繁にバージョンアップし、アップデートします。

アップデートというと聞こえはいいのですが、ある程度カスタマイズをしているEC-CUBEは、アップデートされると現行の機能が使えなくなってしまうことも多いということも心得ておきましょう。

しかもバージョンアップしたばかりのEC-CUBEはバグも多く、そのバグが解消されるまで1年ほどかかってしまうので、システム自体の寿命が短いということも頭に入れておかなければいけません。

EC-CUBE(オープンソース)でECサイト構築はアリなのか?

このような理由から、企業のECサイト構築をするならEC-CUBEはオススメできません。

ソースコードが開示されており独自のカスタマイズも可能、しかも無料。と魅力的なポイントはたくさんあるように見えますが、上記の理由からリスクが高すぎます。

バグや事故などの責任の所存も自己責任になってしまうし、それをしないために外部の開発ベンダーに委託しても結果費用は高くなります。

もし企業としてECサイト構築するのであれば、外部システム連携などの複雑なカスタマイズがない、大きな費用をかけられない、という場合はASPカートシステムを選定すること。

⇒ASPカートシステムでECサイト構築、7つのメリットをご紹介

それなりに費用をかけられて、店舗連携などのオムニチャネルや独自のECサイトを構築したいのであれば、クラウドECシステムやパッケージシステムを選定しましょう。

⇒ECパッケージシステムでECサイト構築、7つのメリットをご紹介

練馬聡一
練馬聡一
ぜひECサイト構築を成功させて、ECサイトの売上を最大化させてくださいね!

⇒EC構築 ASP・クラウド・パッケージの違いをかなり詳しく説明