国内外でもYouTubeの視聴者数が増加し、多くの有名人やタレントも広告収益を目的にYouTuberにチャレンジしています。
というのも多くの企業がYouTubeに出稿し、大きな金額の広告費を支払っているからです。
2006年にGoogleに買収されたYouTubeですが、今までYouTubeの広告収益は非公開とされていましたが、ついにGoogleからYouTubeの広告収益が発表されました。
その情報をもとに、YouTubeの広告収益(売上)をご紹介します。
YouTubeの広告売上高は1兆6500億円(151億5000万ドル)
出典:Alphabet
2020年2月3日に、Googleの親会社のAlphabetによる第4四半期の決算報告があり、そこではじめてYouTubeの2019年の広告収益を発表しました。
見出しタイトルにもあるように、YouTubeの広告売上高は151億5000万ドルで、日本円換算すると1兆6500億円という広告売上になります。
これはGoogleの親会社であるAlphabetの年間売上の9%を占めていて、YouTubeの広告が非常に大きな収益になっているということになります。
あのFacebookの広告収益は約6兆円、Twitterは3150億円なので、すでにFacebookに次ぐ広告収益を得ていることになります。
ちなみに各SNSの広告収益は「GoogleやFacebook社の広告売上高はいくら?インスタやツイッターもご紹介」で詳しく開設しています。
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第4四半期の売上高は5182億7800万円(47億1700万ドル)
出典:Alphabet
ちなみにYouTubeの第4四半期(10月~12月)の広告収益に関しては、31%増加の47億1700万ドル(日本円で5177億4971万円)でした。
Google全体の第4四半期の売上高としては、17%増加の458億1200万ドルで、日本円換算で5兆280億円という凄まじい売上高になっています。
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2006年にGoogleに1800億円で買収
もう14年前の話になりますが、当時スタートアップであったYouTubeを、Googleは16億5000万ドル(約1800億円)で買収しています。
ちなみに当時YouTubeの買収を考えていた企業は、
- Yahoo!
- Microsoft
- News Corp
YouTubeが設立されてから約1年8ヶ月のうちに、このような世界の超有名企業が買収を狙っていました。
というのも当時のインターネットの動画サービスでは、当時YouTubeが45%のシェアを占めていて、買収を考えていた企業である、GoogleビデオやYahooビデオ、MSNビデオなどは、シェアが10%ほどでした。
ユニークユーザーは月間20億人で、視聴時間は2億5000万時間
そんなYouTubeですが、今では世界で最も見られている動画プラットフォームに成長しています。
現在のユーザー数は20億人以上、視聴時間は2億5000万時間に達しています。
「テレビの広告費は、2022年に広告市場の1/4を下回る見込み」で紹介しているように、世界中でテレビの広告費は減少しており、いまではNetflixやHuluなどのスマートテレビがユーザーを増やしています。
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今後も増え続けるYouTubeユーザーと広告費
ここまでご覧いただきありがとうございます。
国内外でもYouTubeの視聴者数が増加し、多くの有名人やタレントも広告収益を目的にYouTuberにチャレンジしています。
2006年にGoogleに買収されたYouTubeですが、今までYouTubeの広告収益は非公開とされていました。
YouTubeの広告売上高は1兆6500億円(151億5000万ドル)で、第4四半期の売上高は5182億7800万円(47億1700万ドル)という驚愕の数字で、これはGoogleの親会社であるAlphabetの年間売上の9%を占めています。
現代はスマートテレビなどのユーザーも増えてきているので、今後の動画プラットフォームの市場動向やサービスの展開が楽しみですね。