eスポーツ市場は1040億円、広告市場は208億円!eスポーツ業界の収益源やアメリカ広告市場を解説

eスポーツ市場が右肩上がりで拡大しており、同じく広告市場も拡大しています。

現在コロナウイルスの影響、さらに東京オリンピックの延期により、世界的に下落の影響がでていますが、eスポーツ市場や広告市場は拡大をしています。

この記事では、世界のeスポーツ市場からeスポーツ先進国であるアメリカの広告市場、今後伸びる見込みの広告をご紹介します。

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eスポーツ業界市場は1,040億円(9億7,380億ドル)の見込み

「eスポーツ」とは、「エレクトロニック・スポーツ(Electronic Sports)」の略で、ビデオゲームを使いながら、それをスポーツとして対戦を行い競技するものです。

ゲームにおいてはプレイステーションなどで販売されているゲームソフトで競技するものもあれば、インターネットゲームを使って競技するものもあります。

優勝賞金も世界のスポーツにも引けを取らない金額のものもあり、日本国内でも1億円、世界では10億円を超えるeスポーツの競技もあります。

最近はこのeスポーツをよく聞くようになりましたが、このeスポーツ業界の市場も右肩上がりで拡大しています。

2020年のeスポーツ市場は約9億7,380億ドルに達するといわれ、日本円で1,040億円を超える市場規模です。

ゴールドマン・サックスによると2022年には3000億円を超えると言われており、将来的にはオリンピック競技になるとまでいわれています。

練馬聡一
練馬聡一
日本でも東大卒のプロゲーマーが情熱大陸で特集されていたり、プロゲーマーの専門学校などもどんどん開校されていますね。

2020年に1,040億円を超えるといわれているeスポーツ業界ですが、主な収益源はどのようなものがあるのでしょうか?

世界eスポーツ業界の収益源はどんなものがあるのか?

世界のesportsの市場や収益源出典:emarketer.com

eスポーツ業界の収益源は上記のようになっています。

最も大きな収益源はスポンサーシップとなっていますが、以下詳しく説明します。

スポンサー後援(Sponsorship):621億8198万円

まずeスポーツ市場の収益源として最も大きなシェアを誇っているのが、スポンサーシップです。

これはスポンサーシップのパッケージとして販売されている広告も含まれているので、ロゴを掲載したり自社商品のノベルティや販売などを行うような、スポンサー協賛になります。

市場規模としては、5億8400万ドルとなっており、日本円で621億8198万円にのぼります。

練馬聡一
練馬聡一
よくゲーム会場なんかに大手企業のロゴが載っているやつですね。

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メディアの権利(Media rigthts):173億9512万円

上記の通りスポンサーシップの収益がほとんどなのですが、続いてシェア2位になっているのがMedia rights、メディア権利です。

つまりメディアが持っている権利をテレビやDVD、グッズなど、放映権や配給権などで収益化しています。

これは1億6330億万ドルとなり、日本円で173億9512万円となります。

練馬聡一
練馬聡一
インターネットをうまく活用しないとなので、これからはあまり多くはなってこないでしょうね。

ストリーミング(Streaming):21億円

現在ストリーミングが最も低く1990万ドル、日本円で約21億円という収益源になっていますが、今後最も注目されているのがこのストリーミングです。

これはYouTubeをはじめとしたストリーミングのプラットフォームで配信することにより収益を得れる仕組みです。

このようなコンテンツはライブストリーミングが多いですが、長期的に配信がされるため、追加の広告費用が発生する可能性が高いです。

このようなコンテンツの広告収益は、アメリカで前年比18%増加の15億6000万ドル、日本円で1661億円を超えると予測されています。

練馬聡一
練馬聡一
ストリーミングはかなり市場拡大しそうですね!

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eスポーツ先進国のアメリカ広告市場は208億円を超える

eスポーツに関する広告市場出典:emarketer.com

eスポーツ先進国アメリカにおけるeスポーツへの広告市場は、12%増加の1億9600億円208億4567万円に達すると見込まれています。

これは日本円で208億円を超えており、コロナウイルスの影響を大きく受けずに、来年には15%増加の2億2500万ドルになると予測されており、日本円で239億5406万になります。

今後はeスポーツの世界的拡大、広告市場も拡大

ここまでご覧いただきありがとうございます。

eスポーツ市場が右肩上がりで拡大しており、同じく広告市場も拡大しています。

現在コロナウイルスの影響、さらに東京オリンピックの延期により、世界的に下落の影響がでていますが、eスポーツ市場や広告市場は拡大をしています。

2020年のeスポーツ市場は約9億7,380億ドルに達するといわれ、日本円で1,040億円を超える市場規模です。

ゴールドマン・サックスによると2022年には3000億円を超えると言われており、将来的にはオリンピック競技になるとまでいわれています。

eスポーツ先進国アメリカにおけるeスポーツへの広告市場は、12%増加の1億9600億円208億4567万円に達すると見込まれています。

これは日本円で208億円を超えており、コロナウイルスの影響を大きく受けずに、来年には15%増加の2億2500万ドルになると予測されており、日本円で239億5406万になります。

今後はさらにeスポーツ市場は拡大する見込みで、それに伴い広告市場も拡大をすると見込まれています。

もし親和性の高い商材を扱っている企業は、eスポーツへの投資を考えてみても良いかもしれません。