高級品のリセール市場が拡大中!2021年には4兆円に達する見込み

高級品のリセール市場が拡大中!2021年には4兆円に達する見込み

世界中で「リセール市場」がかなりの勢いで拡大しています。

そもそもリセールとは、メーカーや小売店が1次的に消費者に販売した商品を、2次的に消費者に販売することです。

つまり中古ブランド販売店や、中古車販売なども「BtoCリセール」に分類されますし、メルカリやヤフオクなどの「CtoCリセール」に含まれます。そんなリセール市場の拡大は世界中でおこっており、今後国内でも市場拡大が見込まれています。

この記事では海外の情報をもとに、世界のリセール市場についてやメイン顧客層、リセール市場拡大の要因を紹介します。

リセール(2次市場)とは

この記事で紹介する「リセール」とは2次市場ともいわれていて、消費者に1次的に販売されたものを、2次的にまた消費者に販売することです。

中古ブランド販売店や中古車販売店などもBtoCリセールですし、メルカリやヤフオクなどの消費者同士もCtoCリセールに含まれます。そのようなリセール市場の拡大は世界中でおこっており、国内でも市場拡大が見込まれています。

関連記事:CtoCのEC市場規模は1兆円超え!国内のメルカリや海外市場の事例など

練馬聡一
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流行りのレア物スニーカーの転売もリセールとしてカテゴライズされています。

そんなリセール市場はのメイン商材としては「高級ブランド品」です。

日本では昔からある質屋をはじめ、コメ兵や大黒屋なんかが有名です。

古本の買取・販売を行っているブックオフも、古本だけにとどまらず、ブランド品の買取・販売を行っていますし、CDやDVDレンタルのゲオも、スマホや電子機器の買取・販売を行っています。

それだけ高級品を中心としたリセール市場が伸びており、消費者のニーズも高いということで、日本国内でもリセール市場が拡大していますが、日本だけでなく世界中でもリセール市場が拡大しています。

練馬聡一
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それでは世界の高級品リセール市場について詳しく説明します。

高級品リセール市場は4兆円に達する見込み

2019年10月のボストン・コンサルティング・グループの調査によると、世界のリセール市場は2018年に約250億ドル(日本円で約2兆7150億円)という調査結果がでています。

さらに2021年には360億ドル(日本円で約3兆9096億円)となり、おおよそ4兆円に達すると予測されています。

これは年単位で12%増加する計算となり、毎年2ケタ成長の右肩上がりとなっています。

このようにリセール市場は毎年2ケタ成長していくと予測されていますが、まさか高級品の1次販売の売上市場も毎年3%の市場拡大が見込まれています。

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練馬聡一
練馬聡一
リセールという2次市場も拡大しながら、まさか1次市場の通常の高級品の販売市場も拡大しているわけですね。これは後ほど解説します。

それではまず、そんなリセール市場が盛り上がっている理由を説明します。

リセール市場が盛り上がっている理由

リセール市場は2021年には4兆円に達すると見込まれていますが、 なぜそんな勢いで拡大しているのでしょうか?

理由は大きく2つあり、

  1. 若い世代に支持されている
  2. EC市場の拡大

このような理由がリセール市場の要因です。それでは詳しく解説します。

若い消費者に支持されている

高級品の中古品リセール市場拡大を牽引しているのは、若い消費者です。

若い消費者というのはいまの年齢で38歳くらいまでの消費者のことです。その内訳として、1981年~1996年までに生まれた「ミレニアル世代」が48%、ほかにも1997年以降に生まれた「ジェネレーションZ」という世代が54%と、若い消費者が中古品リセール市場を牽引しています。

関連記事:ミレニアル世代の購買動向が「EC」より「実店舗購入」を好む理由

そんな若い世代の消費者は、高級品が低価格で買えるリセール市場のメイン顧客となっています。

練馬聡一
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若い人たちは高級ブランドを定価で買えないですもんね!とはいえ中古でもかなり高いけど泣

EC市場の拡大

もうひとつのリセール市場の拡大の要因として、EC市場のの拡大が挙げられます。

高級中古品の販売は実店舗を中心とした販売を行っていましたが、高級品のリセール市場においては、ECサイト上での販売が拡大しています。今では高級品リセール市場の約25%はECサイトでの販売になっています。

さらに高級品リセールのECサイトは、多くの商材を扱っている総合ECサイトではなく、商品ジャンルを絞って販売しています。

たとえば高級ブランド品であれば高級ブランドのみをセレクトして販売しているわけです。

しかもカテゴリーはセグメントされていて、 例えばブランド品でもビンテージのみに絞ったものや、レアなスニーカーであればスニーカーのみなど、ターゲット顧客の好みに合った商品のみを販売し、ファンを増やしています。

関連記事:EC業界の市場動向から見て、今後〜未来のeコマース業界は明るい!

練馬聡一
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他にも、個人でも簡単にECサイトを運営できるプラットフォームもたくさんあるのでやりやすいですね!

もし個人でECサイトをやりたい!という方は、「個人のECサイト運営は、楽天かASPカートで構築する理由」もご覧ください。

このようにリセール市場は毎年2ケタ成長していくと予測されていますが、まさか高級品の1次販売の売上市場も毎年3%の市場拡大が見込まれています。

上記でこのような解説をしましたが、実はこのリセール市場拡大について、1次販売をしている高級ブランドもリセール市場の拡大をサポートしています。その理由を解説します。

高級ブランドもリセール市場をサポートしている

中古品販売を行っているリセール市場が拡大していくと、1次的に定価販売している高級ブランドメーカーとしては、邪魔な存在なはずです。

ですが高級ブランドとしてはリセール市場が拡大すると、自社売上も上がると見込んでおり、実際サポートをしています。

たとえば定価で買った商品を、中古ブランド店に買い取ってもらうことで、その資金をもとに現行の新しい商品を買うことができるからです。

というのも、定価で買った商品をブランド品を売ったお客様は、70%のお客様が中古では買わないというデータがあります。なので、

  • 高級品を定価で買っているお客様
  • 中古市場で買っているお客様

この2つの消費者の70%は異なるので、顧客の取り合いにはならないということです。

さらに、現在リセール市場で中古品を買っているお客様は若いユーザーが中心です。定価よりも低価格で購入ができるということもあり、ブランド品の入門としては最適です。

そもそも今現在ブランド品に興味があるということは、将来的にブランドを新品で買うようになります。

なので高級ブランド側からすると、未来のお客様になる可能性を秘めているからです。

このような理由から高級ブランド側としても、実はリセール市場が拡大することで、未来の顧客候補につながることになり、長期的に売上利益を上げていくことができると思っています。

これがリセール市場が2ケタ成長しているにもかかわらず、高級ブランドも毎年3%市場が拡大している理由になります。

練馬聡一
練馬聡一
なるほど・・最初は中古で安く買ってもらい、将来の顧客を育成してくれているわけですね。

リセール市場拡大により業界全体のサイクルが加速

ここまでご覧いただきありがとうございます。

世界中で「リセール市場」がかなりの勢いで拡大しています。

そもそもリセールとは、メーカーや小売店が1次的に消費者に販売した商品を、2次的に消費者に販売することです。

つまり中古ブランド販売店や、中古車販売なども「BtoCリセール」に分類されますし、メルカリやヤフオクなどの「CtoCリセール」に含まれます。そんなリセール市場の拡大は世界中でおこっており、今後国内でも市場拡大が見込まれています。

2019年10月のボストン・コンサルティング・グループの調査によると、世界のリセール市場は2018年に約250億ドル(日本円で約2兆7150億円)となり、2021年には360億ドル(日本円で約3兆9096億円)となり、おおよそ4兆円に達すると予測されています。

リセール市場の拡大の理由は大きく2つあり、

  1. 若い世代に支持されている
  2. EC市場の拡大

このような理由がリセール市場の要因です。

高級ブランドとしてはリセール市場が拡大すると、自社売上も上がると見込んでおり、実際サポートをしています。

今後は国内でも更なるリセール市場が拡大していくと思われますので 小売事業者の方はぜひこのリセール市場をチェックしていきましょう。