コロナウイルスの影響で企業の広告費は減少しない理由

コロナウイルスの影響で企業の広告費は減少しない理由

コロナウイルスの影響で株価も暴落し、世界中の景気が落ち込んでいる状況で、企業の仕入れや売上低下も懸念されています。

そんななか国内企業も2020年の予算修正を行っているなかで、まず削減するのは宣伝・販促を行う「広告費」です。

この記事では海外の情報をもとに、コロナウイルスの影響で企業の広告費が2020年下がってしまうのか?ということを解説します。

企業の広告費に大きな影響はない

結論、世界中の2020年広告費は大きく下がることはないと予測されています。

というのも、多くの企業が広告費を投入するタイミングは、11月下旬〜12月にかけてのいわゆるホリデーシーズンです。

コロナウイルスは3月下旬以降に徐々に収束していくと予測されているので、1月~3月は抑えた広告費も、2020年後半に再投入されるといわれています。

練馬聡一
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東京オリンピックも実施予定なので、春からは再投入されていくと思われます。

とはいえ年間でいうと世界中の広告投資は若干低くなると予測されています。

世界の広告支出は前年比7.4%→7.0%にダウン

2020年、世界の広告費は2019年から7.4%増加の7120億ドル(75兆6218億)と予測されていましたが、予想よりも0.4%減少した7%増加の6917億ドル(73兆4803億)になると予測されています。

当初予測よりは下がるという見込みですが、前年よりは7%増加が見込まれているので、広告の市場自体はまだまだ右肩上がりになっていくと思われます。

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練馬聡一
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オリンピックの影響がどこまででるかですね。

中国の広告支出は74億ドルダウン

コロナウイルスの発信源である中国の広告費は、1211億ドル(日本円で12兆8864億円)と予測されていましたが、74億ドル減少した1137億ドル(12兆990億円)になると予測されています。

これは2019年から2020年にかけての広告費予測は10.5%増加といわれていましたが、8.4%増加に収まる予測です。

とはいえ、中国はアメリカに次ぐ広告市場シェアを占めているため、2位の中国の広告費がさがると、世界中の広告市場自体が減少します。

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練馬聡一
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とはいえデジタル広告費は減少しないです。というのもEC大国の中国名なので、デジタル投資は収まらないという予測です。

国内はインターネット広告がテレビ広告を超える

電通が発表した日本の広告費

出典:電通 日本の広告費2019

日本ではインターネットの広告費がついにテレビ広告を超え、今後もこの差は開いていくと予測されています。

昨年2019年のテレビ広告費は、1兆8612億円で、インターネットの広告費はそれを上回る2兆1048億円でした。

2016年のテレビ広告費は少し上がりましたが、そこから年々減りはじめ、2019年にインターネットの広告費が上回りました。

関連記事:テレビの広告費は、2022年に広告市場の1/4を下回る見込み

練馬聡一
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とはいえ今年は東京オリンピックがあるので、テレビ広告費はまた少し伸びるかもしれませんね。

小売企業もECサイトを中心としたデジタル販売にシフト

このコロナウイルスの影響で、国内の小売企業はデジタル販売、つまりECサイトでの販売にシフトしています。

というのもコロナウイルスの影響で、学校は休みになり、仕事はテレワークや時差出勤、休日は外出を控えるよう呼びかけられ、当然実店舗での販売が全然売れなくなってしまったからです。

大手ECサイト・ネット通販売上高ランキングTOP100を発表!」で紹介しているような、以前からECサイトでの販売を推進していた企業はさておき、遅れを取っていた企業は急いでEC販売の仕組みを構築しています。

ECでの販促の基本はインターネット広告なので、当然インターネットを中心としたデジタル広告費は増加します。

オリンピックが延期・中止になった場合は大きく下がる可能性大

ここまでご覧いただきありがとうございます。

コロナウイルスの影響で株価も暴落し、世界中の景気が落ち込んでいる状況で、企業の仕入れや売上低下も懸念されています。

そんななか国内企業も2020年の予算修正を行っているなかで、まず削減するのは宣伝・販促を行う「広告費」です。

関連記事:販売促進費と広告宣伝費って何が違うの?会計上の違いも解説

とはいえ年間でみると、そこまで大きな減少は予測されていません。

2020年、世界の広告費は2019年から7.4%増加の7120億ドル(75兆6218億)と予測されていましたが、予想よりも0.4%減少した7%増加の6917億ドル(73兆4803億)になると予測されています。

今年東京で開催されるオリンピックが延期や中止になると、やはり企業は広告を出さなくなりますので大きな減少は間違いなくなりますが、予定通り開催されれば春以降の広告費は例年通りになると思われます。

コロナウイルスも間もなく収束してくると思われますので、企業のマーケティング担当者は春以降の商戦に向けて準備をしていきましょう。

もしよければ「コロナウイルスで中止になったビジネス系イベントの3つの対策【BtoB担当者向け】」もご覧ください。