Googleの広告収益は昨年、1,033億3,000万ドル(日本円で10兆6,166億円)となっていますが、さすがに2020年は減少する見込みです。
アメリカや日本でもデジタル広告市場がテレビ広告市場を抜いて、デジタル広告が世界中でスタンダードになっているなかで、当然Googleの広告収益は右肩上がりで増えていたのですが、初めて減少すると予測されています。
この記事では、2020年のGoogleの広告収益予測をご紹介しつつ、FacebookやAmazon各社の広告収益、前年比などをご紹介します。
2020年はさすがにGoogleの広告収益も減少
新型コロナウイルスの影響で、世界で最もデジタル広告収益をあげているGoogleも、2020年は広告収益が減少する見込みです。
2020年は2月〜5月でコロナウイルスが世界的に広がり、Googleに広告を出稿している小売企業も大打撃をうけました。
「コロナウイルスの影響で店舗休業したブランド一覧 ルイ・ヴィトンやナイキなど」で紹介しているように、百貨店や路面店を中心とした小売店も多くの企業が休業し、実店舗での売上も壊滅的な状況です。
もちろんこのような企業も広告投資はストップしているので、当然デジタル広告も最低限の出稿になります。
「コロナウイルスの影響で企業の広告費は減少しない理由」で解説したように、様々なアナリストの予測として、コロナウイルスが収束して2020年7月に開催される、東京オリンピックのおかげで夏以降の広告費は回復されると予測されていました。
ですが東京オリンピックも延期になり、いよいよGoogleを中心としたデジタル広告費の減少が待ったなしの状況となっています。
そんな予測のもと、デジタル先進国アメリカでのGoogleの広告費は12.9%増加すると予測されていましたが、2019年より5.3%減少すると予測されました。
Google、Facebook、Amazonの広告収益予測
出典:emarketer.com
こちらに記載されているとおり、2020年のGoogleの広告費はマイナス5.3%となり、アメリカのデジタル広告シェアも29.4%(前年比マイナス2.2%)と予測されています。
同じく高い広告シェアを誇っているFacebookは微増、アマゾンも微増と、やはりWebページ(ECサイト含む)に集客するような広告が苦戦を強いられます。
それでは各社アメリカのデジタル広告を詳しくご紹介します。
関連記事:GoogleやFacebook社の広告売上高はいくら?インスタやツイッターもご紹介
Googleの広告収益(2020年)
- デジタル広告費:395.8億ドル(日本円で約4兆2469億円)
- 前年比:-23億ドル(-5.3%)
- 国内デジタル広告費シェア:29.4%
Facebookの広告収益(2020年)
- デジタル広告費:314.3億ドル(日本円で約3兆3759億円)
- 前年比:+15億ドル(+4.9%)
- 国内デジタル広告費シェア:23.4%
Amazonの広告収益(2020年)
- デジタル広告費:127.5億ドル(日本円で約1兆3653億円)
- 前年比:+11億ドル(+23.5%)
- 国内デジタル広告費シェア:9.5%
アマゾンの検索広告が成長見込み
上記で予測が立てられているように、Googleの広告は減少が見込まれており、Facebookは微増、アマゾンの検索広告が伸びると予測されています。
これによりアメリカの検索広告シェアTOPのGoogleのシェアは、前年比61.3%から58.5%に低下するとされています。
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各社10年ぶりに広告収益は減少する見込み
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Googleの広告収益は昨年、1,033億3,000万ドル(日本円で10兆6,166億円)となっていますが、さすがに2020年は減少する見込みです。
アメリカや日本でもデジタル広告市場がテレビ広告市場を抜いて、デジタル広告が世界中でスタンダードになっているなかで、当然Googleの広告収益は右肩上がりで増えていたのですが、初めて減少すると予測されています。
その理由はもちろん新型コロナウイルスの影響で、世界で最もデジタル広告収益をあげているさすがのGoogleも、2020年は広告収益が減少する見込みです。
Facebookは微増、アマゾンの検索広告が伸びると予測されています。
これによりアメリカの検索広告シェアTOPのGoogleのシェアは、前年比61.3%から58.5%に低下するとされています。
今後デジタル広告の施策も変わってくる可能性がありますので、新たな時代にマッチしたマーケティング施策を実施していく必要がありますね。