「BASE」や「STORES」でECサイトを運営し、売上が上がってきたときに、売上アップや業務効率化のための機能などが足りない。かゆいところに手が届かないということはありませんか?そのタイミングではECシステムをリニューアルするタイミングです。
正直いってBASEやSTORESは、もともと個人のEC運営のために製品開発がされていて、法人がビジネスとして活用していくには圧倒的に機能不足です。
そんな機能不足のままECプラットフォームを使い続けていると、機会損失が増え、せっかく拡大できるビジネスチャンスを逃してしまいます。
ビジネスチャンスを逃さないために、このタイミングでECサイトのプラットフォームをリニューアルし、ECビジネスを拡大していく必要があります。
ただリニューアルといってもどのECシステムを選定すればよいのかわからない。そんな声をよくいただきますが、結論は国内ECプラットフォームの「futureshop」か海外ECプラットフォームの「Shopify」の二択です。
この記事では、BASEやSTORESでECサイトを運営していて、そろそろリニューアルを考えている企業向けに、「futureshop」か「Shopify」の二択の理由を解説します。
BASEやSTORESでのEC運営は限界がくる
「BASE」や「STORES」は無料でECサイトを構築・運営できる、ECカートシステムです。
簡単に運営ができるので多くの個人や小規模事業者がECサイトを運営しているのですが、無料で使えるというサービスなので当然限界がきます。
ECサイトが売れてくると、商品を販売するためのフロントエンド機能がもっとほしくなり、受注・発送業務を行うバックエンド業務が、標準機能では全然足りなくなってきます。
ECサイトの大まかな機能としては、
- フロントエンド機能
- バックエンド機能
上記に分けられ、さらに分解すると以下の5つに分けられます。
- 商品系機能
- 注文系機能
- 会員(顧客データ)系機能
- デザイン系機能
- 販促・分析機能
この5つの機能に分類され、この機能が連携することによって、ECサイトとして機能しています。
関連記事:ECサイトの機能一覧!必ず理解すべき5つの基本機能とは?
「BASE」や「STORES」でECサイトを運営していると、特に受注業務を管理するバックエンド業務が煩雑になり、そこを効率化しないと売上アップに繋げられません。
バックエンド業務を効率化し、ECサイトで販売するためのマーケティング施策に注力することで、多くの企業が売上アップを実現しています。
そこでバックエンド業務を効率化するためにも、「BASE」や「STORES」からワンランク上のカートシステムにリニューアルをする必要があります。
ワンランク上のカートシステムとは?
ワンランク上のカートシステムとは、月額数万円~使えるASP(クラウド)カートシステムです。
詳しくは「ASPカートシステムでECサイト構築、7つのメリットをご紹介」をご覧いただきたいのですが、EC業界で言われているカートシステムの事業規模は以下のようになっています。
- 無料ショッピングカート(個人事業向け:~年商数百万円)
- ASP(クラウド型)カートシステム(中小企業向け:~年商3億円)
- オープンソース(中小企業向け:~年商5億円)
- クラウド型パッケージシステム(中小~中堅企業向け:~年商10億円)
- ECパッケージシステム(中堅~大手企業向け:年商10億円~)
「BASE」や「STORES」が該当するのは「①無料ショッピングカート」なので、さらなる売上アップを目指すのであれば、次のステージである「②ASPカートシステム」にリニューアルをするタイミングです。
関連記事:ECサイト構築の ASP・クラウド・パッケージ比較、違いも詳しく説明します
ではどのASPカートシステムにリニューアルをすべきなのか?元ECベンダーの私がぶっちゃけ解説します。
検討すべきASP(クラウド)ECカートシステムは3サービス
結論「futureshop」か「Shopify」の2択なのですが、多少費用が安く、国内でも有名なASPカートがありますので、それも踏まえて紹介します。
MakeShop(メイクショップ)
GMOメイクショップ社が提供しているASPカートシステム「MakeShop」です。
BASEはECサイト運営の数は最も多いのですが、ほとんどが個人で利用しています。ですが「MakeShop」は法人において利用しているのは最も多く、10,000店舗以上の法人が利用しています。
月額費用も10,000円で利用でき、機能数も多いのですが、管理画面のUIが非常に悪く、使えない機能も多いです。
噂では月商50万円を超えている企業は、利用社数10,000店舗のうち1,000店舗ほどだそうです。
とはいえ導入社数は多いですし、無料で15日間お試しで利用できますので、運用をテストするためにも無料体験をしてみるものよいです。
futureshop(フューチャーショップ)
続いては大本命の株式会社フューチャーショップが運営するクラウド型ASPカートシステム「futureshop」です。
月額は22,000円~とMakeshopよりも若干高いのですが、アパレル向けに培った複雑な機能が充実し、導入事業者のEC売上がもっとも高いのが「futureshop」です。
有名企業のECサイトをはじめ2,900店舗が「futureshop」を利用していますが、なんと7店舗中1店舗が、EC年商1億円を突破しています。
注目は同社女性社長がかなり先進的で、日本の商習慣にあった国内外のシステムとの連携やマーケティング機能の実装が他のカートシステムとくらべて早く、シンプルながら売るため必要なマーケティング系のフロントエンド機能や、業務効率化のバックエンド機能において、使えるものだけがセレクトされています。
もちろん年商数十億を売っているショップもあるので、BASEやSTORESからのリニューアルは「futureshop」以外考えられません。
ぜひサービス資料請求だけでも申し込んでください。
shopify(ショッピファイ)
もし海外の先進的な機能を取り入れたいのであれば、世界で80万件以上使われている、「Shopify」を検討するのもアリです。
すこし前に「世界一のASP「Shopify」でECサイト構築、正直どうなの?」記事を書いたのですが、近年は国内でも「Shopify」にECサイトをリニューアルする企業が多く、人気のプラットフォームです。
- ベーシック 約2,900円/月
- スタンダード 約7,900円/月
- プレミアム 約29,900円/月
という比較的安価なプランに加え、大規模カスタマイズが可能な、
- Shopifyプラス 約200,000円~/月
というプランがあります。
これだけ見ると安いし良さそうだね!と思うのですが、優秀なベンダー(制作会社)がパートナーにいないと、各種アプリの組み合わせやカスタマイズに対応できないので、優秀なパートナーがいる場合は、「Shopify」へのリニューアルはアリです。
商習慣に合わせるならfutureshop、独自機能追加ならShopify
上記で書いているとおり、BASEやSTORESからのリニューアルは、上記のどちらか以外考えられません。ではどちらのほうが良いのか?というと、
- futureshop(フューチャーショップ)= 日本の商習慣にあった機能がすでに実装されている
- shopify(ショッピファイ)= 自分で必要な機能をアプリケーション実装していく
まず「futureshop」は、すでに多くの導入企業の実績をもとに、日本の商習慣にあった必要な機能がすでに実装されており、それを活用してECビジネスを行うことができます。
「Shopify」は、もともとのプラットフォーム自体に機能が多いわけではないのですが、それにアプリのアドオンや独自開発を行いECサイトを構築していく形です。
なので構築するベンダー(制作会社)がECビジネスを理解していなかったり技術力がないと、思ったようなECサイト構築ができず、リニューアルが失敗しますので、良いパートナーさんがいる場合は、「Shopify」も良いと思います。
国内消費者向けなら断然futureshop
BtoCをターゲットにした消費者向けのECサイトの構築なら、7店舗に1店舗が年商1億円を超える実績がある「futureshop(フューチャーショップ)」が断然オススメです。
もともとはファッションやアパレル向けのECサイト構築に向いていましたが、アパレルのEC販売で必要だった特殊な機能をさらにアップデートし、今ではアパレルだけでなく最も売れているECサイトの多くが「futureshop」で構築されています。
月額22,000円~使える高機能ECプラットフォームなので、まずは無料で資料請求してみてください。