業種・業態ごとのECサイト一覧、ビジネスにあった構築~運営を!

企業がECサイトを運営しようと思ったときに、どのタイプのECサイトを構築すればよいのでしょうか?

企業が行っているビジネスにはさまざまな業種・業態があり、商材も異なります。そんなECビジネスを成功させるうえでは、まずECサイトにどんなタイプがあるのかを理解する必要があります。

この記事では異なる業種・業態ごとのECサイトを一覧にし、それぞれのECサイトの特徴をご紹介します。

業種・業態ごとにECサイトのタイプは異なる

これからECサイトを構築・運営したい場合は、自社ビジネスの業種や業態ごとにECサイトのタイプは異なります。

ちなみに総務省が定めている日本標準産業分類によると、国内企業の業種として以下のA~Tに定義されています。

A 農業、林業
B 漁業
C 鉱業、採石業、砂利採取業
D 建設業
E 製造業
F 電気・ガス・熱供給・水道業
G 情報通信業
H 運輸業、郵便業
I 卸売業・小売業
J 金融業・保険業
K 不動産業、物品賃貸業
L 学術研究、専門・技術サービス業
M 宿泊業、飲食サービス業
N 生活関連サービス業、娯楽業
O 教育、学習支援業
P 医療、福祉業
Q 複合サービス事業
R サービス業(他に分類されないもの)
S 公務
T 分類不能の産業

「業種」としては上記に定義されているのですが、ECサイトを構築~運営するにあたっては、「業種」はあまり関係ありません。

ECサイトはWeb上で商品やサービスを販売し、事業者としては受注を管理する仕組みだからです。

なので、「業種」ではなく、「業態」ごとに考えるようにしましょう。

練馬聡一
練馬聡一
ECサイトは業態(売り方)ごとに考えるようにしましょう。

ECサイトは業態ごとに考えよう

ECサイトを区別する場合は、以下の定義を明確にしましょう。

まずはECサイトで販売する「店舗形態」を以下の2つのうちから選定します。

  1. 自社ECサイトで売りたい
  2. ECモールで売りたい

まず①自社ECサイトで売りたいという場合は、「自社ECサイトを構築して販売をする」という方法となり、②ECモールで売りたいということになると、複数の企業のショップが集まっている「ECモールに出店や出品をする」という方法になります。

練馬聡一
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路面店で売るか、百貨店で売るかという感じですね。

次に考えることとしては、売りたい相手は誰なのか?という「取引相手」を考えましょう。

  1. 消費者向けに売りたい
  2. 法人向けに売りたい

①消費者向けに売りたいという場合は「BtoC」となり、②法人向けに売りたいという場合は「BtoB」となります。

練馬聡一
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一般消費者に売りたいか、法人向けに売りたいかということですね。

ECサイトを構築・運営する場合は自社の業態をしっかりと定義し、ECサイトのタイプを選ぶようにしましょう。

ちなみに「大手ECサイト・ネット通販売上高ランキングTOP100を発表!」で紹介しているECサイトも、BtoCのサイトからBtoBのサイトまで各社様々です。

それでは各業態ごとのECサイト一覧を例に、詳しくご紹介します。

業態ごとのECサイト一覧

「店舗形態」「取引相手」を定義すると以下のようになります。

自社ECサイトで売りたい場合は、

  • 消費者向けECサイト
  • 法人向けECサイト
  • モール型ECサイト

ECモールで売りたい場合は、

  • テナント型ECモール
  • マーケットプレイス型ECモール

となります。

それではそのECサイト一覧をご紹介し、詳しく説明していきます。

自社ECサイトで売りたい場合

まずは「自社ECサイトで売りたい場合」について解説します。

大きく分けると以下の3つのタイプがあり、「自社ECサイト」や「独自ドメインECサイト」なんて言われています。

これはまず自社ECサイトを構築するプラットフォームを選び、独自のECサイトを構築していくことになります。

ちなみにECサイトの作り方は「自社ドメインのECサイト構築するには4つの方法がある」で詳しく解説しています。

自社ECサイトが最も難しいことは、ECサイトへの集客です。

知名度のある商品やブランドを扱っている企業であれば集客がしやすいですが、知名度がない商品やブランドを扱っている企業は、ECサイトへの集客が最大の課題になります。

SEO対策からコンテンツマーケティング、広告の運用、SNSの活用など、様々な集客施策が必要になります。

詳しくは「ECサイト・ネットショップの集客方法を解説!【誰でも簡単】」で解説しています。

消費者向けECサイト(BtoC)

まずは消費者向けBtoCのECサイトです。

BtoCとは「Business to Consumer」の略で、企業と消費者の取引をECサイト上で行う方法です。

ファッション・アパレルECサイト売上高ランキングTOP50を発表!」や「食品EC・ネット通販売上高ランキングTOP50位を発表!」で紹介しているような企業は、消費者向け(BtoC)のECサイトです。

練馬聡一
練馬聡一
ちなみにもし消費者向けに、BtoCのECサイトを構築したいなら断然「Futureshop」で構築するのがオススメです。

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法人向けECサイト(BtoB)

続いて自社ECのなかでも「取引相手」が法人向けのECサイト、つまりBtoBのECサイトです。

BtoBとは「Business to Business」の略で法人取引をEC上で行うサイトのことで、「BtoB ECの目的は業務効率化!市場規模やランキング、構築方法まで解説!」で紹介しているようにBtoBのEC市場規模は344兆円にのぼります。

有名なECサイトだと「アスクル」をはじめ、「ミスミ」や「モノタロウ」が有名です。

BtoBサイトのビジネスモデルは大きく分けて2つあり、

  1. クローズド型のBtoBサイト
  2. スモールBtoBサイト

既存顧客との取引のみを行う「クローズド型BtoBサイト」と既存顧客とも取引をしながら新規顧客の獲得もできる「スモールBtoBサイト」があります。

詳しくは「BtoBサイトは2つのビジネスモデルを理解して構築しよう!」で解説しています。

練馬聡一
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近年は働き方改革もあり、BtoBサイトを行う企業が激増しています!

モール型ECサイト(BtoC、BtoB)

モール型ECサイトとは、楽天市場のような様々な企業のショップが集まるようなショッピングモールを、自社サイトとして構築する方法です。

アパレルメーカーや化粧品メーカーなど、自社内にグループ会社が多くある企業や、様々な事業部をまとめている企業に向いています。

練馬聡一
練馬聡一
大手企業が自社ECモールを構築している場合が多いですね。

ECモールに出店・出品したい

続いては、「店舗形態」として、ECモールで売りたい場合を解説します。

ECモールに出店をしたり、ECモールに出品をすることでECサイトで商品を販売することができます。

ECモールで有名なのが楽天市場アマゾンが有名で、出店をしたり出品をする場合には売上に対するロイヤリティが発生します。

ですがECサイトへの圧倒的な集客力があるため、費用はかかるものの売上が見込めるのがECモールの特徴です。

詳しくは「ECモールとは?2つの種類とメリット・デメリットを理解しよう」で解説していますが、ECモールにも2種類あるので、それを詳しく説明します。

テナント型ECモール

まずはテナント型ECモールのご紹介です。

テナント型ECモールは、百貨店やららぽーとのようなショッピングモールに複数のショップが出店しているECサイトのことで、有名なところだと「楽天市場です。

これはあくまでも「モール内にお店を出店する」ということになるので、ECの機能やデザインは統一されたものになり、独自のデザインを展開できません。

月々の出店料と売れた金額の数%をロイヤリティとして支払う形で費用が発生します。

練馬聡一
練馬聡一
意外とこの費用がバカにならないので、ある程度売れてきたら自社サイトも構築してみましょう!

マーケットプレイス型ECモール

マーケットプレイス型のECモールとは、テナント型とは違い、「商品を出品する」という方法で販売をします。有名なECモールでいうとアマゾンです。

企業としてはアマゾンに商品を委託する形で出品をし、売れた分だけマージンを受け取れるというビジネスモデルになっています。

アマゾンの圧倒的な集客で商品自体は売れやすくなりますが、利益率も低く、ブランディングには不向きです。

練馬聡一
練馬聡一
なので単品商品系であればよいのですが、ブランド系の総合通販などはテナント型のほうがいいかもです。

ビジネスにあったECサイトの構築~運営をしよう

ご覧いただきありがとうございます。

この記事では様々な業態によるECサイトの一覧をご紹介しました。

企業が行っているビジネスにはさまざまな業種・業態があり、商材も異なります。そんなECビジネスを成功させるうえでは、まずECサイトにどんなタイプがあるのかを理解する必要があります。

ECサイトを運営したい場合は、「業種」ではなく、「業態」という売り方で考え、「店舗形態」と「取引相手」を定義して行いましょう。

ぜひ自社のビジネスにあった売り方を考えて、売れるECサイト運営を行いましょう!

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