ECサイトを比較して売上アップ!競合と比較したい5つの項目とは?

ECサイトの売上アップを目指したい場合は、競合サイトや売れているサイトと比較することが重要です。

ECサイトの売上アップ施策は様々あるので、自分のECサイトに最適な施策なのか?ということは実際にやってみないとわかりません。でももし施策がうまくいかなかった場合は、時間と労力がもったいないですよね。

もし簡単に売上アップを目指すには、競合サイトや売れているサイト5つの項目を比較し、劣っている部分を改善していくことが重要です。この記事ではECサイトの売上アップを目指すために必要な比較項目を解説します。

売れているサイトは徹底した比較・改善を行っている

ECサイトの売上アップを目指すには、徹底した比較を行い、劣っている部分を改善することで売上アップを目指すことができます。

大手ECサイト・ネット通販売上高ランキングTOP100を発表!」でランクインしているような国内有名EC企業も、競合他社や売れているECサイトと自社ECサイトを徹底的に比較・分析し、劣っているところを改善していくことで、売上アップを実現しています。

というのもECマーケティングに関しては、必ず売上アップするような正解はなく、実際に行ってみないと成果がわかりません。

ですが競合他社や実績のあるECサイトが行っている施策は、すでに成功している事例なのです。

なので成功するか不明確な新たな施策を実施するよりは、まずは競合他社や売れているECサイトと比較・分析し、劣っている部分を改善したり、真似していくことで売れるECサイトづくりを行うことができます。

練馬聡一
練馬聡一
よくWebマーケでもTTP(徹底的にパクる)といわれてますが、まさにそのとおりですな笑

それでは競合他社や売れているECサイトと、比較するポイントを解説していきます。

比較するECサイトは3~4サイトに絞る

比較対象とするECサイトはこのようにしましょう。比較対象とするECサイトが多すぎると、最適な施策がわからなくなってしまうので、比較するECサイトは3サイトに絞りましょう。

  • 同商品を扱っている競合他社(1~2サイト)
  • 同業界で売れているECサイト(2サイト)

このように合計3~4サイトと自社サイトを比較するようにしましょう。

比較対象するサイトの数が多すぎると、これくらいの比較していくと自社の課題もみつけやすくなります。

比較項目 自社サイト 競合A社 競合B社 売れてるA社 売れてるB社

このような形でエクセルなどで項目を洗い出していきましょう。ちなみに比較項目としては大きく分けて5つありますので、詳しく解説していきます。

ECサイトで比較すべき5つの項目

比較したい項目としては大きく分けて以下の5つです。

  1. 販売商品
  2. 集客施策
  3. 接客施策
  4. サービス
  5. 決済方法

ECサイトの特性によって項目を変えてもOKですが、上記5つの項目を中心に比較・分析していきましょう。それでは各項目を詳しく説明します。

練馬聡一
練馬聡一
アパレル系ECサイトを例に解説していきますね。

販売商品を比較する

まずは販売している商品系の比較をしていきます。

比較項目 自社サイト 競合A社 競合B社 売れてるA社 売れてるB社
販売商品
商品カテゴリ数
10 5 6 20 22
商品数 100 67 890 300 380
売れ筋商品 ワンピース カットソー ワンピース コート コート
最安値商品の金額
1800円 980円 300円 2000円 1800円
最高値商品の金額
30000円 28000円 48000円 16000円 80000円

販売商品系に関しては、上記項目をメインに分析していくのが良いでしょう。

このように比較していくと、競合よりはカテゴリ数や商品数では上回っているが、売れているA社やB社からすると商品ラインナップをもっと増やしたほうがよく、さらに売れ筋商品が高単価のコートなので、商品数を増やしつつ客単価の高い商品をもっと売っていかなければならないことがわかります。

練馬聡一
練馬聡一
このように比較すると、ECサイトにおける自社サイトの欠点や足りないところがわかりますね。

集客施策を比較する

ECサイトの売上アップで重要な指標は集客数です。続いて集客施策を比較していきます。

比較項目 自社サイト 競合A社 競合B社 売れてるA社 売れてるB社
SEO対策 記事コンテンツ 特になし 特になし 特になし 記事コンテンツ
記事コンテンツの実施 × ×
広告施策 実施 実施 未実施 実施 実施
リスティング広告 ×
リマーケティング広告 × × ×
ディスプレイ広告 × × ×
SNSの展開数 1 0 1 3 3
facebookフォロワー数 0 0 0 30000 50000
Instagramフォロワー数 10000 0 15000 150000 100000
twitterフォロワー数 0 0 0 40000 60000

このような感じで集客施策に関して、項目を比較していきましょう。

ECサイトのメインの集客方法としては2つあり、コンテンツマーケティングを行ったSEO対策と、リスティングをはじめとした広告の2つがメインの集客方法です。

ECサイト自体、SEO的に上位表示が非常に難しいです。なので記事コンテンツなどのコンテンツマーケティングが肝になります。詳しくは「ECサイト・ネットショップの集客方法を解説!」で解説しています。

練馬聡一
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このように比べていくと、自社で行ったほうがいい集客施策がわかってきますね。

接客施策を比較する

続いては接客施策を比較していきましょう。

比較項目 自社サイト 競合A社 競合B社 売れてるA社 売れてるB社
接客施策
接客ツールの有無 × × × ×
サイト内検索性能 普通 低い 低い 普通 高性能
サジェスト機能の有無
EFOの有無
レコメンド機能の有無
カゴ落ち防止施策 カゴ落ちメール カゴ落ちメール × カゴ落ちメール カゴ落ちメール&リマーケティング

ECサイトの接客施策についても、施策や機能を比較対象としましょう。

施策やツールの導入で売上アップを実現するケースもありますので、比較して足りないところは改善していきましょう。

練馬聡一
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あまり売上インパクトは大きくないかもですが、細かい施策の改善も重要です。

サービスを比較する

続いてはECサイトでのサービスを比較していきます。

比較項目 自社サイト 競合A社 競合B社 売れてるA社 売れてるB社
サービス
クーポン付与
ノベルティ付与 × × ×
定期購入あり × × × ×
キャンペーンの有無 × 初回1000円OFF 初回1000円OFF 初回1000円OFF 初回10%OFF
送料 500円 600円 600円 無料 600円
送料無料金額 10000円以上 なし 7000円以上 無料 5000円以上
店舗受取りサービス × × × ×
店舗在庫参照 × × ×

このような感じでECサイトでのサービスを比較していきましょう。

特に送料やキャンペーン系の項目で劣っているところがあれば、ぜひ他社を上回れるようにしていきましょう。

練馬聡一
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ここは結構インパクトが大きいので、特に細かく分析して比較していきましょう。

決済方法を比較する

最後に決済方法を比較していきます。

比較項目 自社サイト 競合A社 競合B社 売れてるA社 売れてるB社
決済方法
商品代引
銀行振込
クレジットカード決済
コンビニ払い ×
後払い決済 ×
amazonPay × × ×
楽天Pay × × ×
LINEPay × × ×

決済方法は意外とユーザーが気にするポイントです。ここはぜひ競合他社が取り入れている決済方法の導入を検討していきましょう。

練馬聡一
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たとえばこの比較表だとコンビニ支払いや後払い、amazonPayは導入すべきかも。と思いますよね。

⇒ECサイト必須の決済方法は3つ、あと1つ導入するなら?

競合と差別化することで売れるECサイトに近づく

このように競合他社や売れているサイトと比較・分析することで、売れるECサイトに近づけられます。

ECサイトで売上アップを目指すには、様々な施策がありますが、このような比較・分析を行い、まずは自社ECに足りない部分を補っていきましょう。

そうすることで競合他社に差別化ができ、売れているECサイトに近づける近道が見えてきます。

練馬聡一
練馬聡一
その他の売上施策については以下の記事もご覧ください。

差別化して売れるECサイトを目指そう!

ここまでご覧いただきありがとうございます。

ECサイトの売上アップを目指したい場合は、競合サイトや売れているサイトと比較することが重要です。ECサイトの売上アップ施策は様々あるので、自分のECサイトに最適な施策なのか?ということは実際にやってみないとわかりませんが、

  1. 販売商品
  2. 集客施策
  3. 接客施策
  4. サービス
  5. 決済方法

上記5つの項目を競合サイトや売れているサイトと比較し、劣っている部分を改善したり、逆に充実させていくことで、売上アップの近道になります。

ぜひ競合他社や売れているECサイトと比較・分析を行い、売上アップを目指していきましょう!