小売店タイプ別のキャッシュレス比率、モバイル決済はどれくらい?

小売店タイプ別のキャッシュレス比率、モバイル決済はどれくらい?

国内でもPayPayや、楽天Pay、LINE Payなどのバーコード決済や、おサイフケータイなど、モバイルのキャッシュレス決済の時代がといわれていますが、実際どれくらいのユーザーが使っているのでしょうか?

実は意外と使われていなく、まだまだ現金やクレジットカードが利用されているというのが現状です。

この記事では、海外のキャッシュレス・モバイル決済の調査結果をもとに、小売店タイプ別に実際いくらの買い物で、現金やクレジットカード、モバイル決済が利用されているのか?をご紹介します。

日本のキャッシュレス比率は18.4%

世界各国のキャッシュレス比較比率

出典:経済産業省 キャッシュレス社会への取組み

経済産業省の調査によると、日本のキャッシュレス比率は18.4%といわれています。

世界的にキャッシュレス比率は40%〜60%なのですが、日本はまだまだ低いという現状です。

キャッシュレスといえばEC大国である中国(EC市場規模:1兆9,894億)が進んでいるというイメージですが、キャッシュレス比率は60.0%となっていて、それよりもキャッシュレス比率が高いのが、89.1%で韓国(EC市場規模:865.5億ドル)なんですね。

ちなみに海外のEC市場については「海外EC市場&国別売上ランキングと、3年後伸びる商品ジャンルTOP10」で紹介しているので、ぜひご覧ください。

練馬聡一
練馬聡一
逆にドイツは日本よりも低い14.6%なんですね。

日本はクレジットカードが約20%

日本のキャッシュレス支払い比率の推移

出典:経済産業省 キャッシュレス社会への取組み

国内のキャッシュレス比率は約20%ですが、政府としてもキャッシュレスを推進しています。

世界的なキャッシュレスの流れを踏まえ、キャッシュレスを通じたデータの利活⽤により、国全体の⽣産性が向上し、消費者、実店舗、⽀払サービス事業者等がそれぞれ付加価値を享受できる社会の実現を⽬指していくことが必要。

出典:経済産業省 キャッシュレス社会への取組み

10月の増税により消費税が10%に上がってしまいますが、それにより国内も消費が落ち込むといわれています。

政府としてもキャッシュレス・消費者還元事業を行い、国内のキャッシュレス化を推進しつつ、消費を促進するような取組みを行っています。

消費税率が10%への引き上げに伴い、中小〜小規模事業者によるキャッシュレス決済を使ったポイント還元を支援する事業である。中小企業は2019年10月1日〜2020年6月30日まで、対応しているクレジットカードなどで決済した購入者に対し、購入金額の5%を還元することができます。
このように国内のキャッシュレス比率は20%ほどにとどまっていて、キャッシュレス化が高い国々に比べて低い状況です。
それを促進しているのがモバイル決済であり、様々なサービスが提供されていますが、日本に比較的近いアメリカでは、実際まだまだ現金が使われている事例も多いです。
それではアメリカの調査結果をもとに、小売店ごとのキャッシュレス使用率をご紹介します。
練馬聡一
練馬聡一
アメリカは比較的日本と近い価値観なので、ぜひ参考にしてください!

カード?現金?小売店ごとのキャッシュレス使用率

小売店ごとの支払い方法

出典:emarketer.com

アメリカのメルカトルが実施した調査にて、小売店ごとの支払い方法を調査したデータがありました。

この調査では、「小売店のタイプごとに、もっともよく使用する支払い方法」ということで、

  • ECのみの小売店
  • ディスカウントストア
  • ガソリンスタンド
  • 大型量販店
  • 薬局・ドラッグストア
  • レストラン・バー
  • スーパーマーケット・食料品店
  • 飲食店
  • ファーストフード・レストラン
  • コンビニ

上記の小売店のタイプでの支払い方法を調査しています。

結論モバイル決済は流行ってきてはいますが、まだまだクレジットカード、デビットカード、現金での決済が多いという現状です。

では小売店のタイプごとに決済比率をご紹介します。

ECのみの小売店

  • クレジットカードもしくはプリペイドカード:41%
  • デビットカード:25%
  • 現金:6%
  • その他:28%

ディスカウントストア

  • クレジットカードもしくはプリペイドカード:37%
  • デビットカード:29%
  • 現金:16%
  • その他:19%

ガソリンスタンド

  • クレジットカードもしくはプリペイドカード:35%
  • デビットカード:27%
  • 現金:24%
  • その他:14%

大型量販店

  • クレジットカードもしくはプリペイドカード:34%
  • デビットカード:32%
  • 現金:18%
  • その他:17%

薬局・ドラッグストア

  • クレジットカードもしくはプリペイドカード:33%
  • デビットカード:31%
  • 現金:23%
  • その他:14%

レストラン・バー

  • クレジットカードもしくはプリペイドカード:33%
  • デビットカード:27%
  • 現金:27%
  • その他:12%

スーマーマーケット・食料品店

  • クレジットカードもしくはプリペイドカード:32%
  • デビットカード:34%
  • 現金:20%
  • その他:14%

飲食専門店

  • クレジットカードもしくはプリペイドカード:27%
  • デビットカード:27%
  • 現金:27%
  • その他:20%

ファーストフード・レストラン

  • クレジットカードもしくはプリペイドカード:25%
  • デビットカード:25%
  • 現金:36%
  • その他:14%

コンビニ

  • クレジットカードもしくはプリペイドカード:24%
  • デビットカード:28%
  • 現金:35%
  • その他:13%

このように「その他」に含まれるモバイル決済の比率も高くなく、まだまだクレジットカードやデビットカード、現金決済でお買い物をするパターンが多いという現状です。

単価が安くなればなるほど、現金比率が上がっています。

練馬聡一
練馬聡一
というか、それは日本もそうですよね・・・。

1,000円以下は現金決済が約半数

1000円以下の現金決済比率

出典:emarketer.com

「10ドル未満(約1,000円)で購入する際に、何で決済しますか?」という調査に関しては、すべての年齢層の約半分が現金決済を行うという調査結果です

若干ではありますが年齢層が上がるにつれて、現金決済比率が高くなってきています。

練馬聡一
練馬聡一
私は100円のものでもクレジットカードで買いますが、低価格だとアメリカではデビットカードの使用率が高いのですね。

アメリカのモバイル決済ユーザーは6,100万人

まだまだクレジットカードや現金決済の比率は多いということですが、モバイル決済ユーザーは着々と増加しています。

アメリカモバイル決済ユーザー数は2019年に6,100万人を超え、前年比12%増加が予測されています。

先日国内でももっとも勢いのある「PayPay」のユーザー数が1,000万人を超え、使える加盟店も100万件を超えています。今後国内でもモバイル決済が増加していくので、小売店も「PayPay 」などのキャッシュレス対応をしていくことは必須ですね。

練馬聡一
練馬聡一
私は楽天に浸かってしまっているので「楽天ペイ」一択なんですけどね笑

まだまだ現金やクレジット比率は多いが、モバイル決済は拡大

ここまでご覧いただきありがとうございます。

国内でもPayPayや、楽天Pay、LINE Payなどのバーコード決済や、おサイフケータイなど、モバイルのキャッシュレス決済の時代がといわれていますが、実際どれくらいのユーザーが使っているのでしょうか?

実は意外と使われていなく、まだまだ現金やクレジットカードが利用されているというのが現状ではあります。

ですが国内でも「PayPay 」をはじめ、ユーザー数が増加していますし、政府としてもキャッシュレス化を推進しています。

ぜひ小売事業者さんはキャッシュレス化の波に乗り遅れないよう、キャッシュレスに対応していきましょう。