Googleなどの検索エンジンからの流入を増やすSEO対策は、多くの企業のWeb担当者やEC担当者の「集客」という大事な指標の永遠のテーマです。
ユーザーの集客を増やす施策として、検索で上位表示させるSEO対策は、広告やSNSと比べ無料で実施できる対策なので、企業のマーケティングやWeb担当者としても力の見せ所です。
ですがブラックハットSEOといわれる、Googleガイドラインに遵守せずにSEO対策を行ってしまうと、検索順位があがるどころか大幅に下げられてしまいます。
この記事では、2022年最新の「絶対にやってはいけないSEO対策」を10つご紹介します。
ホワイトハットSEOを実施しよう
まずSEO対策として守らないといけないこととしては、このホワイトハットSEOを実施することが非常に重要です。
ホワイトハットSEOとは、Googleが正式に発表している「ウェブマスター向けガイドライン」に準拠した方法のことです。
Googleは世界中の情報を管理し、誰でも正しい情報を得られるようにすることを徹底しているので、このガイドラインに準拠していることで、ユーザーに対して正しい情報を提供しているわけです。

ブラックハットSEOは絶対にNG
逆に検索順位を上げるための不正行為をすることが、この「ブラックハットSEO」です。
世界中のWebページをGoogleが人力で見ているわけではないので、すべてを見破られるわけではありません。
検索で上位表示させるため、Googleが実施している順位決定アルゴリズムをかいくぐろうとすることが、不正行為、つまりブラックハットSEOに該当します。
このような手法で上位表示されたサイトはユーザーの目的とかけ離れてしまうことが多く、ユーザーの利便性が低下してしまうことを防ぐため、今ではかなり制度の高い検索結果を提供してくれているわけです。

ただブラックハットSEOは一昔前のSEO対策として実施されていたことが多く、方法というよりは手法でなんとかなっていた時代がありました。
それをやっていたのが一昔前のSEO専門企業です。
一昔前のSEO専門企業はその手法で検索エンジンを上位表示させて、多くの費用を企業からとっていました。
今ではその手法の効果がなくなってしまったため、多くのSEO企業が事業転換をしています。
ブラックハットSEOとは、今では全く効果がなくなってしまった一昔前のSEO対策、つまり今では絶対にやってはいけないSEO対策ということです。
それではそのブラックハットSEOに該当してしまう10つのSEO対策をご紹介します。
絶対にやってはいけない10つのSEO対策
絶対にやってはいけないSEO対策は、以下の10つです。
- 意味のないアンカーテキスト
- ワードサラダ
- トラックバック
- コメントスパム
- クリックベイト
- ベイトアンドスイッチ
- 相互リンク集の作成
- 自作の被リンク設置
- リンクプログラムの参加
- 誘導ページの作成
昔はSEO専門企業が実施していた手法が多いですが、最近このような施策も多角化してしまっています。
これに該当してしまってる!という方は、すぐにその施策を中止して、ホワイトハットSEO対策、つまりGoogleのウェブマスター向けガイドラインに準拠しましょう。
意味のないアンカーテキスト
まずは「意味のないアンカーテキスト」です。
SEO対策は内部リンク(記事と記事をリンクさせること)も重要なのですが、このテキストリンクが意味をなしてないこと、つまり不正なキーワードを仕込むことはNGです。
内部リンクの効果はあるのですが、そのためリンクのテキストとリンク先の内容に乖離がある場合、これは有効な内部リンクとは言えません。
なので内部リンクを設置する場合は、本記事の内容と内部リンクを適切な情報にする必要があります。

ワードサラダ
ワードサラダとは、意味をなさないテキストコンテンツのことです。
SEO対策で最も重要なのは、ユーザーが検索する「キーワード」ですが、キーワードを入れたいがために支離滅裂な文章になってしまうことがあります。
一昔前はこれも評価されて上位表示される傾向にありましたが、ユーザーにとっては検索意図と違ったコンテンツが表示されてしまうので、これもブラックハットSEOに該当します。

トラックバック
トラックバックは、被リンク(外部サイトからのリンク)を得ようとする手法です。
SEO対策としては良質な被リンクは非常に大事です。
たとえば外部サイトのコメント欄に自分のサイトへリンクを貼ると、一応被リンクが成立しますが、これは外部サイトも迷惑ということながら、有効な被リンクにはカウントされません。
現在のGoogleではスパム扱いとなるため、絶対にやってはいけないSEO対策です。

コメントスパム
トラックバックと似た手法ですが、これも有効な被リンクにはならず、スパム判定がされてしまいます。
このような簡易的に外部からスパムがきてしまうサイト自体、セキュリティ対策上も良くないので、安全性という観点からも、SEO的に評価がさがってしまいます。

クリックベイト
クリックベイトとは、サイトのクリック率を高めるための「タイトル付け」の手法です。
ベイトとは「餌」という意味で、よくメディアやトレンドブログなども実施していますが、「○○(有名人)の離婚歴って!?」などのタイトルで、いかにもクリックしてしまうタイトルにも関わらず、まったく内容がスカスカのコンテンツということありますよね?
これがクリックベイトという手法で、最初はSEO的に上位表示される傾向にありますが、サイトの滞在時間も少なくなるため、有益ではないコンテンツとみなされることで、結果的に順位が下がってしまいます。

ベイトアンドスイッチ
ベイトアンドスイッチとは、まず良質なコンテンツで検索順位を上げ、その後に別のコンテンツにしてしまうことです。
一瞬は上位表示されますが、Googleの検索エンジンはすぐに見破るので、そのコンテンツの順位はみるみる下がっていき、最終的には検索エンジンにすら表示されることはなくなります。
本当に一瞬だけなので、このベイトアンドスイッチは絶対にやめましょう。

相互リンク集の作成
昔は相互リンク集といって、Webサイト内に外部サイトのリンク集を貼っているサイトが多くありました。これが相互リンク集です。
Googleウェブマスターのガイドラインでは、過度なリンクや相互リンクのみのページに該当すると順位を落とす可能性が高いと記載してあります。
関連性がまったくないのに外部リンクを貼ったり、逆にリンクをもらったりすることはやってはいけません。

自作の被リンク設置
ECサイトを運営する事業者が近年実施していることが多いですが、ECサイトとは別の記事メディアを展開し、そこからECサイトにリンクを貼りまくる。ということが多くあります。
大量に実施しなければ問題ありませんが、自然に発生しているリンク以外は、自作自演のリンクと見破られてしまい、評価が落ちる傾向にあります。
このSEO対策も、大量に行うことはやってはいけません。
関連記事:【2020年最新】大手ECサイト・ネット通販売上高ランキングTOP100を発表!

リンクプログラムの参加
これも人為的につくられたリンクということなのですが、簡単にいうとステマです。
リンクを設置してもらうために、金銭や商品を条件にすることが、リンクプログラムの参加に該当します。
これは近年のインフルエンサーマーケティングにも通づるものがあるのですが、これも大量にやりすぎるとリンクプログラムに該当してしまうため、適度に行うことが大事です。
関連記事:インフルエンサーマーケティングの費用はいくら払えばいいの?

誘導ページの作成
とあるページに誘導する、ECサイトの商品ページや申込ページなどに誘導するためのページを大量に作ること、これもSEOとしては良くないです。
なぜかというと、そもそもユーザーの利便性が悪いということもあるのですが、キーワードが重複してしまい、Googleがどのページが適正なのかわからなくなってしまう。というデメリットがあります。
なので1サイトの1コンテンツ(記事)は1キーワード、これを意識してコンテンツを作成するようにしましょう。
関連記事:ECサイトはSEOにそもそも弱い。でも強いサイトがやってる対策とは?

真面目にコンテンツページを作るしかない
ここまでご覧いただきありがとうございます。
Googleなどの検索エンジンからの流入を増やすSEO対策は、多くの企業のWeb担当者やEC担当者の「集客」という大事な指標の永遠のテーマです。
ユーザーの集客を増やす施策として、検索で上位表示させるSEO対策は、広告やSNSと比べ無料で実施できる対策なので、企業のマーケティングやWeb担当者としても力の見せ所です。
ですがブラックハットSEOといわれる、Googleガイドラインに遵守せずにSEO対策を行ってしまうと、検索順位があがるどころか大幅に下げられてしまうことになります。
絶対にやってはいけないSEO対策は、以下の10つです。
- 意味のないアンカーテキスト
- ワードサラダ
- トラックバック
- コメントスパム
- クリックベイト
- ベイトアンドスイッチ
- 相互リンク集の作成
- 自作の被リンク設置
- リンクプログラムの参加
- 誘導ページの作成
これは一昔前に流行したSEO対策であり、今では効果がありません。
検索エンジンで上位表示されるコンテンツ、つまりユーザーの検索意図を最も満たせるコンテンツしか上位表示されないので、1キーワード(検索意図)に対して良質で利便性の高いコンテンツ制作を心がけましょう。