【2022年最新】家電量販店の売上ランキングTOP15 1位ヤマダ電機、2位ビッグカメラ

この記事では全国展開する「家電量販店」の店舗数、売上ランキングTOP15をご紹介します。

家電量販店の市場規模は6億円を超え、全体的に成長していますが、実際どの家電量販店の人気が高いのでしょうか?

様々な影響で実店舗への来店が少なくなっていますが、オリンピックや巣ごもり需要の拡大で、テレビやエアコンをはじめ、冷蔵庫などの大型家電の需要が高まっています。

この記事では「家電量販店」の売上ランキングTOP15位を紹介し、各社の特徴をご紹介します。

特に「テレビ」の買い替えサイクルに合致

家電量販店の市場傾向としては、約6兆4,000億円となり、同ランキングでご紹介している家電量販店の合計でも約4兆8,000億円を超えています。

家電量販店の市場動向としては、2010年から若干市場が減少傾向にあり、2016年に4兆円近くまで下がりましたが、昨年まで拡大傾向にあります。

昨年に拡大した要因としては、

  • 巣ごもりによる家電の充実化
  • windows7のサポート終了によるハード買い替え
  • 地上デジタル移行から10年が経過
  • オリンピックによるテレビ需要

などが挙げられます。

家電の寿命は約10年と言われていますが「地上デジタル移行からちょうど10年」、「オリンピックによるテレビ需要」、さらに給付金によりテレビを中心とした大型家電の売上が伸びているのが要因です。

家電量販店のメイン商材「白物家電」と「黒物家電」

日本では家電を2つのカテゴリーで分類しています。

一般的には「白物家電」と「黒物家電」に分けられており、

  • 白物家電
    • 冷蔵庫
    • 洗濯機
    • エアコン
    • 炊飯器

など、日常生活に必要な家電のことを「白物家電」といいます。

普及しはじめたタイミングで製品の色が「ホワイトカラー」の製品が多かったため「白物家電」といわているのですが、逆に黒い商品が多かったものが「黒物家電」といわれ、

  • 黒物家電
    • テレビ
    • オーディオ
    • パソコン
    • ゲーム機

などが「黒物家電」に該当し、業界では趣味や娯楽で利用されることが多いので「娯楽家電」ともいわれています。

各社家電メーカーの製品を改めて見てみると、両方でトップシェアを誇っているメーカーはなく、各社得意な製品が「白物家電」or「黒物家電」に偏っていることが多いです。

そんな家電メーカーの売上ランキングは「日本の大手家電メーカー売上ランキングTOP20発表 1位はパナソニック」でご紹介していますが、家電メーカー売上1位の「パナソニック」や、2位の「ソニー」の製品をもっとも多く販売している家電量販店の売上高ランキングTOP15位をご紹介します。

練馬 聡一
売上が高いということは、仕入れ値(原価)も安い、つまり値引ける幅が大きい…?ぜひご自身のお買い物の際にも参考にしてくださいね笑

「家電量販店」売上ランキングTOP1位~5位

順位 企業名 売上高 店舗数 本社
1 ヤマダ電機(ヤマダHD) 1兆7,525億円 685 群馬
2 ビックカメラ 8,479億円 45 東京
3 ケーズホールディング 7,925億円 528 茨城
4 エディオン 7,681億円 1199 大阪
5 ヨドバシカメラ 7,046億円 24 東京

青字は前年比増、黒字は横ばい、赤字は前年減

家電量販店の売上ランキングは上記のとおりですが、前年よりも売上を伸ばしているのは、

  • ヤマダ電機(ヤマダホールディングス)
  • ケーズデンキ(ケーズホールディングス)
  • エディオン

上記3社になっていますので、以下でトピックスをご紹介します。

1位 ヤマダ電機(ヤマダホールディングス):1兆7,525億円

家電量販店の売上高ランキングTOP1位にランクインしたのはヤマダ電機を展開する「ヤマダホールディングス」です。

「ヤマダホールディングス」の売上高は1兆7,535億円で、前年の売上高である1兆6,115億円から108.7%の売上増加をみせています。

ヤマダホールディングスでの基幹事業はみなさんご存知の「ヤマダ電機」ですが、直営店展開している事業体としては、

  • ヤマダ電機:685店舗
  • ベスト電器:148店舗
  • マツヤデンキ:84店舗
  • 九州テックランド:30店舗
  • 大塚家具:16店舗

をはじめ、フランチャイズとしても、

  • コスモス・ベリーズ(FC):11,124店舗
  • ベスト電器(FC):155店舗
  • マツヤデンキ(FC):29店舗

直営とフランチャイズ合計して12,290店舗を展開しています。

販売商材としての構成比は、

  • 家電全般(テレビ、エアコン、白物家電など):59.0%
  • 情報家電(パソコン、デジカメ、携帯電話など):19.6%
  • 住宅関連(住宅設備系など):11.8%
  • その他:9.6%

という売上構成比になっています。

3位 ケーズデンキ(ケーズホールディングス):7,925億円

3位にランクインしているのが、ケーズデンキを展開する「ケーズホールディングス」です。

売上高は7,925億円で、前年比111.9%と増加しています。

ケーズデンキは都心ではなく、郊外・地方に店舗展開をしています。コロナの影響で昼間人口が首都圏・都心ではなく、郊外にシフトすることでの店舗来店の増加につながり、さらにテレワークでPCや周辺機器をはじめ、大型テレビや生活家電が好調でした。

さらに昨年は夏の猛暑と冬の厳寒により、エアコンや暖房機器の販売が堅調だったことで、売上を伸ばす結果につながっています。

とはいえ1位のヤマダ電機とくらべ、PCや携帯電話の「情報機器」の売上構成比は、28.1%と高い数値になっています。

4位 エディオン:7,681億円

4位にランクインしているのが、前年比104.7%と売上をのばしている「エディオン」です。

  • 売上高 7,681億円
  • 営業利益 267億円
  • 経常利益 278億円
  • 当期純利益 166億円

上記の各指標も増益しており2002年の設立以降、過去最高益を叩き出しています。

練馬 聡一
ちなみにエディオンのECサイトの前年比は151.4%と大きく数字を伸ばしています。

関連記事:大手ECサイト・ネット通販売上高ランキングTOP100を発表!

「家電量販店」売上ランキングTOP6位~10位

順位 企業名 売上高 店舗数 売上高
6 ノジマ 5,233億円 268 神奈川
7 ジョーシン(上新電機) 4,491億円 229 大阪
8 コジマ 2,882億円 140 栃木
9 ベスト電器 1,471億円 169 福岡
10 キタムラ 1,124億円 637 東京

続いては家電量販店の売上ランキングTOP6位~10位のご紹介です。

6位に「ノジマ」の5,233億円、7位に「ジョーシン(上新電機)」の4,491億円、8位に「コジマ電気」、9位に「ベスト電器」、10位には家電量販店とは少し部類が違いますが、「キタムラ」の1,124億円と続きます。

前年よりも売上を伸ばしているのが、

  • ジョーシン
  • コジマ
  • ベスト電器

上記の3社です。以下トピックスも含めてご紹介します。

7位 ジョーシン:4,491億円

7位にランクインしているのが、全国229店舗を展開している「ジョーシン」です。

同社の売上高は4,491億円となり、前年比108.1%と売上を伸ばしています。

多くの商材が前年比を上回っており、商材カテゴリーでいうと、

  • テレビ:112.3%
  • 洗濯機:110.1%
  • パソコン:107.0%
  • ゲーム・玩具:123.3%

と巣ごもりとテレワークの需要が高まり、全体的に好調に推移しています。

8位 コジマ:2,882億円

続いて8位にランクインしているのが、コジマ電気を展開する「コジマ」です。

同社は2位の「ビッグカメラ」グループに属していますが、全国140店舗を展開しており、売上高は2,882億円で、前年比103.2%と伸ばしています。

昨年は好調に推移した「コジマ」ですが、昨年の巣ごもり・テレワーク需要を加味したうえで、売上高目標を-8.8%の2,714億円と予想しています。

9位 ベスト電器:1,471億円

続いて9位にランクインしているのが「ベスト電器」で、前年よりも売上高を伸ばしており1,471億円となっています。

若干ややこしいのですが、株式会社ベスト電器として2021年6月までは法人として存在していたのですが、現在は法人としては解散。現在はヤマダホールディングス傘下のヤマダ電機が展開している家電量販店になります。

練馬 聡一
ちなみに1996年までは家電量販店における売上シェアがずっと1位でしたが、創業68年の歴史に幕をおろしました。

ちなみにECサイトはベスト電器としては展開をしておらず、過去に売却した株式会社ストリームが「イーベスト」展開しています。

「家電量販店」売上ランキングTOP11位~15位

順位 企業名 売上高 店舗数 売上高
11 ラオックス 829億円 13 東京
12 ソフマップ 440億円 28 東京
13 アプライド 396億円 72 福岡
14 ピーシーデポコーポレーション 383億円 135 神奈川
15 ZOA 95億円 22 静岡

最後に、家電量販店の売上ランキングTOP11位~15位をご紹介します。

こちらにランクインしている企業はラオックス以外は、売上前年比アップもしくは横ばいで推移しています。

以下に売上前年比アップしている企業とトピックスをご紹介します。

12位 ソフマップ:440億円

12位にランクインしているのが、ビックカメラグループの「ソフマップ」で、売上高は440億円です。

創業は1982年となっていますが、2012年にビックカメラの完全子会社化されました。

店舗数は28店舗となっていますが、メインは秋葉原エリアの店舗を再編成し5店舗体制となり、親会社のビックカメラと併設した店舗も多く展開しています。

13位 アプライド:396億円

13位にランクインしているのが、福岡に本社を構える「アプライド」です。

「アプライド」は1977年に設立され現在72店舗を展開していますが、九州・中国・四国を中心に、パソコン販売をメインで行っている家電量販店です。

売上高は前年比から微増の396億円となっています。

15位 ZOA:95億円

最後にご紹介するのが、家電量販店の売上ランキング15位にランクインしている「ZOA」です。

同社の売上高は95億円となっており、前年比を上回っています。

「ZOA」はパソコン販売が中心ですが、バイク用品も合わせて販売している若干特殊な事業展開を行っています。

2022年の家電量販店市場は減少

ここまでご覧いただきありがとうございます。

家電量販店の市場傾向としては、約6兆4,000億円となり、同ランキングでご紹介している企業の合計でも約4兆8,000億円を超えています。

そんな家電量販店の売上ランキングのTOP5社は、

  1. ヤマダホールディングス
  2. ビックカメラ
  3. ケーズホールディングス
  4. エディオン
  5. ヨドバシカメラ

となっており売上シェアを拡大しています。

各社の決算資料を見ると、2022年の業績を減少傾向と予測している企業が多く、各社巣ごもりとテレワークの需要が薄くなっていくと懸念しています。

ぜひこちらのランキングを参考に、ご自身のお買い物やマーケティングに活用いただけると嬉しいです。