3年会社に勤めているけど給料は上がらないし、役職も上がる気がしない。
ハッキリ言ってそんな会社に勤めていても、両方実現できません。
会社勤めで収入をアップさせる場合、「①役職を上げる」「②給料を上げないと辞めると交渉」「③転職する」この3つしか方法はありません。
ただ「①役職を上げる」というのは、現上司の状況や年功序列制、多大な成果を上げるという実力+運要素が強いため、すぐに実現することは難しいです。
となると「②給料を上げないと辞めると交渉」か「③転職する」しか方法はないのですが、前者のリスクを考えると、いつでも転職できる情報を得ておくことが非常に重要です。
この記事では、今よりも年収を上げたい会社員のみなさまが、いつでも転職できるような情報収集をするために登録が必要な「転職エージェントを4社」ご紹介します。
転職エージェントに無料で登録するだけで、今すぐ転職を考えていなくても、ご自身の適正年収(市場価値)を知れたり、年収が高くなりやすい業界の知見をインプットすることができます。
この記事を見れば、転職への不安や、転職エージェントで迷うことはありません。
長く企業に勤めるのは市場価値が下がる
今の会社にどのくらい勤めていますか?
10年近く勤めているのであれば、あなたの市場価値はかなり下がっています。
もし総合商社や外資ITなど高年収の企業に勤めているのであれば、それを超える給料を払う企業はほぼありませんが、いまはほとんどの会社が重大な人材不足であり、高い給料を払っても人がほしいという企業がたくさんあります。
- 役職を上げる
- 給料を上げる交渉
- 転職する
会社勤めで収入をアップさせる場合、この3つしか方法はありません。
ただ役職は上げようと思ってできることでもないですし、給料を上げる交渉も難しいところです。
となると「③転職する」という選択肢になるのですが、いまさら他の会社で活躍できるのか、給与基準はどうなるのか不安があると思います…でも安心してください。
大手企業でも注力部門や課題〜ミッションがあり、その課題や部門には平均よりも高い年収提示は普通ですし、スタートアップやベンチャーでも、大型資金調達をした企業は高い給与を払っています。
実は、中小〜大手でも専門性の高いキャリアというのは、非常に役にたちます。
- 成長市場の企業
- 大手が注力している部門(DXなど)
- 大型資金調達をしたスタートアップやベンチャー
いまよりも高い給与を提示してくれる可能性も高く、未経験でも今までの知見やキャリアを欲している企業はたくさんあります。
業界別の平均年収をチェック
とはいえスタートアップを除き、社員が社長や役員よりも多い年収を得るのは難しいです。
自分のキャリアや経験を活かせることを前提に、平均年収が高い業界に転職するようにしましょう。
- 総合商社:1,229万円
- 投資・投資顧問:1,211万円
- 証券:1,042万円
- コンサルティングファーム:1,034万円
- 医薬品・バイオ:994万円
- コンピュータ機器:895万円
- 電気・電子・半導体:884万円
- 化学・エネルギー関連:881万円
- ITコンサルティング:860万円
- 損害保険:859万円
- 医療・ヘルスケア・介護機器:838万円
- 電気ガス、水道、エネルギー:823万円
- 家電・AV機器:819万円
- 自動車・輸送用機器:813万円
- 銀行(都市、信金):811万円
- ソフトウェア(SaaS含む):806万円
- 精密機器・計測機器:802万円
- 生命保険:796万円
- 消費財・日用品・生活用品:796万円
日経転職の登録者になりますので、四季報の平均年収よりも高くなっていますが、業界別の年収ランキングです。
総合商社や金融系は、平均年齢44歳で1,200万円の年収となっています。
職種においても、高度な専門職や技術職以外に、
- マーケティング
- セールス
- Eコマース・デジタル
の給与水準は業界内でも高い水準になっています。
エージェント登録して自分の市場価値や業界を知る
ご自身の年収(市場価値)を知るためには、エージェントに登録したり相談するだけで情報を得られます。
まず平均年収が高い業界を選ぶということが大事なのですが、なかでも給与水準が高い企業を自分で見つけることは、絶対に無理です。
そのために高い給与水準を出している企業やその部門の情報を持っているエージェントに登録する必要があります。
とはいえたくさんのエージェントのなかから選ぶことも難しいので、私が利用して転職経験のあるエージェントをご紹介します。
人材業界の売上が高いエージェントを選んだ
エージェントは転職者の年収の30%が利益になります。
となるとエージェント企業の売上や営業利益が高い企業のほうが、高い年収でたくさんの転職を成功させています。
- リクルートホールディングス:2兆8,727億円
- パーソルホールディングス:1兆608億円
- パソナグループ:3,660億円
- ワールドホールディングス:1,836億円 など
関連記事:サービス業界 売上高ランキングTOP50 1位電通、2位リクルート
リクルートはその他サービスがあるので参考になりませんが、自身の職歴に関連する売上の高いエージェントにお願するようになり、その後4回の年収アップの転職を成功させています。
私が利用した経験から、以下の4つのエージェントがおすすめです。
【業界別】転職エージェントおすすめ4選+1サイト
おすすめの転職エージェントですが、私は毎回転職のたびに業界を変えているので、私の経歴・経験から以下の転職エージェントを利用しました。
まずは「ビズリーチ」転職や業界が決まってなくてもOK
特に転職したい業界が決まっていないなら、まずはCMでもおなじみ「ビズリーチ」に登録しておきましょう。
- 会員数94万人以上
- ヘッドハンター1,700名以上
- 採用企業社数6,700社以上
管理職・グローバル人材向け国内最大級の会員制転職サイトです。
こちらはエージェントではなく「転職サイト」で、サイトに希望業界や職種、希望年収を記載しておけば、企業から勝手にオファーがきます。
実際に転職を考えていない方でもたくさん登録されています。
- 転職や業界情報が得られる
- オファーが勝手に来る
- 興味があれば話を聞いてみる
というカジュアルな形で登録されている人が多いです。
具体的に転職を考えていない方でも、まずは「ビズリーチ」に登録しておきましょう。
マーケティング・広告なら「マスメディアン」
初めての転職で利用したのが、宣伝会議グループの「マスメディアン」です。
メーカー時代の同僚が、マスメディアンに依頼して博報堂に転職したということもあり利用しました。
- 総合・インターネット関連の広告代理店
- 出版社や大手メディア会社
- メーカーの広報・PR部門
- PR会社
- クリエイティブ系の制作会社
私も広告代理店に転職したのですが、その際におすすめをいただいていた求人情報は、上記のような企業です。
宣伝会議グループということもあり、「宣伝会議」や「AdverTimes.(アドタイ)」などのメディアも運営していることから、広告代理店の求人情報が多かったです。
広告代理店やクリエイティブ系の転職を考えているかたは、無料登録してご自身の市場価値や成長企業を聞いてみましょう。
IT・デジタルなら「ギークリー」
広告代理店からITベンダー(EC・SaaS系)に転職した際に利用したのが「ギークリー」です。
主に扱っている求人情報としては、
- ゲーム会社
- メーカーのデジタル担当者
- 総合ITベンダー
- ECベンダー
- SaaSベンダー
技術職の求人も多く、子供のころから好きな「ゲーム会社」もなかなか魅力的だったのですが、私はECベンダーにセールスマーケティング職で転職しました。
高年収を目指すために「リクルートエージェント」に登録
近年、時代的にSaaS企業の勢いがすごかったので、大手SaaSベンダーに転職を考えました。
そこで利用したのが「リクルートエージェント」です。
なんだかんだでリクルート社の転職サービスを利用したことがなかったのですが、希望している企業の人材募集を扱っていたのでお願いしました。
扱っている求人情報は多岐にわたり、マーケティングや技術職、業界も様々で、扱っている求人はもっとも多いと思います。
リクルートダイレクトスカウトと迷ったのですが、ダイレクトスカウト系でいうと「ビズリーチ」と同じかなと思ったのと、SaaS企業もはじめてだったのでエージェントにお願いしました。
やはりお金!外資・グローバル企業なら「エン・ワールドジャパン」
いまのところ最後の転職は「やはりお金が第一」という考えから、「エンワールド・ジャパン」にお願いし、外資系IT企業に転職しました。
SAPとかOracle、GAFAMの求人もあるのですが、外資だけではなく日本のグローバル企業の求人も扱っています。
お金とやりがいを目標にしている方は、ぜひ外資や日本のグローバル企業の求人情報をチェックしてみてください。
いままでの日本企業の求人情報ががちっぽけに感じますよ。