自社商品を消費者に直接販売するDtoC(Direct to Consumer)ブランドが話題になっています。
国内では、自社の商品をECサイトで販売するようなブランドのことをDtoCと呼んでいることが多いですが、デジタル先進国のアメリカではどのようなブランドがあるのでしょうか?
アメリカでもDtoCブランドの市場が拡大しており、5人に1人が、5年以内にDtoC企業からの購入が40%以上になると答えています。
この記事ではComscoreの調査による、月間ユニークユーザーが多いDtoC企業(ブランド)ランキングTOP10を紹介します。
DtoCブランドとは?
国内でも話題になっているDtoC企業(ブランド)とは、自社で企画・開発した商品を、直接消費者に販売するビジネスモデルのことです。
従来は専門店への卸や百貨店経由で販売をしたりすることが主流でしたが、自社のECサイトが簡単に構築できるようになった今では、SNSを活用してプロモーションを行い、多くの企業がECサイトを通じて直接消費者に販売をしています。
関連記事:メーカーEC(DtoC)を行う目的は?有名企業の課題や成功ポイントをご紹介
デジタル業界でもDtoCは近年話題になっており、業界内でもDtoCブランドの創業者は注目されています。
それでは本題の、アメリカのDtoCブランドのユニークユーザー数ランキングをご紹介します。
アメリカのDtoCブランドユニークユーザー数ランキング
出典:emarketer.com
アメリカの調査会社Comscoreによると、このようなランキングが発表されています。
ちなみに2018年11月〜の1年間で、月間ユニークユーザー数が多いTOP10のDtoCブランドが発表されました。
そのうち3社は健康・美容製品で、他にもアパレルが3社ランクインしており、日本語に訳すとこのようになります。
- Chewy:14,300,000人
- SmileDirectClub:6,800,000人
- Stitch Fix:4,100,000人
- Dollar Shave Club:3,600,000人
- 23andMe:3,300,000人
- Barkbox:2,500,000人
- Purple:1,600,000人
- Harry’s:1,500,000人
- ThirdLove:1,400,000人
- Warby Parker:1,300,000人
それではランクインしているDtoC企業(ブランド)を簡単に紹介していきます。
1位 Chewy
- 月間ユニークユーザー数:14,300,000人
- 商品ジャンル:ペットフード
- URL:https://www.chewy.com/
2位 SmileDirectClub
- 月間ユニークユーザー数:6,800,000人
- 商品ジャンル:歯科用品
- URL:https://smiledirectclub.com/
3位 Stitch Fix
- 月間ユニークユーザー数:4,100,000人
- 商品ジャンル:アパレル
- URL:https://www.stitchfix.com/
4位 Dollar Shave Club
- 月間ユニークユーザー数:3,600,000人
- 商品ジャンル:美容・脱毛商材
- URL:https://www.dollarshaveclub.com/
5位 23andMe
- 月間ユニークユーザー数:3,300,000人
- 商品ジャンル:遺伝子検査キット
- URL:https://www.23andme.com/
6位 Barkbox
- 月間ユニークユーザー数:2,500,000人
- 商品ジャンル:アパレル
- URL:https://barkbox.shop-pro.jp/
7位 Purple
- 月間ユニークユーザー数:1,600,000人
- 商品ジャンル:寝具
- URL:https://purple.com/
8位 Harry’s
- 月間ユニークユーザー数:1,500,000人
- 商品ジャンル:美容
- URL:https://www.harrys.com/
9位 ThirdLove
- 月間ユニークユーザー数:1,400,000人
- 商品ジャンル;アパレル
- URL:https://www.thirdlove.com/
10位 Warby Parker
- 月間ユニークユーザー数:1,300,000人
- 商品ジャンル:アイウェア
- URL:https://www.warbyparker.com/
日本ではあまり聞いたことがないブランドがランクインしていますが、アメリカでは多くの月間ユニークユーザー数を誇っており、多くの消費者が商品を購入しています。
40%以上のユーザーがDtoCブランドを買う予定
出典:emarketer.com
アメリカのインターネットユーザーが今後5年間でDtoC企業から購入するか?という調査によると、1/5の消費者が、DtoC企業から購入すると答えています。
調査によると、美容や健康系で35%、アパレルが34%が小売店で購入する必要がないと答えています。
日本国内でも増えているDtoCブランド
ここまでご覧いただきありがとうございます。
自社商品を消費者に直接販売するDtoC(Direct to Consumer)ブランドが話題になっています。
国内では、自社の商品をECサイトで販売するようなブランドのことをDtoCと呼んでいることが多いですが、デジタル先進国のアメリカでは日本国内ではあまり聞かないブランドが人気があるようです。
アメリカでもDtoCブランドの市場が拡大しており、5人に1人が、5年以内にDtoC企業からの購入が40%以上になると答えています。
やはりDtoCが成功する方法としては、ECとSNSの活用です。
関連記事:メーカーEC(DtoC)事業者はマーケティング予算をどこに投資すべきなのか?
日本国内でもDtoCが盛んになっており、今後も市場が拡大していくと思われます。ぜひアメリカのDtoC企業のマーケティングを参考にしてみましょう。
もしよければ「若者はSNSでどんな投稿が好きで、どんな人をフォローしているのか?【Z世代~ミレニアル世代】」もご覧いただけると嬉しいです。
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