越境EC

越境ECを推進するポイント、越境ECの構築方法をご紹介!

越境ECを自社サイトで成功させることは行なっていくことは、非常に課題が多く難しいです。近年は越境ECを推進している事業者は増えておりますが、自社越境ECで「大成功」している事業者はあまり多くありません。ですが会社の上司からも「越境ECっていいらしいじゃん?やってみてよ」と無茶振りをされているEC担当者様向けに、自社ECで越境ECを行なっていくためにどうすればいいのか?ポイントをお伝えします。

昨日は力尽きて寝てしまったので、昨日書いた「越境ECの市場」はこちらをご覧ください!
⇒越境EC市場と越境EC構築・運営の5つのポイント

越境ECを推進する7つのポイント

ECシステムについて

ちなみに自社で国内ECサイトを行なっている事業者様向けです!

まず越境ECを行なっていくにあたり、現行のECシステムに海外越境機能をつけて国内&海外サイトにしていくのか?または現行のECサイトとは別に越境ECサイトを構築していくのかの2つの方法があります。

ここで課題になるのが、「会員」「在庫」「システム改修」の3点です。まずシステムを統合し、国内&越境ECで同一のシステムにした場合の注意点をお伝えします。

会員について

同一システムにするとまず、日本人と外国人の「会員データ」が混同することになります。近年はオムニチャネル化の波もあり、店舗・EC会員データを一元管理して、マーケティング施策を行っていく。なんてこともありますが、そこに外国人のデータが混同することになります。

国別でマーケティングを行なっていく場合はデータを簡単にセグメントできるほうがよいので、不向きになるかもしれません。

在庫について

在庫管理をしているシステムにもよりますが、在庫を一元化したくない場合は、別のECシステムで構築したほうが良いです。

システム改修について

同一システムにした場合、海外向けにシステム改修をしていこうとすると、国内向けのECサイトに影響があり、多くのシステム改修費用がかかる可能性があります。特に国内向けの現行ECサイトに大きなカスタマイズをしていると、なおさら費用が発生するケースが多いです。

ECシステムについて

こちらは企業の方向性によるので正解ということはありませんが、本気でやるならECシステムをわける!スタートアップでテスト的に越境ECを行なっていくなら海外越境EC向けの機能追加をする!でよいと思います。

個人的には後者の方をおすすめします。なぜなら越境ECで大成功している企業はあまりいないからです。そんなネガティブなこと言うなよ!って言わないでくださいね泣

為替や決済方法

海外のお客様が購入をする際は、為替によって商品の金額が変動してしまいます。なのでこの商品はいくらですよ!と伝える必要があります。

一番簡単な方法としては商品の価格を円で表示をしつつ、ツールを使ってその日の為替レートを見れるようにするパターンです。海外用の価格設定などをせず、システムにも大きな改修は入らないので、一番簡単に為替を伝えることができます。

ツールの参考サイト

https://www.exchangerates.org.uk/

他には現地の通過で商品価格を表示するパターンです。為替レートマスタと連携できるシステムだとアメリカを選択すればドルで表示され、中国を選択すれば元など、現地通貨でその日のレートを表示できるようににもなります。

これは連携ができるかシステム会社に問い合わせてみましょう。

決済方法について

まずクレジットカードは日本国内でも利用率が高く、越境ECでも必須です。

ちなみにアメリカ向けの越境ECは、クレジットカードのみの対応でも現段階ではOKです。

中国向けの越境ECの場合は、クレジットカードをはじめ、支付宝(アリペイ:電子マネー的なもの)、銀聯(ぎんれん:デビットカード的なもの)、この3つを導入しましょう。こちらは決済代行会社が一括して対応していることも多いので、決済代行会社にも確認してください!

もし他の国からも注文があるようになってくると、もう1つ増やしたほうが良い決済方法が、オンラインのクレジットカード決済である「PayPal」です。こちらはクレジットカード決済ではあるのですが、クレジットカード情報を事業者側に知られることがなく安心して取引することができる仕組みです。ちなみに世界で2億人以上が利用しています!

物流について

越境ECに必要な配送方法ですが、まずは郵便局が運営している「EMS」で発送しましょう。スタートアップの事業者の配送方法は「EMS」が多いです。

このメリットは、配送状況の追跡も可能で、損害保書付き、約2 4日で配送ができ、帳票も国内の佐川急便やヤマト運輸のようにシンプルなので、多くの越境EC事業者が利用しています。

カスタマー体制

越境ECを行うにあたり、お客様対応(翻訳や問い合わせなど)ができるカスタマー体制が必要になります。お客様対応だけでなく、ECサイトのコンテンツ制作や商品説明の翻訳など、外国語に長けたスタッフが必須となります。

越境EC構築・運営の5つのポイント

①越境ECサイトのシステムを分けるか分けないかスモールスタートなら分けないほうがオススメ

②為替は簡易的なツールを導入し為替金額を計算してもらうようにする

③決済方法はアメリカ向けならクレジットカードのみでOK、中国向けならクレジットカードとアリペイ、銀聯の対応をする

④物流はまずは使いやすい「EMS」で対応

⑤カスタマー体制として、外国語がわかるグローバルなスタッフを入れる

まずこの上記5点を自社ECサイトで行えるようになれば、海外からのお客様に対して最低限越境ECで販売することができるようになります。マーケティングの概念として国内に店舗があったり、対象としたい国の小売店に卸をしていたりするとさらに売れやすくなります!!

実は越境ECの基盤を作るのは意外と難しくないのですが、実は意外と他の課題が多かったりします。ここまで言っておいて最後に何を言うんだよという感じですが、課題や障害をちょっと紹介します。

中国向けの越境ECについて

実は中国向けのECサイトをはじめとしたWebサービスは、ICPライセンス登録という事前申請の手続きが必要になります。これは現地法人を設立しなければいけなかったりと中国へ向けてECビジネスをする場合は注意が必要です。

なので自社ECで越境ECの基盤を作るのは比較的簡単ですが、本格的にビジネスをしていくとなると中国ECに強い企業とパートナーを組んだりしたほうが良いかもです。

他に、越境ECとは少し変わってしまうのですが、中国向けにECを行っていきたいとうことであれば、中国モールに商品を出品してみましょう!中国消費者はECで買い物をするときに、基本的にはECモールで買い物をします。

なので中国向けに商品を販売したいということだけであれば、中国での6割のシェアを誇る「天猫(Tmall)」や2割のシェアの「JD(京東商城)」というモールがあり、そのモールは中国企業しか販売することができませんが、海外企業も出店や出品可能な「天猫国際(Tmall Global)」「JD WorldWide(京東全球購)」というモールがあります。

これは商品をある特別区に寄託して配送する場合と、国内から商品を発送する場合のパターンが選べます。しかも売上は日本円で入金されます!

もし中国狙いで自社越境ECのハードルが高い場合は、このようなモールに出店してみても良いかもしれませんね!日本でいう楽天に出店するようなイメージです。

越境ECまとめ

自社で越境ECの基盤を作るのは比較的簡単だが、中国への越境ECをしたい場合は自社越境ECはハードルが高い。アメリカは比較的OK!スタートアップで中国越境ECしたいなら、まずは天猫国際(Tmall Global)やJD WorldWide(京東全球購)に出店を検討しよう!

⇒天猫(TMALL)とは?中国ECシェア6割を占めるNo.1のECサイトです