Eストアー(ショップサーブ)VS メイクショップ どちらのECが売れるのか?プロが解説

国内には3大SaaS(ASP)カートと言われている有名なカートシステムがあります。

私もこれからEC事業を展開していく企業や、カートリニューアルの相談をよく受けますが、国内の3つのECカートシステムでどのカートを選定すればよいのか?悩まれている担当者さんが多いです。

最初は月額費用を大きくかけたくないという理由から、極力スモールスタートでというお声をよく聞きますが、それは私も賛成です。楽天への出店やAmazonへの出品と違い、自社EC事業は難易度が高いからです。

3大SaaS(ASP)ECカートのなかでも月額費用が安めなのが、Eストアー社が提供している「ショップサーブ」と、GMOメイクショップ社が提供している「MakeShop」です。

お客様からどちらを選んだらよいのか?というご相談をよくいただきます。

元国内No.1の大手ECベンダー出身の私が、両者に直接聞いた点や、EC業界内の情報、ECベンダー的な客観的視点をまとめて解説します。

ECビジネスにおいてカートシステム選定は事業成功の鍵を握ります。

この記事を読めば、会社の大事なECビジネス、およびECカートシステム選定の失敗をすることはありません。

Eストアー(ショップサーブ)を選んだほうがよい

Eストアー(ショップサーブ)

結論からいうと、Eストアー(ショップサーブ)とメイクショップ(MakaShop)で悩んでいるなら、「Eストアー(ショップサーブ)」を選んでください。

月額23,000円から利用でき、多彩なサイトデザイン、外部タグを利用した商品詳細ページのつくりこみなど、非常に簡単に作成することができます。

もっとも重要な点はサポート体制にあるのですが、それは後ほど記述します。

日本の商習慣をすべて網羅したECカート「Eストアーのショップサーブ

11万社に利用され、月額23,000円から利用できるEストアー社のショップサーブのサービス資料に、詳しい機能や料金説明も掲載されています。

資料請求は無料で行えますので、すぐお問い合わせ内容に資料請求と記載して送信してください。

⇒ 余計な費用がかからず、メイクショップよりも使いやすいECカートシステム【ショップサーブ】

国内3大SaaS(ASP)カートシステムとは?

EC年商からカートシステムを選定

上記の図は私の所感ではありますが、ざっとEC年商規模とカートシステムを並べたものです。

  1. 総合通販向けカートシステム
  2. 単品・リピート通販向けカートシステム

カートシステムにはざっくりわけると2種類あります。

この記事で説明するのは「①総合通販向け」で、商品数が多い、合わせ買いを狙っていくような通販サイトです。

「②単品・リピート通販」は、近年D2Cなんて言われていますが、それは特殊な売り方になるので「単品通販とは?総合通販との違いや売上ランキング、構築方法もご紹介」をご覧ください。

今回のテーマであるEストアーのショップサーブや、メイクショップ社のMakeShopは「③SaaS(ASP)カート」に該当しますので、自社ECの年商1億円〜3億円を狙っていくような規模感になっています。

  1. 株式会社フューチャーショップ「futureshop」:月額22,000円〜
  2. 株式会社Eストアー「Shopserve」:月額23,000円〜
  3. GMOメイクショップ株式会社「MakeShop」:12,100円〜

総合通販サイトの構築において、業界でいわれている3大SaaS(ASP)カートシステムは、上記3社のサービスです。

練馬 聡一
上記は最低プランの金額です。サーバ容量や決済機能などを含めると3倍〜4倍くらいの月額が発生します。ポッキリでは使えないので、詳細は資料請求してください。

上記3社のカートシステムのなかでも、導入企業の平均売上高が高いのが「①futureshop」で、7社に1社が年商1億円を超えていますす。

もちろん決済料率なども加味すると月額費用も比較的かかりますが、素晴らしいカートシステムだと思います。

関連記事:各社とのコンペ経験から選ぶ 最強のECカートシステムとは?

とはいえ、はじめて自社ECサイトを立ち上げる企業としては、少し敷居が高いかも?ということでショップサーブとメイクショップで悩まれる方が多いです。

ショップサーブとメイクショップ比較、どちらが売れるのか?

ECカートでどちらが売れるのか?

もちろん自社でEC事業を行うと思いますので、「売上」が最大の目的です。

ではショップサーブとメイクショップで「どちらのほうが売れるのか?」という話だと思いますが、結論「どちらを選んでも売上は変わらない」です。

ただ、売上を早く伸ばすことができるか?という点では差がでてきます。

ここでは年商1億円を目安に話をしていきます。

  1. 集客にお金をかけられるか?
  2. フロントエンド機能を最大限活かせるか?
  3. その機能を活用するサポートを受けられるか?

年商ECサイトの売上を上げるために必要なことは、優先順位的にいって上記の3点です。

①集客にお金をかけられるか?

年商1億円を目指していくためには、集客にお金をかけなければいけません。つまり広告出稿です。

ECサイトが自動販売機だったのは過去の話で、今は集客にお金をかけないと売上はずっとゼロのままです。

SNSもあるじゃないか?と思われがちですが、超有名ブランドであったり、超有名インフルエンサーと組まなければ、SNSからの集客は見込めません。

  • 有料の集客施策
    1. Google、Yahooのショッピング広告
    2. 検索連動型広告(リスティング広告)
    3. リマーケティング系広告
    4. SNS系のディスプレイ広告
  • 無料の集客施策
    1. SEO対策(記事執筆)
    2. SNSを育てる(かなり厳しい)

上記のように有料の集客施策に少しでも多くのお金をかけるために、カートシステムの機能を最大限活用しなければいけません。

つまり以下の②〜③がカートシステム選定において重要です。

練馬 聡一
有名ブランドや有名企業でしたらすみません。ただ集客にお金をかけられないとかなり難しいです……。

②フロントエンド機能を最大限活かせるか?

フロントエンド機能とは、お客様がECサイトに訪れた際にふれる部分です。

  • 販促・キャンペーン
  • ECサイト分析
  • サイトデザイン
  • 機能拡張 など

逆にバックエンド機能は管理側の機能ですが、これは年商1億円を目指すまではまずは気にしないでください。詳しくは「ECサイトのバックエンド業務を効率化し、売上アップを狙おう」で解説しています。

ショップサーブもメイクショップもですが、フロントエンド機能は充実しています。むしろ充実しすぎています。

利用している企業のほとんどが、フロントエンド機能をほとんど活かせていなく、外部ツールを利用してお金を払ってしまっています。

カートシステム選定においては、使える機能を最大限利用し、極力コストを抑えてお客様の使いやすいサイトにしていくことが重要です。

だいたいECカートのマニュアルは、非常に見づらいです。さらにカートシステムの機能が多すぎて、使いこなせていない企業が多いのです。

それをサポートするのがカスタマーサクセスの存在です。

練馬 聡一
機能があるのに知らないってパターンがほとんどなんですよ。

③その機能を活用するサポートを受けられるか?

ショップサーブでもメイクショップでも、ECカートシステムの機能を最大限活用しないと意味がありません。

正直なところカートシステムをはじめ、このようなSaaS(ASP)システムのマニュアルは、すごく見づらいです。どんな機能があってどう活用できるのか?が全然わかりません。

それをサポートするのが、カスタマーサクセスチームやカスタマーサポートの存在です。

ショップサーブとメイクショップを比較検討する際は、ぜひ②と③を比較検討するようにしてください。

練馬 聡一
カートの料金や機能はそこまで大差がないので、サクセスなのかサポートなのかを見極めるようにしましょう。

カスタマーサクセスとカスタマーサポートの違い

カスタマーサポートとカスタマーサクセスの違い

SaaS(ASP)のECサイト構築のカートシステムの選定でいうと、重要なのがカスタマーサクセスの存在です。

  • カスタマーサポート:事業者からの問い合わせの対応をする
  • カスタマーサクセス:事業者の売上アップの支援をする

カスタマーサクセスは、カートを利用する事業者のビジネスモデルを考え、自社が提供するカートシステムの機能を最大限活用し、売上アップのサポートをするメンバーです。

広告代理店出身でWeb集客のプロだったり、分析・改善におけるプロだったり、売上アップに必要な要素をもったチーム体制をもっています。

あまり全部のことは話せませんが、私の所感からいうとメイクショップの体制は前者で、ショップサーブは後者です。

さらに名実ともに有名なECのプロが、ショップサーブのカスタマーサクセスのレベルアップに参画しています。

つまりEC事業者の売上アップの支援を、ECノウハウとカート機能を最大限活用し、支援してくれるのがEストアー(ショップサーブ)のカスタマーサクセスです。

ECを会社事業でやるならショップサーブ、個人事業+aならメイクショップでOK

Eストアー(ショップサーブ)ショップサーブとメイクショップを比較検討しているEC担当者様へ、どちらを選んでもECサイトの売上は変わりませんが、以下の点を意識して、SaaS(ASP)カートを選定してください。

  1. 集客にお金をかける
  2. フロントエンド機能を最大限活かす
  3. その機能を活用するサポートを受ける

集客はお金をかけることを前提となります。

ただ②と③はカートシステムの選定として、高性能なシステムとECのプロの支援体制があるカートシステムを選定してください。

11万社に利用され、月額23,000円から利用できるEストアー社のショップサーブのサービス資料に、詳しい機能や料金説明も掲載されています。

資料請求は無料で行えますので、すぐお問い合わせ内容に資料請求と記載して送信してください。

日本の商習慣をすべて網羅したECカート「Eストアーのショップサーブ
⇒ 余計な費用がかからず、メイクショップよりも使いやすいECカートシステム【ショップサーブ】