3分でわかるEDIとは?企業間取引を効率化!

3分で理解するEDIとは?企業間取引(BtoB)を効率化!

2017年国内の企業間取引「BtoB-EC」市場規模は、317兆2,110億円にのぼり、EC化率は29.6%となりました。BtoCの市場規模が16.5兆円となっているので、なんと約19倍の市場の開きがあります。

この数値だけ見ると国内の企業間取引(BtoB)は、EC化が進んでいると思われがちですが、実はこの市場の中には「EDI取引」の金額が多く含まれています。

この記事では「EDIって何?」ということから、EDIの種類、ECとの違い、などを解説します。

日本のBtoBのEC市場の推移

2017 年の BtoB-EC 市場規模は、317 兆 2,110 億円(前年比 9.0%増)となった。「その他」を除いた EC 化率は、前年から 1.3 ポイント増の 29.6%であった。2017 年規模が 2016 年から拡大した業種は、上位順に「産業関連機器・精密機器」、「鉄・非鉄金属」、「卸売」、「輸送用機械」であった。

出典:経済産業省ウェブサイト(www.meti.go.jp/press/2018/04/20180425001/20180425001-2.pdf)

練馬聡一
練馬聡一
BtoB-ECの市場規模がこんなに大きくなったのは、EDIのおかげということですね。この推移だと2018年増加していくでしょう!

EDIとは?

EDIとは、Electronic Data Interchangeの略で、電子データ交換という意味です。

つまり企業間の取引における書面的なやり取り(受発注や請求、支払いなど)をすべてデータ化し、専用の通信回線やインターネットを通じて行い、簡略化するという取組みです。

EDIを導入していない企業であれば、電話やFAXやメールで発注をし、受注担当が見積りや発注書などを発行、捺印→郵送などのやり取りが発生してましたが、発注元が数量を入力するだけで両社で発注確認が完了します。

練馬聡一
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つまり企業間取引においてある程度のやり取りの自動化ができるものをEDIと呼んでおり、手作業が減って、受発注の業務が軽減されるということですね。

EDIのデータのやり取りと種類

EDIでは企業のの基幹システムでデータをやり取りします。

となると各企業ごとに別の基幹システムを導入していることが多いので、通信方法やデータの形式をはじめコードのルールを決める必要があります。

それには専用の回線を用意したり、インターネット回線を使ったりと、同じ通信データを使う必要があります。

EDIの通信方法の種類は「個別EDI」と呼ばれるものと「標準EDI」と呼ばれるものがあります。

「個別EDI」は、特定の企業間のみで使用する方法で、企業間の合意のもとに細かい条件を指定することができる、「標準EDI」は、同じ業界・業種だったり、同じ規格を利用していればどの企業でも通信可能な方法です。

練馬聡一
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他にVAN(Value Added Network)と呼ばれるものもあり、EDIに付け足せるサービスもあって使いやすくなるサービスもあります。同じ業界では「業界VAN」海外とは「海外VAN」と呼ばれてます。

Web-EDIとは

上記で説明したEDIは、ISDNなどの電話回線を使用していますが、Web-EDIというのは、EDIをWeb(インターネット回線)を通じて使うことです。名前の通りですね。

練馬聡一
練馬聡一
ちなみに2020年に電話回線が廃止される方向なので、Web-EDIへの移行が進んでいくと思います!

EDIはシステムを専用機器にインストールをしていましたが、Web-EDIはインターネットブラウザで使用できるためインストールが不要なので、どんなパソコンからでも使用することができます。

Web-EDIの約7割がクラウドをベースにしているので、導入費用も低コストですみ、企業の導入ハードルは低いです。

EDIとBtoBのECサイトの違いは?

冒頭に説明したBtoB-ECの市場規模でも多くがEDIでの取引になるのですが、改めてEDIとECの違いを説明します。

基本的にEDIは企業間取引(BtoB)において「決まった相手との取引をスムーズに行なう」ということに特化しており、それ以外の無駄な機能がありません。

ですがBtoBのECサイトは、クローズドタイプとスモールBタイプのどちらでも、企業間取引をスムーズにするという目的はEDIと同じですが、ECサイトはWebサイトです。ちなみにクローズドBtoBタイプとスモールBtoBに関しては、こちらで解説しています。

⇒BtoBのECサイト、2つのモデルを理解し失敗しない構築をしよう

Webサイトとなると世界中の企業に対して取引をすることもできますし、デジマーケティングを活用することもできます。EDIは顧客データベースがないので、顧客データを活用したマーケティングはできません。

EDIとBtoBのECサイトのどちらを導入すべきほうがいいのか?、両方の特性を理解して、自社にあった導入を考えましょう。

EDIとは?まとめ

EDIとは、Electronic Data Interchangeの略で、企業間の取引における書面的なやり取りをデータ化し、専用の通信回線やインターネットを通じて行い、簡略化する取組みです。

2018年のBtoB-ECの市場である317兆円のなかでも、EDIでの取引額が相当を占めています。

インターネットを使わない、旧来のEDIに関しては、大手企業のみが導入をしているシステムでしたが、Web-EDIの普及により企業規模が大きくなくても導入ができるようになりました。

2020年に向けては旧来の電話回線が廃止される方向なので、Web-EDIへの移行が進んでいくと思われます。自社の企業間取引(BtoB)において必要なのはEDIなのか?ECなのか?これを見極めて企業間取引をドライブさせていきましょう。