国内外でも新型コロナウイルスの影響で、消費者は外出を自粛していて、実店舗へ来店することもほぼなくなってきました。
休みの日は自宅で過ごすことが多くなっているため、当然ECサイトで商品を購入しているということになります。
国内の消費者向け(BtoC)EC販売においては、アマゾンのシェアが非常に高いですが、ではどのような商品カテゴリーが売れているのでしょうか。
この記事では、コロナウイルスの影響がでてきた2月と4月で、アマゾンで購入されている伸びたカテゴリー、下がったカテゴリーについてご紹介します。
外出自粛によりECによる売上が増加中
出典:emarketer.com
コロナウイルスの影響で、消費者の多くは街に出ることがなくなり、国内でも在宅勤務や時差出勤、休日は外出を自粛している方が多いと思います。
とはいえ都心部の実店舗も休業しており、百貨店やショッピングビルも休業をしています。
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となると当然都心部での買い物ができなくなるため、近所のスーパーで食品を購入したり、ECサイトで人と接しない買い物を行っています。
特にECサイトでの販売は伸びており、「コロナの影響でECサイトで売れた商品と売れなくなった商品TOP100」で紹介しているような食品や家庭用品の売上が伸びています。
「大手ECサイト・ネット通販売上高ランキングTOP100を発表!」でご紹介しているように、アマゾンの売上は15,350億円を超え、日本国内でもダントツのEC売上を誇ります。
そんなアマゾンでも売れている商品カテゴリーに変化がありますので、ご紹介します。
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アマゾンで売上が伸びている商品カテゴリー
出典:emarketer.com
上記の図に記載されているように、18歳~65歳のアマゾンプライムのメンバーにおける商品カテゴリーにも変化あります。
当然2月と4月で季節性は多少違うものの、以下のような変化があります。
食品・飲料は13%アップ
アマゾンで最も売上が伸びている商品カテゴリーは、「食品・飲料カテゴリー」です。
2月は31%だったものが、コロナウイルスの影響が最も出ている4月には、44%にアップしています。
まだまだ食品EC化率は多くないのが現状ですが、実店舗で購入ができないため、食品をECで購入するケースが増えてきています。
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美容・健康食品は8%アップ
続いて8%アップしているのが、費用や健康食品です。
日本国内では単品リピート通販といわれるような化粧品や健康食品のECは盛んですが、アマゾンでも8%伸びています。
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家庭用品は7%アップ
7%アップしているのが家庭用品です。
具体的にいうと掃除用具やキッチン用品です。「コロナの影響でECサイトで売れた商品と売れなくなった商品TOP100」でも紹介していますが、上位にランクインしているのがキッチン用品です。
オフィス用品は7%アップ
同じく7%伸びているのが、オフィス用品です。
オフィス用品といってもPCやガジェット関連の商品が伸びており、具体的にはパソコンモニターやキーボード、マウスなどのテレワーク(在宅勤務)がしやすい環境を作るようなオフィス用品です。
ファッション(アパレル、アクセサリー、靴)は5%ダウン
逆に下がっている商品カテゴリーとしては、ファッション系の商品です。
具体的にいうと「衣服(アパレル)」「アクセサリー」「靴」などです。消費者は外出を控えているので、春服をはじめとしたファッション系をECで買うということは少なくなり、非常に売上が減少しています。
都心では百貨店やショッピングビルの休業もあり、消費者も外出を自粛しているため、アパレルメーカーは大打撃を受けています。
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今後はECサイトで効率的に販売する仕組みづくりを構築し、店舗スタッフもECでの販売促進に参加するなど、ファッション系も大きな動きがありそうです。
ファッションECの仕組みを考えよう
ここまでご覧いただきありがとうございます。
国内外でも新型コロナウイルスの影響で、消費者は外出を自粛していて、実店舗へ来店することもほぼなくなってきました。
休みの日は自宅で過ごすことが多くなっているため、当然ECサイトで商品を購入しているということになります。
国内の消費者向け(BtoC)EC販売においては、アマゾンのシェアが非常に高いですが、でコロナウイルスの影響がでてきた2月と4月で、アマゾンで購入されている伸びたカテゴリー、下がったカテゴリーにも変化があります。
特にファッション系の「衣服(アパレル)」「アクセサリー」「靴」は大きく売上を落としており、アマゾンだけでなく国内のアパレル企業は大打撃を受けています。
実店舗での販売促進が厳しいなか、店舗スタッフをECでの販促に参加させていくなどの動きが必要になってきますね。
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