マーケティングやプロモーション活動において「もっとベネフィットを伝えろ!」だったり「ユーザーのメリットは何?」というような言葉が使われていますが、ベネフィットやメリットを伝えるとは具体的にどのようなことでしょうか?
今回はマーケティングにおいて、ベネフィットとメリットの意味を説明しつつ、後半で昨年のヒット商材をベネフィット&メリット事例を勝手にご紹介していきたいと思います。
ベネフィットとは?
マーケティングにおけるベネフィットという言葉は、商品やサービスを購入・利用した際に与えられる「利益・恩恵」のことを言います。
ゴルフクラブに例えると、ゴルフクラブを買って使用するベネフィットは、「ゴルフのスコアを向上させて、あらゆる感動を与えること」です。
その感動とは人それぞれありますが、ゴルフのスコアを向上させることにより、同行者に勝ちたいという思いもあるでしょうし、大会で優勝したい。女性にモテるようになりたい。など人それぞれの感動がありますね。
この感動こそがマーケティングにおける「ベネフィット」となります。
ゴルフクラブを買うことに対しての目的は様々あると思います。例えば「ボールをまっすぐ飛ばしたい」だったり「もっと遠くに飛ばしたい」だったりします。
これもゴルフクラブを購入する目的ではあるのですが、これは「ベネフィット」ではなく「メリット」となります。
それではこの「メリット」ついて説明をします。
メリットとは?
メリットとは先ほど説明をしたような感じで「ボールをまっすぐ飛ばしたい」だったり「もっと遠くに飛ばしたい」ということです。
もう少し具体的にいうと「今より10ヤード遠くに飛ばせるよ」だったり「グリーン上でのパターが1打縮まるよ」ということになります。
ということでメリットとはベネフィット(感動)を得るために積み重ねるプロセスということだということを意識してください。
これは最近よく使われる言葉のKPIとKGIに似ていますね。
⇒KPI&KGIの設定すると、なぜか達成できてしまう営業目標
業種・商材別ベネフィットとメリット10つの事例
マーケティングにおけるベネフィットとメリットはなんとなく理解できましたでしょうか?そこで「日経トレンディ」が発表した「2017年ヒット商品ベスト30」の1~10位の商品をもとに私が勝手にベネフィットとメリットご紹介します。
商品やサービスの営業の仕方や売り方、広告のキャッチなどの参考にしていただけると嬉しいです。
日経トレンディ 「2017年ヒット商品ベスト30」より
1位:Nintendo Switch
ベネフィット:友達が増えて、もっと仲良くなれる!
メリット:いつでもどこでもゲームができる!
2位:明治 ザ・チョコレート
ベネフィット:日本の技術で世界中のチョコを食べることができる!
メリット:産地やカカオの配合率など、好みのチョコレートが選び放題!
3位:クラウドファンディング
ベネフィット:今まで実現が出来なかった夢が叶う!
メリット:資金を調達できる!
4位:ミールキット
ベネフィット:日々の生活のストレスが減り、人生ハッピーになれる!
メリット:買い出し、料理の下ごしらえ、食材が余らず無駄がない!
5位:ビットコイン
ベネフィット:億万長者になれる!
メリット:個人間で直接送金できる、価格の相場変動が大きい!
6位:クラフトボス
ベネフィット:朝から晩までこれ一本!
メリット:若者にも飲みやすく、ペットボトルで持ち運びも便利、量も多い!
7位:リンクルショット メディカル セラム
ベネフィット:旦那さんにまた恋をしてもらえる!
メリット:少ない使用量で伸びが良く、ほうれい線のシワも目立たなくなる!
8位:でか焼鳥
ベネフィット:少ないお小遣いでビールも買える!
メリット:127円で2本分の量!
9位:anello(アネロ)
ベネフィット:子育てママ同士も仲良くなれる!
メリット:開き口が大きくて中身が見やすく取り出しやすい!
10位:ハンドスピナー
ベネフィット:集中力が増して、見違えるアイデアマンになれる!
メリット:誰でも簡単に使えて、手持ち無沙汰もなくなる!
ベネフィットとメリットまとめ
マーケティングにおけるベネフィットとメリットは理解できましたでしょうか?このような形で自社の商品やサービスをベネフィットとメリットを明確にしていくと、マーケティングだけでなく、営業活動にも活かすことができます。
マーケティングにおいては、広告のコピーにはベネフィットを表現した方が良いと言われてますし、販促系の施策においてはメリットを表現した方が良いなんて言われています。
営業活動でもお客様とお話しする際に、自社の商品やサービスのベネフィットを語りながら興味関心を喚起させ、メリット語ってクロージングする。このような形でベネフィットとメリットを表現していけば、よりお客様に好かれる商品・サービスになると思います。
こちらを参考にしていただき、マーケティングや営業活動に活かしていただけると嬉しいです!