人見知りが売れる営業職に向いている理由?向いてないのはどんな人?

営業職に憧れがあったり、現在営業職で従事してるけど、自分は人見知りだし営業職には向いてないかも……。と思ったあなた!人見知りは営業職に非常に向いてるので安心してください。

営業職というと、一般的には“明るくてコミュニケーション能力が高い”という人が向いていると思われがちですが、有名な営業パーソンのほとんどは「人見知り」です。

  • 営業職に従事しているけど「人見知り」
  • 営業職に憧れがあるけど「人見知り」

自分は営業職に向いているのかな?という方はたくさんいると思いますが、「人見知り」のほうが最強の営業パーソンになる可能性が高いです。

この記事では、営業職に向いていると言われている一般的な特徴や本当に向いている人の特徴、向いていない人の特徴をご紹介しつつ、「人見知りが営業職で最強の理由」について解説します。

ぜひあなたもこの記事を読んで、最高の職業である営業パーソンになりましょう。

最強の営業パーソンは「人見知り」

一見すると、営業職に向いているように見えない人見知りの人ですが、実は彼らが最強の営業パーソンになる可能性を秘めています。

こちらは著書である「無敗営業」で有名な高橋浩一さんのお言葉ですが、想像してみてください。

あなたの社内のトップ営業パーソンでも、意外と人見知りだなと思うことはあるのではないでしょうか?

ただ「人見知りの人」は自分が話すことが得意でないからこそ、顧客と対するときには、

  • 準備に余念がなく
  • 聞き上手で(リスニングスキルが高い)
  • 主観ではなく客観的に考え
  • 顧客ニーズを的確に把握できる

慎重で観察力が高く、顧客と対するときのリスニングスキルに長けているため、顧客のニーズを的確に把握できます。

また人見知りの人は、相手との距離感をいきなり詰めることはしないため、無理な売り込みをせず、時間をかけて信頼関係を築くことができます。

練馬 聡一
売れる営業パーソンは必ず読んでいる、高橋浩一さんの「無敗営業」。読んでない人はいないですよね?

【一般的に】営業職に向いてると言われている特徴

コミュニケーション力の高い営業パーソン

営業職に向いていると一般的に言われている特徴には、明るい性格、コミュニケーション能力の高さ、説得力、自己管理力、柔軟性などが挙げられます。

まるで人見知りとは正反対ですよね?

たしかに営業職では、顧客との関係構築や商品の説明、交渉など様々なシーンで「コミュニケーション」が求められるため、これらの特徴があると仕事がスムーズに進むとされています。

ただ、これは一般的に言われている営業職の特徴であり、この能力があっても「売れる営業パーソン」になれるわけではありません。

  1. インサイドセールス
  2. 新規を開拓する営業
  3. 既存顧客への営業(ルート営業)
  4. 大手企業向けの営業(BDR)
  5. 中小企業向けの営業(SDR)

営業職と言っても、大まかに分けても5つの種類があります。

一般的に営業職に向いている人の特徴が活かされるのは、「③既存顧客への営業(ルート営業)」くらいのものです。

③以外の営業に従事している方で、売れる営業パーソンになるためには「人見知り」の要素が深く関わってきます。

本当は営業職に向いてる人の特徴

人見知りな営業マン

一方で、売れる営業職に向いている人の特徴は、まさに「人見知り」をポジティブに考えた特徴を持ち合わせる人です。

  1. 商談準備に余念がない(コーポレートサイト、SNS、IR資料の読み込み)
  2. 仮設を立て、ヒアリング内容を決めておく
  3. 商品機能を完全に把握し
  4. 自社の商品が活用された事例を叩き込んでいる
  5. 商品によって生み出された価値を理解している

というのも人見知りの営業パーソンはお客様とのコミュニケーションが最優先ではなく、どれだけ少ないコミュニケーションで結果を出すのか?を基準に考えます。

私は残念ながら比較的コミュニケーション能力が高く、商談前の5分間で話す内容を決めるというダメ営業パーソンなのですが、売れる営業パーソンは上記の5つにかなり時間をかけます。

  1. 売上高
  2. 新規顧客獲得数(受注数)

営業パーソンにおける「結果」というのは、どんな企業でも上記の2点しかありません。

顧客とのコミュニケーションが悪かったとしても、自分が嫌われようとも、結果的に「売上高」と「新規顧客獲得数」が高い営業パーソンが、営業に向いている人なのです。

営業職に向いてない人の特徴

営業職に向いていない人というのは、ハッキリ言うと「売れない人」です。

新卒のタイミングであれば、営業は顧客と仲が良かったり、営業プロセスを評価される可能性もありますが、もっというと売れない営業パーソンは、売れてないのに改善をしない人です。

  1. 売上高
  2. 新規顧客獲得数(受注数)

もう一度いいますが、営業職の評価基準は上記以外にありません。

売れるつまりほんの少しの成功体験を軸に、マイスタイルを貫いている人が営業には向いていません。

  • 自己中心的な考えが強い
  • 変化に対応できない
  • 売れてないのに方法を変えない

私も心当たりがありドキッとしますが、営業パーソンに向いていない人は売れない人で、売れない人はこの考え方が強いです。

営業職では「人見知りが最強」の理由

企業の調査に余念がない営業マン

営業職において人見知りが最強の理由は、どれだけ少ないコミュニケーションで結果をだせるのか?を、意識して営業活動を行えるからです。

人見知りの人は商談前の準備に余念がないです。

もちろん行きあたりばったりで商談を進めることは苦手なので、

  1. ターゲット顧客の情報
    • 企業のホームページ
    • サービス紹介のLP
    • 採用Webサイト
    • 各種SNS
    • IR情報や官報
    • 商談担当者のSNSやWeb記事情報

上記の情報は最低確認しています。

しかも人見知りの人は、相手の話を丁寧に聞き、そのニーズや悩みを理解しやすい傾向があります。また無理な売り込みをせず、自然な形で信頼関係を築くことができます。

この要素が組み合わさって、最終的には顧客から高い評価を得ることができるのです。

もっと人見知りの営業パーソンは、上記①「ターゲット顧客の情報」以外にも「3C+2C×マクロ環境」を含めた調査をします。

  1. ターゲット顧客の情報(上記に記載)
  2. ターゲット顧客の顧客情報(B2Bなのか?消費者なのか?)
  3. ターゲット顧客の競合情報(市場で競合している企業の顧客やシェアなど)

特に②〜③を調査し、マクロ環境(現在の市況など)と掛け合わせ、自社商品の導入によりどんな課題解決やメリット創出ができるか?を調査しています。

練馬 聡一
ここまで調査している営業パーソンは、相当な人見知りですね。

これは営業パーソンにおけるもう一つの名書である、セレブリックス社の今井さんが執筆した本「Sales is 科学的に成果をコントロールす営業術」に書かれています。

営業パーソンは冒頭でご紹介した「無敗営業」と「Sales is 」の2冊を読めば、人見知りの営業でも必ず成果を出せるようになりますよ。

結果をだすには「売れる商品を提供する会社」を選ぶ

売れる商品、成長産業

経済学者のピーター・ドラッカーは、世の中の経済・ビジネスにおいて「イノベーションとマーケティング」だと提唱しています。

  1. イノベーション(創る人):開発者やデザイナー、生産部門など
  2. マーケティング(売る人):営業パーソンやマーケティング、販売員など

世の中の仕事のほとんどは2つに分類されますが、後者のなかでも出世や収入に反映がしやすいのが「営業職」です。

ただどんなに優秀な営業パーソンでも、世の中にまったく求められていない商品を売ることはできません。

もし営業パーソンとして結果を出したいなら、働く会社を間違えてはいけません。

  1. 成長産業の業界
  2. 求められている(売りやすい商品)を提供している
  3. 給与水準が高い

上記を満たしている会社でないと、営業パーソンとしての結果を出すこともできず、収入にも反映されません。

給与水準が低い会社だと、いくら億単位の売上・利益を出したところで、年収400万円という営業パーソンは非常に多いです。

4回の転職で高年収!私が利用したおすすめ転職エージェント4選」でご紹介しているように、給料は所属する会社に影響します。

もし今いる会社が上記の①〜③を満たしていないようでしたら、すぐ成長産業に強いエージェントに登録して情報収集しましょう。

給料を上げたいなら、多くの給料を払ってくれる業界への転職しかありません。

高年収は外資系企業やコンサル、営業職であればSaaS・IT企業が成長産業ですので、上記どちらかのエージェントに無料登録をして、すぐに情報収集を始めてください。