プリセールス、セールスエンジニアとは?ドラクエだと魔法戦士!?

プリセールスやセールスエンジニアと呼ばれる職種は、IT企業に多く存在しています。この両者は言い方こそ違いますが、基本的には同じ仕事をしていると思ってください。

この記事ではそんなプリセールスやセールスエンジニアとは?から、どんな仕事を行っているのか?どんなスキルが必要なのか?どんな人がなれる、向いているのか?ということを解説していきたいと思います。

練馬聡一
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プリセールスとセールスエンジニアは同じ意味なので、以下プリセールスで統一して説明します!

プリセールスとは?セールスエンジニアとは?

プリセールスやセールスエンジニアとは、ITの専門的な知識を持っている営業マンのことです。

自社の商品やサービスの導入を検討し始めているお客様に対し、自社商品やサービスの技術的な知識、その他ITの専門的な知識を活用し、お客様への設計・提案・プレゼンなどを行ったりする職種です。

練馬聡一
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実はプリセールスは外資系の企業に多く存在します。

どんな仕事を行っているのか?

ではプリセールスがどんな仕事を行っているのか?ということを一言で説明すると、「導入を検討し始めたお客様に対し、専門家として導入の支援をする」ということです。

例えば、ITシステムなどを売るために営業マンが営業活動を行い、導入を検討し始めたお客様がいたとします。営業マンはお客様への最初の入り込みや、自社製品で大まかな課題解決を提案することはできますが、その製品の技術的な専門家ではありませんので、最終的には説得力に欠けてしまいます。

そこでプリセールスは専門的な知識を持ち合わせているため、その製品のプロとして、どのように使うと効果的なのか?という実用性のところから、デモンストレーションやカスタマイズの対応範囲など、技術的なところも対応が可能になります。

このように専門的な知識を持ちあわせつつ、導入支援を行っている営業マンが「プリセールス」です。

どんなスキルが必要なのか?

プリセールスの仕事を全うするために必要なスキルは、大きく分けて2つあり、その2つとは「営業マンのスキル」 &「技術者のスキル」です。

こうなるとプリセールスは上級職っぽく見えるかと思いますが、そのとおり上級職に分類されます。ではプリセールスがどのようなことを行っているかを簡単に説明すると、以下のようなことを行っています。

①製品・サービスの説明
②お客様の課題、悩みのヒアリング
③課題に合わせた製品のデモンストレーション
④製品・サービスで課題解決の提案
⑤導入までスケジュール・プラン考案
⑥見積・費用算出
⑦導入までの提案や技術的な支援

上記を見てもわかるように、営業マンが入り込んで案件化した案件を、導入まで営業的・技術的にも提案をしていくのがプリセールスです。ですから営業マンとしてのコミュニケーションスキル、技術者(エンジニア)としての専門的なスキルが必要になります。

どんな人がなれる、向いているのか?

結論からいうと、プリセールスになるためには営業マンとして経験を積んで、技術者(エンジニア)としてのスキル・経験を積んだ人がなることができます。(その逆もあります)

特に技術者(エンジニア)としてのスキルは非常に重要で、なぜならITシステムの導入を提案する際には、お客様側も情報システム部門やデジタル部門など、ITリテラシーが高いお客様を相手にすることになります。

なのでそのITリテラシーが高いお客様に対しても、技術的にも納得させられなければ、プリセールスは務まりませんので、非常に多角的なスキルと経験が必要になります。

プリセールスは上級職の魔法戦士

プリセールスとは、営業マンと技術者(エンジニア)のスキルを併せ持った、上級職です。

ドラクエに例えると、戦士(営業)をレベル20にしたあとに、魔法使い(エンジニア)に転職し、魔法使いがレベル20になると上級職である「魔法戦士」に転職できるようになります。

プリセールスとは営業マンと技術者(エンジニア)の経験とスキルを併せ持った職種ですので、もし現在営業や技術者でレベル20まで到達し、次のステージとしてもプリセールスを目指してみるのはいかがでしょうか?

練馬聡一
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