企業やブランドがSNS、特にインスタグラムを強化したい!ということで、運用をはじめるケースが増えてきています。
国内のアクティブユーザーが5000万人を超えるインスタグラムですが、企業やブランド、商品認知を向上させることもできる反面、企業がフォロワーを増やし運用していくことは非常に難しいです。
デジタルの知見が少ない経営層からも、SNS・インスタグラムを強化しろ!と言われるケースも多いので、SNS担当者は頭を悩ませていると思います。
ただ運用における基本を理解していないと、インスタグラムの投稿をむやみにしているだけでは、マーケティングとして成功させることはできません。
この記事では企業のSNS担当者向けに、誰でもそれなりに効果の出せるインスタグラムの運用方法から、ハッシュタグの付け方、分析・改善方法について解説します。
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インスタグラム運用における3つの事前準備
まずはインスタグラムのアカウントを開設するところからスタートしますが、まず最低限やっておくべき事前準備が3つあります。
- ターゲットユーザーの設定
- 運用における目標設定
- 競合アカウントの選定
上記の3つです。以下詳しく解説します。
ターゲットユーザーの設定
まずはターゲットユーザーの設定です。
企業やブランドが運用をするケースを想定しているので、自社で扱っている商品やサービスのメイン客層の年齢や性別で設定をしてください。
それだけでなく、
- 職業
- 趣味
- 住んでいる場所
- 勤務時間
- 食事の時間
- インターネットの環境
- 商品購入時間
など、かなり詳しくペルソナを設定しましょう。
年齢と性別はターゲットとして設定をしている企業は多いですが、上記のような事項も詳しく設定をすると、インスタグラム運用の成功率は非常にあがります。
運用における目標設定
インスタグラムの運用における目標設定を行いましょう。
では何を目標にすれば良いかというと、
- インスタグラム経由で毎月50万円の売上をあげたい
- リンクのクリック数を10,000/月にしたい
- キャンペーンの応募数を300人にしたい
このような目標を設定してください。
多くの企業が「フォロワー数」を目標に設定することが多いですが、残念ながら好きなブランド・商品でも、フォローをしてくれるユーザーは少ないので、フォロワー数を目標に設定することはやめてください。
特に企業アカウントはエンゲージメント(クリック数など)が大事なので、フォロワー数にとらわれないようにしてください。
競合アカウントを3つ選定
3つ目は、競合アカウントを3社(ブランドでも可)選定しましょう。
- ターゲット
- ビジネスモデル
- 商品
同じ商圏で同商材のビジネスを展開している企業のアカウントや、親しい業種でインスタグラムを上手に活用している企業アカウントを3社ベンチマークしましょう。
プロフィールをもう一度見直そう
ユーザーがアカウントをフォローをしてくれるのは難しいですが、上手に情報発信をしていれば徐々に増やしていくことは可能です。
次に見直したいことは、プロフィールの設定です。
こちらも3つのポイントがありますので、以下を参考にプロフィールを見直してみましょう。
プロフィール画像の色で認識させよう
99%がスマートフォンで見られることが多いインスタグラムのプロフィールは、画像というよりは色で認識させるようにしましょう。
プロフィール画像の細かい部分までは認識ができないため、画像の色合いで認識させ、一度設定をしたら基本的には変更しない方向でいきましょう。
プロフィールは150文字以内
上記で設定したターゲットに対し、誰にどのような情報を発信するアカウントなのかを明確にします。
全然運用されていないアカウントと認識されてしまうとすぐにフォロー解除されてしまうので、直近のリリース情報やイベント情報を記載して、ちゃんと運用されているアカウントということを認識させます。
それに加え、フォロワーの自己肯定感が高まるような内容にすることが良いです。
たとえば美容健康の意識が高まるなど、意識高い系のプロフィール文にするとなお良いです。
URLはフロント商品(お試し)にリンク
インスタグラムに限らずSNS全般として、フロントエンド商品に誘導するツールです。
EC事業者であれば、お試し商品など、本商品ではなくお試し商品(フロントエンド商品)のページリンクを貼ることで、売上向上につなげることができるようになります。
コーポレートサイト、ブランドサイトのTOPページに誘導することは絶対にやめて、ECサイトの特設ページ(LP)などのリンクを貼ることがベストです。
関連記事:ECサイトでインスタグラム投稿を活用する4つの事例
インスタグラムにおけるハッシュタグについて
インスタグラムの#ハッシュタグによる検索数は、世界の平均の3倍といわれるほど、日本人は検索に使っています。
特に若者を中心に検索エンジンを使った「ググる」よりも「タグる」という検索行動を行うなかで、ハッシュタグ検索をしたときに自社のアカウントを見つけてもらうために、ハッシュタグ検索のトップに表示される必要があります。
インスタグラムのアプリごとにパーソナライズされていることは公表されているのですが、アルゴリズムの本質的なところは好評がされていません。
なので適切なハッシュタグをつけた投稿が必要になりますので、以下を参考にハッシュタグの選定を行ってください。
つけたいハッシュタグ個数は上限MAXの30個
ハッシュタグの個数は多いようですが上限の30個を基本としましょう。
具体的には以下を参考にしてください。
企業名やブランド名、固有のハッシュタグ(1~5個)
まずは企業名やブランド名を中心とした固有のハッシュタグを1~5個ほどつけましょう。
投稿に対する日本語のハッシュタグ(10~15個)
投稿に関連するハッシュタグを日本語でつけましょう。
投稿に対する英語のハッシュタグ(10個)
つづいて英語でもハッシュタグをつけるようにしましょう。
文章のハッシュタグ(3個ほど)
ちょっと長めの心の声をハッシュタグに3つほど記載します。
ハッシュタグをつけて投稿する際の注意点
ハッシュタグをつけて投稿する際の注意点として、30個のハッシュタグのうちの15個は、ハッシュタグ投稿数が1,000投稿~10,000投稿の規模のものにしてください。
半分は意識しなくてもOKですが、ハッシュタグ検索からアカウントの投稿を見てもらうことが大事です。
なのでまったく検索されていないハッシュタグをつけていると意味がないので、半分の15個は上記の投稿数があるものを選定するようにしましょう。
最適なフィード投稿とストーリーズ投稿の時間と回数
ハッシュタグが決まったらいよいよ投稿をしていくフェーズになります。
みなさんの勤務時間としては9時~18時くらいの企業が多いと思うのですが、以下の時間に投稿をするようにしてください。
回数:2日に1回
時間:20時~22時
回数:1日1回以上
時間:7時、12時、17時、20時~22時
投稿スケジュールを最低50回分作成する
企業の公式アカウントの運用で、もっとも難しいことが「継続すること」です。
エクセルやスプレッドシートを使い、日時と投稿内容を50回分は作成してから投稿をスタートしましょう。
継続的に情報発信をしてコミュニケーションを行おう
ここまでご覧いただきありがとうございます。
企業やブランドがSNS、特にインスタグラムを強化したい!ということで、運用をはじめるケースが増えてきています。
国内のアクティブユーザーが5000万人を超えるインスタグラムを活用し、企業やブランド、商品認知を向上させることもできるインスタグラムですが、企業がフォロワーを増やし運用していくことは非常に難しいです。
デジタルの知見が少ない経営層からも、SNS・インスタグラムを強化しろ!と言われるケースも多いので、SNS担当者は頭を悩ませていると思います。
ただ運用における基本を理解していないと、インスタグラムの投稿をむやみにしているだけでは、マーケティングとして成功させることはできません。
投稿のクリエイティブが非常に大事なのですが、それ以外に大事なのがハッシュタグの付け方です。
インスタグラムの#ハッシュタグによる検索数は、世界の平均の3倍といわれるほど、日本人は検索に使っています。
特に若者を中心に検索エンジンを使った「ググる」よりも「タグる」という検索行動を行うなかで、ハッシュタグ検索をしたときに自社のアカウントを見つけてもらうために、ハッシュタグ検索のトップに表示される必要があります。
ハッシュタグの個数は多いようですが上限の30個を基本とし、50回分のスケジュールを決めてから、インスタグラムの運用をしていくようにしましょう。