国内のEC市場が20兆円を超え、EC化率も高まるなか、これからECビジネスを拡大していきたいという事業者が増えていると思います。
とはいえ競合も多く、ECビジネスは年々難易度が上がっているため、まずはスモールスタートでECビジネスをはじめたいという方も多いです。
ECビジネスを行っていくうえで、ECサイトを構築するわけですが、まずはECカートシステムの選定を行う必要があります。
ですが国内にはECカートシステムを提供している企業は20社以上あり、どのECカートシステムを選ぶべきなのか?という難題がありますが、結論「futureshop」を選ぶべきです。
この記事では、元ECベンダー出身の私が、なぜスモールスタートのECビジネスにおいて「futureshop」を選ぶべきなのか?という理由を解説します。
【EC年商】スモールスタートの目安は年商1億円
スモールスタートでECビジネスを始めたい。と思った場合、目標年商は1億円を目指していきましょう。
とはいっても自社EC年商1億円というのは、かなり難易度が高いです。
「大手ECサイト・ネット通販売上高ランキングTOP100」にランクインしている企業などを見ていると、多くの企業が数十億円の売上をあげているように見えますが、自社ECだけで数十~百億円の売上をあげている企業は少ないです。
- ECビジネスは以下のチャネルで1億円を目指そう
- 自社ドメインのECサイトで販売
- amazonに出品
- 楽天市場に出店
- 親和性の高いECモールに出店・出品(ZOZOやアットコスメなど)
ECビジネスというのは自社で構築したECサイト(自社EC)を中心に、amazonに出品をしたり、楽天市場に出店をしたり、親和性の高いECモールに出品をしたりと、複数のECチャネルを駆使して目指していくものです。
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資本力のある大手企業の有名ブランドや、超有名なインフルエンサーを抱えている企業であれば、自社ECだけで数億円の売上をあげることはできるかもしれませんが、それがない企業は自社ECのみでビジネスを拡大させていくのはほぼ無理だといっても過言ではありません。
とはいえスモールスタートでECビジネスをしていきたいという企業の担当者であれば、
- 中心となる自社ECサイトを構築
- 楽天に出店し集客力で商品認知拡大
- アマゾンに出品し商品購入を促進
- 自社ECサイトの限定商品で売上アップ
- 売れてきたらその他モール出店検討
スモールスタートで上記のようなステップで、ECビジネスを拡大させていくことが重要です。
導入するカートシステムはASPカート(SaaS)
まずは上記の「①中心となる自社ECサイトを構築」を実施していくわけですが、ここで高額なECカートシステムを導入する必要はありません。
ECカートシステムは大きく分けて5種類あり、
- スクラッチ型のECカートシステム
- パッケージ型のECカートシステム
- クラウド型のECカートシステム
- ASP型のECカートシステム(これを選ぶべき)
- 無料型のECカートシステム
ここ3年ほどで、③~⑤は「クラウド」や「SaaS」と混同してまとめられるケースが多いですが、スモールスタートでECビジネスをはじめるなら、上記の「④ASPカートシステムを」選んでください。
どうせならカート名をいってしまうと、クラウド型は「ebisumart」と「Salesforce Commerce Cloud」で数千万規模、無料型は「BASE」や「STORES」です。
なぜなぜASPカートシステムが良いかというと、初期・月額費用が安く、高額なECカートシステムと大差なく高機能だからです。
結論、国内のASP~無料カートのなかで最も使いやすく高機能で、EC事業者の売上平均も高いのが「futureshop(フューチャーショップ)」なのですが、導入実績の多さでは国内で5位となっています。
以下で導入実績ランキングと、スモールスタートのECビジネスで「futureshop(フューチャーショップ)」を選ぶ理由を説明します。
低価格なカートシステム導入実績ランキングTOP5
海外も一部含まれていますが、国内でもっとも導入されている「クラウド・SaaS型のASPカートシステム」の導入実績ランキングTOP5はこちらです。
以下に各社のカートシステムの導入サイトの実績と特徴をご紹介します。
1位 BASE(ベイス):180万サイト
導入実績ナンバーワンは、180万サイトの導入で、CMでもおなじみの「BASE」です。
BASEは無料でECサイトを構築でき、売れた分の決済手数料のみでECサイトの運営が可能です。
個人でECサイトを立ち上げたいという方は無料でネットショップを運営できるので良いのですが、当然ほとんど個人事業主や超小規模事業者であり、1億円を目指していくようなECビジネスは難しいです。
2位 Shopify(ショッピファイ):170万サイト
世界の導入サイトも含まれていますが、170万サイトを超える導入実績がある「Shopify(ショッピファイ)」です。
- ベーシック:$25/月
- スタンダード:$69/月
- プレミアム:$299/月
ECスモールビジネスで使える3つのプランがあり、それ以上はShopify Plusというプランで大規模ECサイトを構築可能です。
正直なところフューチャーショップの次に使ったほうがいいのが、このShopify(ショッピファイ)です。
Shopfyは低価格で汎用性も高いのですが、構築する依頼ベンダー(制作会社)がダメだと、思った通りのECサイトにならないので、信頼がおけるベンダーさんがいればShopfyも正直ありです。
3位 COLOR ME(カラーミーショップ):180,000サイト
導入実績として3位なのが、GMOペパボ社が展開する「COLOR ME(カラーミーショップ)」です。
こちらは月々5,000円~使える低価格のECカートシステムで、導入サイトも18,000サイト多いのですが、機能が乏しく、こちらも超小規模事業者向けです。
モールをはじめとした他店舗展開をしていくにも連携がしづらく、夫婦でやっているような街の商店規模の事業者であれば良いのですが、EC事業規模を伸ばしていくことは難しいです。
4位 MakeShop(メイクショップ):11,000サイト
導入実績は約11,000サイトと多く、2,749億円の流通総額No.1を謳っているのが、GMOメイクショップが提供する「MakeShop」です。
流通総額とは、単純に導入サイト数とその合計の売上高ですが、導入しているサイトが売れているかというと、実はそうでもないです。
当然売上の高いEC事業者はあるのですが、月々50万以上(年商600万円)の導入事業者は10%にも満たないという話もあります。
とはいえメイクショップは月々1万円と低価格の割には高機能で、他店舗モールとの連携などもしやすいカートシステムですが、管理画面がごちゃごちゃしており劇的に使いづらいです。
5位 futureshop(フューチャーショップ):3,000サイト
やはり本命のECカートシステムは、コマースワンホールディングスの株式会社フューチャーショップが展開する「futureshop」です。
上記の導入実績ランキングでは、導入実績は約3,000サイトと第5位なっていますが、1位~4位のECカートシステムは、Shopifyの一部店舗を除き、実は全然売れていないのが現状です。
その点フューチャーショップは、7店舗に1店舗がEC年商で1億円を超えており、売れているEC事業者の多くが「futureshop」を利用しています。
【後悔しないために】フューチャーショップ以外は限界がある
絶対に他社では扱っていないものや、超強力なインフルエンサーを抱えている企業であれば、マーケティングにかけるお金さえあれば、どのカートシステムを利用してもECビジネスで1億円を達成することができます。
ですがそんな企業はほとんどありません。
正直なところ、売れているECサイトのカートシステムは、
- Shopifyで構築された一部のサイト
- futureshopで構築された1/7店舗
どちらかしかないのです。
近年はカナダからきた「Shopify」を導入する企業が多いのですが、すでに売れているサイトがShopifyを導入しただけで、ゼロからECサイトを構築して売れるようになったサイトはほとんどありません。
その点、futureshopは管理画面の使いやすさはもちろん、冒頭にご紹介した楽天やアマゾンとの連携も可能、日本の商習慣にあったEC機能が充実しており、低価格なECカートシステムでは軍を抜いて高性能です。
さらに同社は女性社長で、海外のトレンドやツールとの連携も積極的で、ECやマーケティングのトレンドのキャッチが非常に早いです。
それだけ日本の商習慣にあった売れるECカートシステムが「フューチャーショップ」です。
絶対に後悔しないのが「futureShop」
futureshopは月額費用が最低22,000円~利用できる、日本国内で最も優れたECカートシステムです。
導入サイトの7店舗に1店舗の売上が1億円を超えているという、ありえない驚異の実績を誇ります。
スモールスタートとはいえ、1億円を目指さなければ採算が合わないのがECビジネスです。
futureshop以外のカートシステムは低価格ですが、売れているサイトはほとんどなく、スモールスタートでも将来的に売上を伸ばしていきたいなら、絶対に絶対に後悔しないのがfutureshopです。
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