ECサイトの売上アップに一番大事なのはもちろん「集客」です。でもせっかくECサイトに集客をしても、ユーザーが目的の商品までたどり着けないと離脱してしまいます。
みなさんもせっかくECサイトに商品を探しに来ているのに、目的の商品が見つからず離脱してしまうことはありませんか?
特に商品数が多いECサイトである、アパレルや日用品、工業系のBtoBサイトによくありがちなのですが、サイト内の検索窓にどんなワードで検索しても、全くトンチンカンな商品が表示されたり、なぜか違う商品が表示されたりするケースが多いです。
ECサイトでは極力商品を探しやすくして、お客様に見つけてもらいやすいようにすることが、お客様へのサービス向上にもなり、結果売上アップにつながります。
この記事では多くの有名ECサイト検索エンジンを見てきた私が、実際に導入されている検索機能とおすすめの検索エンジンをご紹介します。
「ツイードベスト」が見つからない
最初に余談で申し訳ないのですが、せっかくECサイトに来たのにもかかわらず、良い商品が見つからないってこと沢山ありますよね?
品番がある商品であれば探しやすいのですが、アパレルなどのたくさん商品を扱うECサイト関しては検索機能がとても重要です。
個人的な話をすると、キムタクがドラマで着ていたものに近い「ツイードベスト」が欲しくなり、ZOZOTOWNを始め様々なブランドのECサイトを見てみたのですが、本当に見つからない!
ECサイトによっては名前が「ベスト」だったり「ジレ」だったり、カテゴリでは「ジャケット」に入っていたり「インナー」に入っていたり・・・。 もしあれば絶対に買っていたのに、もっと検索機能がが高性能であれば泣!と思いました。
アメリカではAmazon検索が1位
アメリカの調査によると、GoogleとかYahoo!で検索するのではなく、まずはAmazonで検索をするというお客様が38%に登るそうです。
なのでこのECサイトにこんな商品がありそう!と思っているお客様に関しては、ECサイトに訪問してから検索をするので、ここで検索機能が乏しいと期待してきたのに商品が見つからず、離脱してしまうわけです。
ECシステムの検索エンジンは性能が乏しい
ECシステムである、ASPカートやECパッケージに標準搭載されている検索エンジンは、よく見えがちですがかなり簡易的な仕組みで動いており、非常に検索性能が低いです。
なぜならECシステムを開発・提供しているベンダーは、消費者(ユーザー)が便利になる検索機能の性能アップをするよりも、導入事業者側のメリットを最優先に機能開発をするからです。
ハッキリ言って、消費者(ユーザー)を満足させるためには、事業者目線で開発を進めるECベンダーが作った簡易的な検索機能よりも、検索機能だけを作っているサードパーティベンダーの検索エンジンを導入するのがおすすめです。
ECサイトに導入したいおすすめ検索エンジン
それでは、ECサイトに導入したいおすすめの検索エンジンを3社ご紹介します。
- ビジネスサーチテクノロジ株式会社:probo EC
- ナビプラス株式会社:NaviPlusサーチ
- ZETA株式会社:ZETA SEARCH
今回ご紹介するのはこの3社です。ぜひ気になるところはお問い合わせしてみてください。
probo EC
ビジネスサーチテクノロジ株式会社が提供している、「probo EC」です。
ECサイトに特化したASPサービスなので導入も簡単です。 ちなみに他のドメインで管理しているサイト、例えばコーポレートサイトなど複数のサイトを横串で検索することができます。
検索ログももちろん見れるので、ECサイトの改善に活かすこともでき、Googleアナリティクスとの連携も可能です。
NaviPlusサーチ
ナビプラス株式会社が運営する高機能検索エンジンの「Navi Plusサーチ」です。
精度の高い検索機能で、こちらもASPなので導入も簡単。 導入実績が多いのも安心のポイントですね。
さらに同社が提供している「レコメンドエンジン」や「レビュー機能」「リタゲメール」なんかと連携することもできるので、検索機能だけでなくECサイトの売上アップにつながるマーケティング全般も同社一括で実施することができます。
ZETA SEARCH
ZETA株式会社が提供する高機能な検索エンジンが「ZETA SEACH」ですね。
検索結果がヒットしなくしてサイト離脱を防止するような、「0件ヒット対応」や「おすすめ表示」など、実店舗に近い接客のような検索機能です。
こちらも同社が提供している「レコメンド」や「広告エンジン」「レビュー」などの連携も可能なので、よりお客様とのコミュニケーションを高める上で効果的です。
ECサイトのおすすめ検索エンジンまとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
外部の検索エンジンは、上記で紹介した3社にお問い合わせをすれば間違いないです。その中で自社で必要な機能をはじめ、初期・月額の費用などを見比べて検討していきましょう。
もちろん3社とも非常に高機能ですし多くの実績があります。選定のポイントとして、その機能を使いこなせるのか?自社にその運用体制があるのか?なんてことも考えて選定してください。
逆に機能だけで選んでしまうと、実際の運用で使いこなせず、費用が無駄になってしまう可能性もあります。そんなことを含めて検討し、お客様が購入しやすいECサイトを目指してください。