【2024年最新】玩具メーカー・業界売上ランキングTOP20 1位はバンダイ、2位は?

日本の玩具・おもちゃ業界において、売上ナンバーワンはどの企業でしょうか?

特に日本には世界でも有名なアニメやキャラクターのコンテンツがあり、それを商品化し、国内外に販売しているおもちゃメーカーが多数あります。

この記事では日本の玩具メーカーにおける各社の最新決算をもとに、売上ランキングTOP20位をご紹介します。

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玩具業界の市場規模は744億円

ポケモンをはじめとした玩具の売上高

昨年の経済産業省の発表によると、国内の玩具・おもちゃ・ゲームなどの販売金額は744億円で、前年よりも+13.2%となっています。

  • 2015年:420億円
  • 2017年:528億円
  • 2019年:529億円
  • 2021年:711億円

さらに業界的には増額しており、過去には420億円の市場規模でしたが、11年連続で右肩上がりに増加しています。

玩具業界といっても細かなセグメントはあるものの、

  1. ゲーム分野
  2. おもちゃ分野

大きく2つに分類されています。

もちろん両方を展開している企業も多いのですが、同ランキングでは「おもちゃ分野」をメインにした売上ランキングをご紹介します。

もしゲーム業界の売上ランキングをご覧になりたい方は、「【最新】ゲーム会社の売上高ランキングTOP30 業界1位はソニーグループ」をご覧ください。

それでは本題の玩具メーカー・業界における売上ランキングTOP20と各社のトピックスをご紹介します。

練馬 聡一
ソニーと任天堂はゲームがメインなので除外しています。スクエニなどは入れていますのでご了承ください。

玩具メーカー・業界の売上ランキングTOP1位~5位

順位 会社名 売上高 前年比
1 バンダイナムコホールディングス 8,892億円 +20.0%
2 スクウェア・エニックスホールディングス 3,652億円 +9.8%
3 セガサミーホールディングス 3,209億円 +15.6%
4 コナミホールディングス 2,995億円 +9.9%
5 ハピネット 2,824億円 +8.9%

1位 バンダイナムコホールディングス:8,892億円

玩具業界の売上ランキング1位は「バンダイナムコホールディングス」で、売上高は8,892億円で、前年比は+20%となっています。

もちろん玩具以外の商品やサービスも展開しているのですが、売上セグメントでいうと

  • トイホビー:3,736億円
  • デジタル:3,781億円
  • 映像音楽プロデュース:539億円
  • クリエイション:375億円
  • アミューズメント:823億円

玩具であるトイホビーの売上高は、3,736億円となっています。

トイホビーのカテゴリーでの主力商品は、

  • ガンダム
  • ドラゴンボール
  • ウルトラマン
  • 仮面ライダー
  • デジモン
  • ワンピース

上記商品が国内外でも人気で、ワンピースはトレーディングカードを世界展開する予定です。

さらにガンプラを製造する静岡ホビーセンターの隣に新工場を設立し、生産体制を強化しています。

2位 スクウェア・エニックス:3,652億円

2位にはゲームやデジタルが中心になってしまうのですが「スクウェア・エニックス」です。

売上高は3,652億円、前年比は+9.8%となっています。

スクウェア・エニックスといえば、「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」をはじめとした超強力コンテンツを有しています。

  • デジタルエンタテインメント事業:2,796億円
  • アミューズメント事業:458億円
  • 出版事業:290億円
  • ライツ・プロパティ事業:140億円

売上高の大半を占めるのがゲームソフトやスマートフォンアプリのデジタルエンタテインメント事業ですが、ファイナルファンタジーやドラゴンクエストの権利販売を行う「ライツ・プロパティ事業」が存在します。

関連記事:【最新】ゲーム会社の売上高ランキングTOP30 業界1位はソニーグループ

事業部の売上は140億円ですが、同記事にランクインしているバンダイやセガ等のメーカーに提供しているということもあり、同ランキングに記載しています。

練馬 聡一
いやいや、スクエニは玩具じゃなくてゲームだろ!と言わずに許してください……。

3位 セガサミーホールディングス:3,209億円

3位にランクインしているのが、売上高3,209億円の「セガサミーホールディングス」です。

玩具やゲーム、アミューズメントを展開しているエンタテインメントコンテンツ事業の売上高は2,359億円で、

  • コンシューマ:1,583億円
  • アミューズメント機器:497億円
  • 玩具:256億円
  • その他

という売上セグメントになっています。

玩具では、カードできせかえ!すみっコぐらしシリーズや、鬼滅の刃PODなどで新製品および定番製品を販売しています。

4位 コナミホールディングス:2,995億円

4位にランクインしているのが、売上高2,995億円の「コナミホールディングス」です。

  • デジタルエンタテインメント事業:2,150億円
  • アミューズメント事業:195億円
  • ゲーミング&システム事業:256億円
  • スポーツ事業:420億円

セグメント別の売上高は上記のような形ですが、遊戯王パワプロのコンテンツもあり、QuizKnockとのコラボしたアミューズメント機器の開発など、玩具以外のコンテンツ充実しています。

玩具メーカー・業界の売上ランキングTOP6位~10位

順位 会社名 売上高 前年比
6 ポケモン 2,042億円 +70.1%
7 タカラトミー 1,654億円 +17.2%
8 カプコン 1,100億円 +15.5%
9 ピジョン 930億円 -6.3%
10 コーエーテクモホールディングス 727億円 +20.5%

6位 ポケモン:2,042億円

6位にランクインしているのは、世界的に人気を博すポケットモンスターでおなじみの「株式会社ポケモン」です。

非上場のため情報が少ないですが、前年比は+70.1%と大幅な売上アップを記録しています。

  • ビデオゲーム(ポケットモンスターシリーズ)
  • カード(ポケモンカードゲーム)
  • ゲームアプリ(ポケモンGO、ポケモンユナイト)
  • アニメ、映画
  • 直営店舗(ポケモンセンターなど)
  • ライセンス・タイアップ(上記メーカー等のライセンス)

ポケモン社の事業としては、上記が主な事業セグメントとなっています。

現在は「ポケットモンスター  スカーレット、バイオレット」が発売中で非常に人気ですが、「ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール」も発売から3日で 139.6万本昨、Pokémon LEGENDS アルセウスも、10週間で世界1,140万本以上も販売されています。

他社との共同展開している「ポケモンGO」や「ポケモンUNITE」も好調で、前年比+70%と非常に好調に推移しています。

練馬 聡一
コンテンツは素晴らしいのですが、六本木ヒルズのポケモン社に新規商談にいったときは、ご対応いただいた3名がめちゃくちゃPC打ちながら喋られてちょっと寂しかったな…笑

7位 タカラトミー:1,654億円

7位にランクインしているのは、玩具メーカーとしては最大手企業となる「タカラトミー」です。

売上高は1,654億円、前年比は+17.2%となっています。

海外にも販路を広げており、

  • 日本:1,004億円
  • アメリカ:270億円
  • ヨーロッパ:72億円
  • オセアニア:23億円
  • アジア:469億円

という地域別の売上セグメントとなっています。

日本やアジアでは、定番のおもちゃである「デュエル・マスターズ」「パウ・パトロール」「ぷにるんず」をはじめ、玩具事業も堅調に推移。

ポケモンの商品を展開するタカラトミーアーツグループ(タカラトミーアーツ、ベニイ、T-ARTS Korea)も好調で、直近の第2四半期決算でも+120億円と大幅に伸ばしています。

店舗展開をしている「キデイランド」でも、ちいかわの人気も博し、前年をクリアしています。

練馬 聡一
タカラトミーの人気コンテンツである、トミカやプラレールを中心に、ポケモンのライセンス商品が超人気という感じですね。

8位  カプコン:1,100億円

これまたゲームメーカーじゃないかと言われそうですが、8位はゲームコンテンツがメインの「カプコン」です。
売上高は1,100億円で前年比は+15.5%となっています。
ゲームソフトを中心としたデジタルコンテンツ事業が売上を牽引し、
  • デジタルコンテンツ事業:942億円
  • アミューズメント施設事業:150億円
  • アミューズメント機器事業:6,000万円

上記の売上高となっています。

カプコンの主要IPは非常にコンテンツ力が高く、

  • バイオハザードシリーズ:1億3,100万本
  • モンスターハンターシリーズ:8,800万本
  • ストリートファイターシリーズ:4,900万本
  • ロックマンシリーズ:3,800万本
  • デビルメイクライシリーズ:2,700万本
  • デッドライジングシリーズ:1,500万本

「バイオハザード」などの主力タイトルもまだ売れていますが、昨年はモンスタハンターライズの拡張パッケージ「モンスタハンターライズ サンブレイク」が440万本も売れています。

モンスタハンターライズシリーズだけでも累計1,100万本、モンスターハンター全てのシリーズで4,900万本を突破しています。

練馬 聡一
私も残念ながらライズ、サンブレイク両方買ってしまっており、累計240時間をプレイしてしまっています…。

玩具メーカー・業界の売上ランキングTOP11位~15位

順位 会社名 売上高 前年比
11 サンリオ 527億円 +28.5%
12 ブシロード 419億円
13 エポック社 198億円
14 壽屋 142億円 +49.8%
15 タミヤ 139億円

11位 サンリオ:527億円

11位にランクインしているのが、ハローキティでおなじみの「サンリオ」です。

売上高は527億円、前年比は+28.5%と大きく伸ばしています。

サンリオの決算によると、

  • 国内:453億円
  • 海外:134億円

上記の地域で売上を算出しており、調整額が入った売上高となっています。

国内の売上セグメントは、

  • 物販事業:180億円
  • ライセンス営業本部:103億円
  • エンターテイメント事業:47億円

物販だけでなくテーマパークの来場実績も伸びてきており、サンリオピューロランドは89万人、ハーモニーランドは30万人の来場実績となっています。

主力キャラクターを生み出すコンペも積極的に行っており、昨年は「NEXT KAWAII PROJECT」と題し、新たに活躍するキャラクターデビューのきっかけづくりも行っています。

練馬 聡一
ここでSNSで話題の「ぷりぷりうんぴ〜ず」が出てきているわけですね笑

12位 ブシロード:417億円

カードゲームやトレーディングカード、ゲームソフトやキャラクターグッズを展開する「ブシロード」です。

決算月の変更により正しい前年比は算出できませんが、売上高は419億円となっています。

  • トレーディングカード部門:152億円
  • ゲーム部門:93億円
  • MD部門:43億円
  • メディア部門:23億円
  • 音楽部門:46億円
  • スポーツ部門:55億円

デジタルIP部門が売上全体の7割を担っています。

ブシロードが取り組む主なIPとして、

  1. ヴァイスシュヴァルツ(IPプラットフォーム型)
  2. カードファイト!!ヴァンガード
  3. 新日本プロレス
  4. 戦姫絶唱シンフォギア
  5. ラブライブ!
  6. BanG Dream!(バンドリ!)
  7. 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
  8. アルゴナビス
  9. D4DJ
  10. アサルトリリィ
  11. スターダム
  12. Reバース

自社IPや他社IP、IPプラットフォーム型のトレーディングカードゲームに取り組んでいます。

練馬 聡一
ちなみにIP別の売上高は、1位ヴァイスシュヴァルツ、2位バンドリ!、3位カードファイト!!ヴァンガード、4位が新日本プロレスです。

14位 壽屋:142億円

1953年に立川市でおもちゃ屋さんとして創業し、現在はメーカーとしても事業展開をしている「壽屋」です。

売上高は142億円、前年比は+49.8%と大きく売上を伸ばしています。

  1. 国内事業
    • フィギュア:17億円
    • プラモデル:29億円
    • 雑貨:2億円
  2. 海外事業
    • フィギュア:35億円
    • プラモデル:20億円
    • 雑貨:500万円
  3. 卸事事業:105億円

メーカーとしての卸販売が売上の多くを占めますが、小売事業では海外の方が売上比率が高くなっています。

自社のIP拡充と海外展開、Eコマースを強化することで、来年度の売上は160億円を見込んでいます。

玩具メーカー・業界の売上ランキングTOP16位~20位

順位 会社名 売上高 前年比
16 ブロッコリー 65億円 +4.1%
17 エスケイジャパン 64億円 +21.3%
18 ピープル 54億円 +22.4%
19 ボーネルンド 47億円
20 パイロット(玩具事業) 42億円 +9.60%

16位 ブロッコリー:65億円

16位にランクインしているのはトレーディングカードゲームやキャラクターグッズを中心に展開する「ブロッコリー」です。

売上高は65億円、前年比は+4.1%となっています。

  • 自社ライセンスグッズ:18億円(うたの☆プリンスさまっ♪)
  • 他社ライセンスグッズ:20億円
  • トレーディングカードゲーム:7.8億円(Z/X(ゼクス)など)
  • ゲーム(ジャックジャンヌなど)

品目別の売上セグメントは上記のようになっています。

さらに新作のトレーディングカードゲームである「疾走体感 ViViZ(ビビッヅ)」を新発表していますが、次回決算は63億円と減収の見込みです。

とはいえ国内の玩具業界の15%がトレーディングカードゲームを占めていることから、今後も成長が見込めるコンテンツを有しています。

練馬 聡一
ちなみにブシロード社長の木谷さんはが、ブロッコリーの創業者です。

17位 エスケイジャパン:64億円

17位は大阪に本社を構える、ゲームセンター向けの景品企画・製造をメインで行っている「エスケイジャパン」です。

売上高は64億円、前年比は+21.3%となっています。

  • キャラクターエンタテインメント事業:41億円
  • キャラクター・ファンシー事業:23億円

上記の売上セグメントとなっており、キャラクターエンタテインメント事業では主にゲームセンターの景品などを展開し、ファンシー事業では

  • ポケモン
  • たべっ子どうぶつ
  • 忠犬もちしば

などのキャラクターグッズを展開しています。

20位 パイロット:42億円

最後の紹介が文房具でおなじみのパイロットコーポレーションです。

全体の売上高は1,030億円となっていますが、おもちゃ事業の売上高は42億円です。

特におもちゃ事業の柱を担っているのが30周年を迎える「メルちゃん」で、

  • メルちゃん
  • ポケットメルちゃん
  • 知育おえかき
  • おふろのおもちゃ
  • メイキングトイ
  • アヒル隊長

他にも上記のような子供向けのおもちゃを展開しています。

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練馬 聡一
ちなみに私の知り合いが1位の企業で働いているのですが、マーケティング部門で800万円だそうです…。