企業のブランドや商品のプロモーションの一環として、スポンサーとして有名人のインスタグラムに投稿するようなプロモーションする方法は、日本だけでなく世界中で行われています。
すでにインスタグラムの世界のユーザー数は10億人を超え、国内でも3,300万人を超えており、今後もユーザー数の拡大が見込まれています。
そんな企業のプロモーションを行っている有名人は、いったいいくら稼いでいるのでしょうか?
この記事では過去12ヶ月間において、インスタグラムで最も稼いだ世界の有名人ランキングTOP20をご紹介します。
インスタグラムのユーザー数は10億人超え
2012年にFacebookに買収されたInstagramですが、インスタグラムのユーザー数は、世界中で10億人を超え、日本国内のユーザー数は3,300万人を超えています。
ユーザー数だけでなく「インスタ広告」といわれるような広告も、2019年の広告売上は14億4,100万ドル(日本円で1,529億747万円)と予測されており、ユーザ数の増加とともに広告出稿料も増加しています。
ちなみに各SNSのデジタル広告売上は「GoogleやFacebook社の広告売上高はいくら?インスタやツイッターもご紹介」で解説しています。
1回のスポンサー投稿で1億円超えも
そんな絶好調なインスタグラムではありますが、世界中の有名人もインスタグラムを使っており、数多くのフォロワーに対して投稿をしています。
そんな投稿にはスポンサー投稿もあり、企業がブランドや商品を宣伝してもらうために、有名人のインスタグラムで投稿をしてもらうという取り組みを行っています。
このスポンサー投稿が非常に高額で、有名人であればあるほど数多くのフォロワーに対してブランドや商品の訴求ができるため、世界中の有名人たちは企業との取り組みでスポンサー投稿を行っています。
有名人においては、インスタグラムの1回の投稿で1億円を超えるギャランティーをもらっていることもあり、本業よりも稼いでいる有名人も多いです。
それでは本題の、過去12ヶ月間でインスタグラムで最も稼いだ有名人ランキングTOP20位を、Insta Wealthの調査結果をもとにご紹介します。
参考:Insta Wealthより 過去12ヶ月間の日本円換算は1ドル108円で計算 広告数は12ヶ月間のスポンサー投稿数
インスタで稼いだ有名人ランキングTOP1位~5位
順位 | 名前 | ジャンル | 国籍 | 稼いだ金額 | 投稿単価 | 日本円換算 | 投稿単価 | 広告数 |
1 | クリスティアーノ・ロナウド | サッカー選手 | ポルトガル | 4780万ドル | 97.6万ドル | 約51.6億円 | 約1.05億円 | 49 |
2 | リオネル・メッシ | サッカー選手 | アルゼンチン | 2330万ドル | 64.7万ドル | 約25.1億円 | 約7000万円 | 36 |
3 | ケンダル・ジェンナー | モデル・タレント | アメリカ | 1590万ドル | 61.2万ドル | 約17.1億円 | 約7000万円 | 26 |
4 | デビッド・ベッカム | サッカー選手 | イギリス | 1070万ドル | 35.7万ドル | 約11.5億円 | 約4000万円 | 30 |
5 | セレーナ・ゴメス | 歌手 | アメリカ | 800万ドル | 88.9万ドル | 約8.6億円 | 約9550万円 | 9 |
1位はポルトガルのサッカー選手で、現在ユベントスに所属しているクリスティアーノ・ロナウドです。
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日本円にして約51億6,000万円をインスタグラムで稼いでいて、ユベントスの年俸が約3,400万ドル(日本円で36億7,200万円)といわれているので、サッカー選手の本業をはるかに越してしまっています。
12ヶ月間の広告投稿数は49回なので、1投稿の投稿単価はなんと約1億500万円という驚愕のギャランティーです。
続いて2位もバルセロナ所属のサッカー選手であるリオネル・メッシで約25億1,000万円、4位にもサッカー選手のデビット・ベッカムが約11億5,000万円と、上位にはサッカー選手のランクインが目立ちます。
3位にはモデル・タレントのケンダル・ジェンナーがランクインしており、約17億1,000万円を稼いでいます。
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ちなみにケンダル・ジェンナーはInstagramで最も有名な上位15名の1人でもあります。
インスタで稼いだ有名人ランキングTOP6位~10位
順位 | 名前 | ジャンル | 国籍 | 稼いだ金額 | 投稿単価 | 日本円換算 | 投稿単価 | 広告数 |
6 | ネイマール | サッカー選手 | ブラジル | 720万ドル | 72万ドル | 約7.7億円 | 約8000万円 | 10 |
7 | ズラタン・イブラヒモビッチ | サッカー選手 | スウェーデン | 400万ドル | 20万ドル | 約4.3億円 | 約2000万円 | 20 |
8 | カイリー・ジェンナー | モデル・タレント | アメリカ | 380万ドル | 126.7万ドル | 約4.1億円 | 約1.36億円 | 3 |
9 | ロナウジーニョ | サッカー選手 | ブラジル | 260万ドル | 26万ドル | 約2.8億円 | 約3000万円 | 10 |
10 | クロエ・カーダシアン | タレント | アメリカ | 120万ドル | 60万ドル | 約1.29億円 | 約6000万円 | 2 |
続いて6位〜10位にも3名のサッカー選手がランクインしています。
ブラジル代表のネイマールが約7.7億円、スウェーデンのイブラヒモビッチが約4.3億円、ブラジルのロナウジーニョが約2.8億円と、TOP10位のうち6名がサッカー選手ということになります。
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1回の広告単価が1位のクリスティアーノ・ロナウドよりも高いのが、8位にランクインしているカイリー・ジェンナーです。
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過去12ヶ月間での広告の投稿が3回となっていますが、投稿単価は1億3,600万円と破格の金額となっています。
インスタで稼いだ有名人ランキングTOP11位~15位
順位 | 名前 | ジャンル | 国籍 | 稼いだ金額 | 投稿単価 | 日本円換算 | 投稿単価 | 広告数 |
11 | ビラート・コーリ | クリケット選手 | インド | 118万ドル | 17.7万ドル | 約1.27億円 | 約2000万円 | 6 |
12 | エミリー・ラタコウスキー | モデル | アメリカ | 113万ドル | 8.1万ドル | 約1.22億円 | 約1000万円 | 14 |
13 | ガレス・ベイル | サッカー選手 | イギリス | 100万ドル | 20万ドル | 約1.08億円 | 約2000万円 | 5 |
14 | プリヤンカー・チョープラー | 女優 | インド | 100万ドル | 25万ドル | 約1.08億円 | 約3000万円 | 4 |
15 | カミラ・コエーリョ | ユーチューバー | ブラジル | 95.2万ドル | 2.8万ドル | 約1億円 | 約294万円 | 34 |
サッカー選手のシェアが多かったTOP10位でしたが、インドのクリケット選手、ビラート・コーリが約1億2,700万を稼いで11位にランクイン。
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日本では馴染みがありませんが、実は世界中で最も競技人口が多いのがクリケットです。彼のクリケットの実力はあまりわかりませんが、インスタを見ているとオシャレなので、広告塔にはもってこいなのでしょう。
15位にランクインしているのは、スポーツ選手やタレントなどではなく、ブラジルのユーチューバーである、カミラ・コエーリョです。
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彼女は12ヶ月間で34回のスポンサー投稿を行っており、約1億円を稼いでいます。
インスタで稼いだ有名人ランキングTOP16位~20位
順位 | 名前 | ジャンル | 国籍 | 稼いだ金額 | 投稿単価 | 日本円換算 | 投稿単価 | 広告数 |
16 | ベラ・ハディッド | モデル・タレント | アメリカ | 94.9万ドル | 8.6万ドル | 約1億円 | 約1000万円 | 11 |
17 | タラ・ホワイトマン | ブロガー | オーストラリア | 75.2万ドル | 1万ドル | 約8000万円 | 約110万円 | 73 |
18 | シメオン・パンダ | フィットネス | イギリス | 54.9万ドル | 1.3万ドル | 約6000万円 | 約146万円 | 41 |
19 | ユリシス・ジュニア | フィットネス | アメリカ | 47.6万ドル | 1.6万ドル | 約5000万円 | 約172万円 | 29 |
20 | エイミー・ソング | ブロガー | アメリカ | 44.4万ドル | 1.9万ドル | 約5000万円 | 約208万円 | 24 |
最後に、16位から20位のご紹介です。
16位以降はブロガーやフィットネス系がランクインしており、12ヶ月間で稼いだ金額は約1億円〜5,000万円です。
注目は17位にランクインしているタラ・ホワイトマンで、この方は旅行を中心としたブロガーさんです。
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ブログ自体はとてもオシャレなのですが、インスタの投稿写真のクオリティが素敵すぎます。
12ヶ月間で約8,000万円を稼いでいるのですが、このランキングでも投稿数は最も多く、73回のスポンサー投稿を行っています。
20位にはアメリカのブロガーであるエイミー・ソングがランクイン。
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こちらの投稿は京都に行った際に撮影した写真だそうで、着物が素敵ですね。12ヶ月間で約5,000万円をインスタグラムのスポンサー投稿で稼いでいます。
インフルエンサーにはいくら払えばいいの?
出典:emarketer.com
このように多くの企業がインフルエンサーに対して多額の費用をかけて、自社の商品をプロモーションしています。といっても一体いくら払えば実施できるのでしょうか?
フォロワーが50万人を超える人たちには、インスタグラムの1回の投稿でも2,085ドル(約22万円)のギャランティーを支払うのが平均だそうです。
ですが海外の企業のプロモーションとして、フォロワー5,000〜30,000人のマイクロインフルエンサーに投資をしています。
理由はパワーインフルエンサーや有名人との取り組みよりも、費用対効果が高いという理由です。
なぜ費用対効果が高いのか?ということについては、
- 一流有名人よりも費用対効果が高い
- 消費者とより良い関係を築く
- 制作されたコンテンツはより認知されている
- 絞ったターゲットには親和性が高い・・・etc
マーケティング担当者からはこのようなアンケート結果がでています。
マイクロインフルエンサーはフォロワーこそ多くはないですが、フォロワーに実際の友達や知り合いなども多く、信頼性や影響力が高いということが理由です。
詳しくは「インフルエンサーマーケティングの費用はいくら払えばいいの?」で解説しています。
インスタで稼いでる有名人ランキングまとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
企業のブランドや商品のプロモーションの一環として、スポンサーとして有名人のインスタグラムに投稿するようなプロモーションする方法は、日本だけでなく世界中で行われています。
そんな企業のプロモーションを行っている有名人は、いったいいくら稼いでいるのか?ということをご紹介しました。
やはり世界中に知名度があり、世界中のフォロワーにプロモーションできるインスタグラムのスポンサー広告は、大手企業において非常に重要な接点になっていますね。