学生がインターンシップを行う場合、どんな企業のどんな職種を選べばいいのでしょうか?
これから就職活動を行っていくにあたり、エンジニアなどの開発職やデザインなどの企画職、マーケティング職など、どんな職種を希望するのでも、結論インターンシップは営業職がベストです。
ちなみに営業職で経験したことは、大企業でも中小企業の全職種で活かすことができます。
この記事ではこれからビジネスマンとして羽ばたいていく皆様に、インターンシップは営業職を選択べき理由をお伝えします。
インターンに最適なのはベンチャー企業の営業職
営業職に就職をするつもりがなくても、インターンシップに最適なのは「ベンチャー企業の営業職」です。
営業のイメージとしては、このようなネガティブなイメージを持っている方も多いと思います。
- 人と話すのが苦手
- ノルマがキツイ
- 社内での付き合いとか大変そう・・・etc
ですが上記で挙げたことは、このように言い換えられます。
- コミュニケーション能力が向上する
- 数字を意識し納期を守る
- 社内営業力が向上する
この能力は技術職やデザイン職、マーケティング職などを目指していたとしても、ビジネスマンの必須スキルです。

就職をしてしまうと配属された部署や各々が行う職種に偏ってしまうので、このようなスキルを身に着けるのが難しくなってしまいます。
なのでインターンシップを活用して、このようなスキルの基礎的なことだけでも学んでおくと、どんな職種においても有利になります。
さらに、「ベンチャー企業の営業職」と限定している理由としては、営業職を中心に多くの業務を行うことができるからです。
というのも大手企業は、部門ごとに行う業務が偏り、あまり数多くの業務を行うことがありません。なのでせっかくインターンシップを行ったとしても暇になってしまう可能性も大いにあります。
もし暇になったら「暇な営業マンの仕事の作り方、心掛けるコツは1つだけ」をご覧くださいね笑

ですが「ベンチャー企業の営業職」だと、一人で行う業務が多岐にわたります。
人数も多くないので営業活動を中心に、社内とのコミュニケーションのとり方や、その他様々なスキルの基礎が学べるでしょう。
それでは具体的に営業職を選択したほうがいい理由について説明します。
インターンシップは営業職を選択すべき5つの理由
上記で説明したスキルアップの他に、インターンシップでは営業職を選択すべき理由があります。
- どんな企業や職業があるのか詳しくなる
- 成長企業や業界の理解が高まる
- 川上~川中〜川下の流れを理解できる
- 企業の商習慣が理解できる
- 様々な相手と話すことができる
そんな理由を5つまとめましたので、ご覧ください。
どんな企業や職業があるのか詳しくなる
営業職をやっていると、国内の企業に対しての知見が高まります。
国内企業は約400万社になると言われ、様々な業種・業態でビジネスを行っています。
だいたい新卒の就活サイトに掲載されている企業は、約1万社といわれているので、それ以外の企業を知れることは就職においても有利になります。
この情報を得られるのは営業職の特権で、エンジニアなどの技術職やデザインなどの企画職など、他の職種では経験できません。
そのような企業や職業についても知見が高まるということが非常に大きなメリットです。

成長企業や業界の理解が高まる
企業の知見が高まることによって、成長している企業や業界の理解が高まります。
もしこれから就職する企業が倒産してしまったり、就職はしたものの業界の市場は右肩下がり・・・。こんなことになってしまったら嫌ですよね。
とはいえ、大企業もとつぜん倒産をしてしまうような時代です。私の持論ですが、就職をするなら絶対に成長産業にいくべきです。
たとえば「EC業界の市場動向から見て、今後〜未来のeコマース業界は明るい!」で紹介しているように、EC業界は右肩上がりで市場が拡大しています。
インターンシップで営業職を行うと、このような情報がリアルに入ってくるので、企業や業界の情報の理解が高まり就職にも有利にはたらきます。

川上~川中〜川下の流れを理解できる
小売業によく言われる「川上〜川中〜川下」というのはご存知ですか?
これは商品やサービスが生産され、消費者の手に届くまでの流通経路を指すマーケティング用語です。
- 川上:メーカー
- 川中:卸・問屋
- 川下:小売業
営業職のビジネスマンであれば必ず理解しているこの流通経路ですが、実はこのような流通経路を理解していない社会人は多いです。
営業職以外の専門職であっても、活躍している人はこのような製造から卸、小売の流れやマーケティングの方法を理解しています。
ですが目の前の仕事ばかりやっている人は、このような流れを理解していない人も多いです。
インターンシップで営業職を経験することで、このような基礎知識を理解しておくだけで、他の職種でも活躍できるようになります。

企業の商習慣が理解できる
インターンシップで営業職を選択するべき理由として、企業の商習慣が理解できるということがあります。
商習慣とは、ビジネスにて収益をあげる取引においての習慣のことです。
法人間の取引(BtoB)という企業もあれば、法人が一般消費者に向けて販売している(BtoC)という商習慣もありますし、仕入れや卸をしている商社などは法人⇢法人⇢法人(BtoBtoB)という商習慣もあります。
詳しくは「BtoBとBtoCのマーケティングの違いと必ず理解するポイント」でも解説しています。

様々な相手と話すことができる
最後に、様々な相手と話すことができるということが大きなメリットです。
様々な相手とは、社内や社外を含めた相手ということです。
インターンシップではあまり社外に営業に出るということは多くないかもしれませんが、社内の人達と話したり一緒に仕事をしたりすることは多くなるでしょう。
もし営業に同行することがあれば「営業同行のマナーとは?上司や先輩に高評価となる3つのポイント」をご覧くださいね。
営業マンをはじめビジネスマンとして非常に重要なのが、「社内営業」です。
そもそも、社内でできないことは社外でできないとも言われますし、実際給料をもらっているのは社外ではなく社内です。
営業を始めその他の職種だとしても、ざんねんながら社内営業が上手な人が出世していくのです。
ぜひ社内営業の練習ということも含めて、営業のインターンシップを受けてみましょう。

世の中のビジネスはマーケティングとイノベーション
アメリカの経営学の父であるドラッカーは、世の中のビジネスはマーケティングとイノベーションと言っています。
つまり大きく分けると商品やサービスを売るマーケティングと、商品やサービスを作るイノベーションという意味で、国内企業も「売る人」と「作る人」の2つに分かれます。
もし後者の作る人になりたいと思っても、この売るというマーケティング、つまり営業職を経験することで、より良いものが作れるようになります。
希望の職種でないとしても、失敗しても怒られないインターンシップで、営業職である「マーケティング」を学んでおくことは、社会人になったときでも必ず活かせる経験です。

インターンシップは営業職で幅広い知識やスキルを習得しよう
ここまでご覧いただきありがとうございます。
学生がインターンシップを行う場合、これから就職活動を行っていくと思いますが、エンジニアなどの開発職やデザインなどの企画職、マーケティング職など、どんな職種を希望するのでも、結論インターンシップは営業職がベストです。
ちなみに営業職で経験したことは、大企業でも中小企業の全職種で活かすことができます。
このように「TOKYOインターンUP to 29」インターンシップを募集しているプラットフォームなどを利用して、ぜひ営業職のインターンシップを経験し、幅広い知識やスキルを見につけて、立派なビジネスマンを目指しましょう!