コロナウイルスやオリンピック延期で日本の広告費も大きく減少

コロナウイルスやオリンピック延期で日本の広告費も大きく減少

新型コロナウイルスも世界的に広がり、収束の目処が立っていない状態ですが、ついに東京オリンピックの1年延期が決定となりました。

2020年に東京オリンピックが予定通り今年開催されれば、世界の広告費は前年比7%増加の6917億ドル(73兆4803億)になると予測されていました。

ですが東京オリンピックが延期になったことで、各企業は第2四半期における広告やキャンペーンを中心としたマーケティング予算の見直しにかかっています。

この記事では、コロナウイルスの影響と、東京オリンピックの1年延期によるマーケティング・広告費の見直しの詳細やいつのタイミングで減少するのか?についてご紹介します。

アメリカ企業の25%は、すべての広告を停止

リーマンショックが起こってしまった2009年は、世界的に広告出稿が激減し、デジタルを中心に各メディアへの広告出稿額あは過去最低となりました。

ですがInteractive Advertising Bureauというデジタル広告の策定を行っている組織の見解としては、このコロナウイルスの影響により、2009年のリーマンショックをさらに超えると予測しています。

企業のマーケティング担当者への調査でも、44%が悪くなると予測されており、アメリカの企業のマーケティング担当者の25%が、すべての広告を停止しています。

4月1日にはアマゾンやウォルマートがBuzzFeedやVoxMediaと実施していたスポンサー広告を停止しました。

練馬聡一
練馬聡一
ただ60%近くのマーケティング担当者は、予算調整がまだ決定していないそうですが、もっと多くなると予想されます。

コロナウイルスの影響でアメリカの広告予算は大きく減少

コロナウイルスにより2020年第2四半期と2020年下半期の広告費を変更する米国の代理店およびブランドの意思決定者

出典:emarketer.com

コロナウイルスの影響により、第2四半期(7月〜9月)とと下半期(10月〜3月)の広告費は、第2四半期は70%が予算を減らし、下期にもすでに広告費を減らす予定という企業が25%となっています。

では具体的にどのようなマーケティング施策を取りやめているのでしょうか。

コロナウイルスにより企業が調整したマーケティング施策

  • キャンペーンの抑制:49%
  • 広告メディアの変更または予算の変更:48%
  • キャンペーンの中止:45%

まずは販促キャンペーンを抑制しているというマーケティング担当者が49%となり、これは展示会をはじめとしたキャンペーンを中止ではなく抑制しているという割合です。

この情勢では規模の大きなキャンペーンを実施すること自体が、企業のイメージダウンにつながってしまいます。

人が集まるようなイベントやセミナー、展示会などを抑制し、オンラインやライブ配信に切り替えている企業が多い現状です。

コロナウイルスで中止になったビジネス系イベントの3つの対策【BtoB担当者向け】」でご紹介しているように、アメリカでの中止になったイベントの直接的な経済損失は、5億ドル(505億円)ともいわれており、多くのBtoB企業のビジネスチャンスが失われています。

  • Google Cloud Next 2020
  • Adobe Summit
  • Facebook F8 2020

このような有名企業のイベントも、コロナウイルスの感染拡大を抑えるために、リアルイベントからライブ配信に切り替えて実施をする予定です。

練馬聡一
練馬聡一
オンラインで行えるようなマーケティング施策も推進していきましょう!

最も影響があるメディアは屋外広告、地上波とラジオ広告

特に2020年最も広告費に影響があるメディアとしては、屋外広告や地上波、ラジオ広告が減ると予測されています。

2020年3月末日では、東京都も外出を控えるように訴えていますし、伊勢丹を始めとした百貨店やショッピングビルも、ついに土日祝日は営業停止となりました。

関連記事:コロナウイルスの影響で店舗休業したブランド一覧 ルイ・ヴィトンやナイキなど

当然外出する人が少なくなるので、屋外広告の需要は低く、人の目に触れないということもあり、最も広告費が減少するメデイアと言われています。

オリンピックの影響で回復すると思われていた地上波テレビへの広告も、オリンピックの延期により減少してしまうでしょう。

コロナウイルスの影響で企業の広告費は減少しない理由」で解説したのですが、オリンピックが延期になることにより減少は間違いないものになるでしょう。

練馬聡一
練馬聡一
オリンピックが延期しなければ前年は超えるとお伝えしましたが、延期になると減少は確実ですね。

第2四半期(7月~9月)が最もマーケティング予算に影響

第2四半期が最も広告費を減らす予定

出典:emarketer.com

アメリカの広告代理店やおよびマーケティングの専門家による広告費削減のタイミングとしては、2020年7月〜9月の第2四半期に、最も広告費を削減すると答えています。

オリンピックが行われる予定だった7月に、広告費を投下する予定でしたが、多くの企業が広告をストップする方向で考えています。

練馬聡一
練馬聡一
もう今年の広告市場は壊滅的かもしれませんね。

収束後の新しい施策を考案しよう

ここまでご覧いただきありがとうございます。

新型コロナウイルスも世界的に広がり、収束の目処が立っていない状態ですが、ついに東京オリンピックの1年延期が決定となりました。

2020年に東京オリンピックが予定通り今年開催されれば、世界の広告費は前年比7%増加の6917億ドル(73兆4803億)になると予測されていました。

ですが東京オリンピックが延期になったことで、各企業は第2四半期における広告やキャンペーンを中心としたマーケティング予算の見直しにかかっています。

企業はぜひこのタイミングでマーケティングを見直し、新規顧客よりも既存顧客に対してよりアプローチを行い、なんとか2020年の売上を維持することを目指していきましょう。